今年の梅雨明けは早くて、待ち受けていたのは猛暑(>_<)
毎日寝苦しい夜が続いています。
そんな中、こないだの連休は山陰方面へツーリング。
目的地は5年ぶりとなる「出雲大社」。
比較的山陰方面のツーリングは行ってるのですが、こんな猛暑の中、
山陰方面へ向かうのは10年ぶり(記事はこちら)。
あの時もちょうど海の日の連休を利用しての山陰・鳥取県へのツーリング。
あの時以来、8月よりこの梅雨明け1週間後が1年の中でも一番暑いと
自分では思ってるのですが、懲りもせず、行ってきました。
1日目 7月15日
ルート:自宅(奈良・橿原)⇒柏原IC⇒(西名阪道・近畿道・中国道)
⇒三次東IC⇒(県道434・R54・県道40)⇒三瓶山
⇒(県道30)⇒太田市⇒(R9・くにびき海岸道路・R9)⇒出雲市
出雲ロイヤルホテル泊
距離:481km
今回のツーリングの1週間前に西日本豪雨災害が起き、
今年のGWに行った広島県内をはじめ、岡山県内、愛媛県内と
かなり広範囲の地域で被害のニュースが流れた。
今回の目的地は山陰の出雲なので、
当初考えていたこのルートをどうするか、寄り道せずに進もうか悩んだけど、
少なくとも通ろうとしていた道路の通行止めは無いみたいだし、
恐らく観光客が少なくなっている
地域に行くのも一つの手助けと考えて、
当初のルートを取ることにした。
新名神開通で宝塚TN渋滞は5kmほど。
これくらいなら楽勝なんだけど、非常に暑い
久々の中国道。
走りなれた山陽道と比べるとカーブが多くて、アップダウンも激しい。
今回、猛暑日に走って分かったのは、
トンネルがほとんど無いから、"涼"が取れない
これが山陽道とは決定的な違いだなと今回改めて思った次第。
予めポカリを水筒に入れて持っていたけど、大正解!
直射日光を浴びて走るバイクは予想以上に体力消耗戦。
休み毎にポカリで水分補給で体力回復を図る。
3年前に中国道を走った時にも気付いたけど(記事はこちら)、
山陽道がメイン(?)になった今、中国道は完全にローカルになった。
片側対向1車線にして工事が行われている区間が今回もあった。
SAやPAの施設も山陽道に比べてば簡素で、
かつての賑わいがないように感じる。
三次東IC降りる手前の七塚原SAで昼食。
メニューを見てたら「激辛やきそば」何とか何とかいうのが目立っていたけど、
よく見ればその横に「広島塩レモンやきそば」というのがあり、
あっさり風味でよさそうと思い注文。
アツアツ出来たての鉄板はまだ音を立てていて、
以前のSAのメニューには無い演出にビックリする。
味もレモン風味でなかなか美味しい。
後で調べたら「ひろしま給食100万食プロジェクト」参加メニューだそうで、
野菜もたくさん盛られていて、なかなか健康にも良さそう(^。^)
三次東ICでは松江道が災害通行止めになっているとガードマンが案内していた。
初めて訪れた三次市内は、普段の生活が行われているように感じたが、
土砂崩れで倒壊した家屋や河川敷に復旧用なのか作業車両も見かけ、
改めて甚大な災害だったんだなと思った。
ツーリングマップルの通り、バイパス風の県道を進んでいたら、
突如、昔の街並みが残る狭い道に入り
「江戸・大正期の町屋が数多く残る」と書いてあった。
中国道を走っていた時から気付いていたが、
オレンジ色の瓦の家屋もよく見かけた。
山口県でよく見かけるけど、この地方でも一般的なんだな。
写真は撮れなかったけど、そのオレンジ色の瓦葺きの
古いマツダの販売店があった。
高速道路から一歩降りるだけで、地方独特の景色が見れるのはいい。
ツーリングマップルでルートを計画してる時に
「三瓶山」という地名に興味を持った。
「さんべ」とは以前、広島と山陰を結んでいた急行列車の名前で、
この山の名前がルーツになっていたんだな。
変わった名前の列車だと思っていたけど、この歳にして初めて知った。
相変わらず猛暑の中、山間部へ向かう。
↑の写真、「東三瓶フラワーバレー」という所で撮ったけど、
名前の由来になっていると思われるお花畑はなく、
遮るものがないから気分がもうろうとしてきた
これなら、バイクに乗って風を浴びている方がまだマシ。
まぁここから先は三瓶山に向けて急勾配になり、
少し気温が下がったのが唯一の救い。
こんな暑いのに入るのと思われそうだけど、
少し時間が余っていたので、三瓶温泉「志学薬師 鶴の湯」へ!
いかにも地元密着の温泉っていった感じの佇まい。
「源泉かけ流し」って書いてあるし、
いいじゃないですかと思って入ると
無人で自販機で入浴料を払って
出てきた入浴券をカウンター上の料金箱へ入れるだけ…
きちんと監視カメラがある当たり、現代的なんだけど、
地元の人とのふれあいを予想していただけに、
少々拍子抜け。
さすがにこんなに猛暑日だと先客はおらず貸し切り状態(^。^)
内湯が一つあるだけのレトロ感たっぷりな温泉。
鉄分たっぷりでタオルを浸けると茶褐色に染まる。
さすがに長湯は熱くて無理だったけど、汗を流すのにはちょうどいい。
お風呂からあがると休憩室にはレトロなブラウン管テレビが!
この形のテレビ、アラフォー世代以上の方には懐かしいですね。
さすがにデジタルの時代、映らないだろうけど、
チャンネル選択もダイヤル式で、昔自宅にもあったな。
建物の前には多くの風鈴が付けられていて、
涼しい音色を奏でていた。
通りがかりの近所のおばあさんが「暑いですね~」と声をかけてくれた。
やっぱりこの地方でもこの暑さ、尋常ではないみたい。
温泉の後は三瓶山一周ツーリング。
さらに標高が上がり、ようやく車載の温度計が30℃を切った。
少し涼しく感じる。
途中、「さんべバーガー」というご当地グルメ(?)のお店が繁盛していたが、
中途半端な時間だったのでパス。
人気店のようなので、次回来た時は寄ってみたいと思う。
↑の「国引きの丘」は出雲の国と石見の国を稜線で分けている丘だそうで、
その向こうに見えるのが”日本海”
この時期の日本海は穏やかで、真っ青な色が気持ちいい。
県道30号を下って、日本海を目指す。
途中、世界遺産の「石見銀山」への標識が見られた。
「石見銀山」と聞けば随分と遠いイメージがあったけど、
ここからだと20kmほどらしい。
以前から行きたいと思っていた場所なので、
また機会があれば行ってみたいと思う。
R9に入り、宿のある出雲市を目指す。
たまたま立ち寄った「道の駅多伎」は目の前にビーチが広がっていた。
海水浴客で混雑していたけど、ここからの景色は絶景!
高台に道の駅があり、日本海を見下ろす景色がまたいい!
ここから宿までグーグルマップで所要時間を調べたら、
R9で行くのも海岸線沿いに行くのもほぼ同時間!
それなら海岸線沿いに行く方がいいでしょということで、
「くにびき海岸道路」を走って宿へ向かう。
日本海側だからか少し気温が下がって、
夕暮れ時のシーサイドランは気持ちが良かった。
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