すっかり涼しくなってきましたね。10月ももう半ば。季節外れの台風が近づいているということで、今年は10月に入って3個目の台風・・・今回の台風も非常に大きいとのことで、是非とも進路から逸れて被害がないよう願いたいものです。さて、今日は9月に行った信州ツーリングの2日目。そういや気候は、今の感じに似ていました。2日目は写真だけ先に紹介しましたが、2箇所のトレッキングも含め、なかなか充実した日でした。
9月23日 2日目
ルート:蓼科⇒蓼科ロープウェイ(坪庭トレッキング)⇒(R299他)⇒麦草峠(白駒池トレッキング)⇒(R299・エコーライン)⇒諏訪南IC⇒(中央道・東海北陸環状道・伊勢湾岸道・東名阪道・名阪国道)⇒針IC⇒自宅
走行距離:440km
朝、朝食を食べていたら、テラスに「リス」が現れて宿泊者の皆さんの一躍人気者に。「リス」なんて久しぶりに見た。いろんな種類のパンをいただき、出発の準備をしていたら、オーナーさんが今日のコースについて聞いてこられ、色々アドバイスをいただいた。しかも目標物まで書いた手書きの地図を用意していただき、心温まる思い。やっぱり地元のおススメポイントって地元の人に聞くのが一番だと思う。出発は皆さんに見送られて出発。目立つバイクだから皆さんも興味津々。下手にエンストなんかしないように慎重に出発!
ペンションから北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅まではすぐ。ロープウェイの乗り場にしてはかなりお洒落で係員も英国調(?)かどこか分からないけど、ヨーロッパ風の制服で出迎えてくれる。後で聞いた話によると蓼科って高級別荘地だそうで、こんな演出になっているのかな?ロープウェイは通常20分間隔で山麓駅から山頂駅まで約7分で結ぶ。天気は悪くないけど、八ヶ岳の山々は霧がかかっていて残念。山頂の標高は美ヶ原よりも高い2,237m。かなり涼しい。ここから1周30分+αのトレッキングを楽しむことにする。
坪庭は広さ33万㎡。こんな標高の高いところに溶岩むき出しの光景が広がる。割と高低差があるけど、ボクみたいなトレッキング初心者でも無理なく楽しめる。
今朝、ペンションのオーナーさんから「時計周りに回ったら分岐が1つあるから、そこから5分ほど歩いたところにある山小屋から見る景色もなかなかいい」とアドバイスをいただいたので、そこへも行ってみる。それまでの整備されたコースから離れて↑のような板2枚置かれただけの簡素なコースを進んでいくと、パッと景色が広がるポイントに出た。
どこか昭和を感じさせる大きな三角屋根の山小屋の前に広がる景色。溶岩むき出しの無骨な景色が広がっていた坪庭とは違い、時間が止まったような景色が広がっていた。
山頂駅に戻ってきたら、到着時(左の写真)は視界が良かったのに、右の写真のように霧がかかって視界がほとんど効かない景色になっていた。ホンと山の天気って変わりやすいなぁと思った次第。今回は半袖で行ったけど、山歩きは1枚上に羽織る服があった方がいいなぁと思う。
帰りのロープウェイは前に立つことができた。下に降りるにつれて霧が取れて視界が効くようになった。冬場はスキー場になるようでリフトも見える。こんな標高の高いスキー場なら雪質もよさそう。そういや昨日泊まったペンションには冬の林間スキーの写真が飾ってあったから、冬場も楽しめるところだと思う。
↑坪庭トレッキングの写真です。再生マークをクリックするとアルバムの再生が始まります。
山麓駅で昼食を済ませ、最初の予定では帰る予定だったけど、ペンションのオーナーさんから時間があるならいっておいでというスポットに行ってみる。まぁそのスポットは入口は何回か通っているけど、行ったことはない。GTは蓼科の別荘地を抜けてR299に入る。
R299ってこんなにカーブが多かったんだと思いながら標高を上げる。R299の頂上、「麦草峠」は日本の国道で2番目に高いところ(標高2,127m)。「渋峠」の次に高いんだけど、「渋峠」と違って視界が広がらないから、これまでは素通りしていた。この峠を超えてすぐのところに次のトレッキング、「白駒池」の駐車場がある。
入口から徒歩15分ほどで池があるという。森の中を歩く。ここも下界とは違って少し霧が出ていて、気温も低い。確かGTの温度計は10℃ちょっとだった。森の中は上の写真のような苔が生えているような場所もあって、視界の広かった「坪庭」トレッキングとはまた違ったコースだった。
「白駒池」が見えてきた。池のたもとまで歩いていけそうだったので、行ってみる。
「白駒池」は非常に美しい池だった。「坪庭」では八ヶ岳の山々の霧が残念だったけど、ここでは次々と霧がかかっては水面を移動し、ドラマチック。しばしたもとで腰をかけてその光景を眺める。霧は10分ほどで取れ、その後薄日が差すのだけど、それまで色々な表情を見ることができて、ラッキーだった。ツーリングマップルには「原生林にただずむ秘池」と書いてあるけど、ホントにその通り。こんなところでのんびりできたのが、今回のツーリングで一番の収穫となった。
「白駒池」は東側を先に歩き、西側を後で歩く。西側に来た時は霧が取れて、青空も少し出ていた。快晴の景色もさぞかし素晴らしいんだろうなと思う。
↑白駒池の写真です。再生マークをクリックすると写真の再生が始まります。
「白駒池」を後にして、来た道を諏訪方面へ戻る。ペンションのオーナーさんに教えてもらった最後のスポット、「八ヶ岳エコーライン」を走りに行く。
麓まで降りてきたら、稲が実る季節になってきた。GTの温度計も20℃を超え、季節が前に戻ったみたい。信州ってちょっと標高を上がるだけで気温が大きく変わる。
「八ヶ岳エコーライン」に入ると青空が広がっていた。広大な稲作地帯の中を1本の道が走る。残念ながら八ヶ岳連峰は霧の中だけど、気持ちのいいストレートが今年の信州ツーリングの最後を締めくくってくれた。本日のコースを地図を書いてまでアドバイスしていただいた、ペンション歩絵夢のオーナーさんに感謝したい。
今回は諏訪南ICから中央道に乗る。
今まで諏訪ICを起点に信州ツーリングを組んでいたけど、諏訪ICから一つ東京寄りの諏訪南ICの方が信州らしい景色は近いみたい。K1200GTでのツーリングも無事終了。もう7年経つバイクなのに、行く先々で「新車ですか?」って声をかけられるのは前のオーナーS君が丁寧に乗っていたから。GWの出雲、今回の信州を走って、ようやく慣れてきたかな。まぁGSと同じ感覚で林道走ってたら、今回みたいに大変な目に合うけど、シート高が低いのが乗りやすさに繋がってます。最近、ハマってきた「トレッキング」。本格的なものと比べればまだまだだけど、「ツーリング&トレッキング」で今まで走ったことのあるルートでも変化を持たせてみたいですね。最近仕事が忙しくて、なかなかツーリングに出かけられないけど、年内あと1回くらいは長距離ツーリング行ってみたいものです。