out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

烏帽子岳再び #1

2018-02-01 09:58:47 | 山登り in 長野県エリア

2017年1月29日(月)
湯ノ丸山から草津方面

 昨年は新雪、直登に阻まれ途中撤退した烏帽子岳。 今年は登ってみたいなぁ、という気持ちでいました。 大雪も降ってきっと木々も白くなり、この週末はたくさんの人が登っただろう、と思ったのですが、日曜日は天気悪く、あまり人が入らなかったかな?

 仕事で土~日曜日は出られず、月曜日がオフ。 幸い天気予報も月曜日が良さそうなので「今回はまず烏帽子岳に登るぞ~。体力に余裕があったら湯ノ丸山に登ってみよう~!」という気持ちで出発。 八風山トンネルを越え、浅間山と外輪山辺りは良く見えていたのですが、その先高峰高原から先の山上部はなぜか雲に覆われ。。。
 「あれ。 黒斑にした方が良かった?」と思うものの、地蔵峠に向かう。

 7時半過ぎに到着するもあまりの曇天に歩きだす気になれず、のんびり支度をする。 ゆっくり支度をしているうちに回復してくるかも、という気持ちもあって。


桟敷山は陽が当たり背後は青空なんである。


湯ノ丸山と篭ノ登山付近だけがお天気悪いような感じで。。。


8時過ぎ、歩いているうちにお天気になるかも、という気持ちで出発しました。
が、キャンプ場から見える湯の丸山は上 2/3 が雲の中という感じ。
この様子じゃ烏帽子岳はすっかり雲の中で、今日はもう無理なのかも、という気持ちになり、
先に湯の丸山に登り、天気が回復して山頂から烏帽子岳が見えたらに登ろう、と思いました。


鐘分岐。 あちらの方は青空なのになぁ~。


ウサギさんが走って行った先は鉛色の空。


けれど鐘分岐を越え少し登ってゆくと、湯ノ丸山の斜面がそこそこ見えてきた。
日が当たらずグレーだけど、木々は白く美しい!
まぁ、山頂まで行かなくても白い木々だけを撮って終わりにしても良いか、という気持ちになっていた。


こういう小さなものも撮ったりして。


八ヶ岳も良く見えているのになぁ。 実は左端に富士山も見えているのです。
けれど登り始めると、前夜の寝不足がたたってか、身体が重く登りが非常につらい。

この辺で、「本当に山頂まで行かなくていいや。 白い木々や、霧氷のついた植物などを撮って、適当な所で帰ろう。」
「烏帽子岳なんか今日はムリだわ。」という気持ちになっていました。


木々は霧氷で美しく、青空の方向をバックに撮ればそれなりにいい感じ。
これだけで十分な気持ちでいました。


振り返ると篭ノ登山は徐々に姿を現し始めていました。


霧氷の木々を撮るにも、雲の合間の陽射しを待ったり、青空の出方を見て撮ったりしていると結構時間がかかります。


なので、こういう小さなものを撮りながらゆっくり進むとなお更時間がかかります。











調子悪さと日差し待ちなどでダラダラ進んでいるのですが、時間を掛ければそれなりに登っているものです。


「きれい~!」と思っているうちに自然と標高が上がっているのはいいものです。


「お~、寒い。」と外套を羽織ってたたずむ人々のよう。


白い木々越しに草津方面の山々がきれい。


桟敷山の向こうに随分と白い山々が見えてきた。


「わ~、霧氷のトンネルだ~。」と潜り抜けてゆくと。。。


あら。 もう木々の少ない所まで登ってきた。 それに山頂方面、随分と青空


あ~! あの木だ! もうあの先が山頂です。


白い木々と、北峰と、草津の方の山々を眺め。。。


「あ~、いい景色~!」と堪能し、振り返り進むと。。。


うわぁぁ~! 烏帽子岳がすっかり見えているじゃないか!
もう今日はムリだと思っていたのでここまで来るのに時間を掛けすぎたし、どうする!?


湯ノ丸山山頂到着。 10:30ごろ。 さて、どうする?

あの白くて美しい烏帽子岳を見たら、やっぱり行くよね~。(^^;) つづく。



黄葉輝く木曽駒ケ岳 #5

2017-10-11 22:35:33 | 山登り in 長野県エリア

2017年10月1日(日)
濃ヶ池(のうがいけ)からカール地形を見上げる
「濃ヶ池(標高2650m)は氷河時代に作られた氷河圏谷底湖。濃ヶ池カールのカール底に水がたまったものです。」



空には薄雲が張ってしまいましたが、お昼ご飯を食べていると。。。
ふたたび青空が見え始めました!


黄葉も少しずつ鮮やかさを取り戻してゆきます。





いつまでも眺めていたい景色ですが、そろそろ戻ります。


池沿いをグルッと歩き、対岸へ。


池から流れ出る水が幾筋も見られます。


そのような水筋の中を歩いて小さな森を抜けると。。。


ここもまた圧巻でした。





美しく彩られたカールの中腹を歩いて戻ります。


左に見える斜面が伊那前岳の斜面で、その上部稜線、右の方が乗越浄土になります。


こんな岩山の上部の方なのに、水が豊富でザーザーと流れている場所もあります。
写真左の谷底は、川になってドードーと流れています。
そういう地質のせいか、お花がいっぱいだったろうなぁ、と思われる葉っぱもたくさん見られました。


photo by トレッキングさん
岩が落ちてきそうな沢を恐々越えてゆきます。


垂直に切り立つ斜面を登りきるように、ハシゴも出てきました。


ようやく天狗荘の赤い屋根が見えてきました。


が、このカールを登るころには結構ヘトヘトになっていたわたし。


つづら折りに登ってゆくのですが、歩いても歩いてもなかなか到着しない感じで。
ここにきて疲れが出てしまったのは、夜、朝、撮影で頑張りすぎたせいか。
調子が良いと思い高山病の薬を飲まなかったせいなのか。

それでも宝剣山荘に到着すると「やった~!」という気持ちでいっぱいでした。
充実した二日間は終わりに近づいていますが、この後荷物を整理して、
千畳敷カールを下らなければなりません。まだ気は抜けません。


 午後1時過ぎ頃だったでしょうか、全ての荷物を背負って、まだたくさんの人が登ってくる千畳敷カールを下山しました。 登ってくる人も多いですが、下りてゆく人もたくさんいます。 登る人も、下りる人もみんな帰りのロープウェイの大混雑、待ち時間大なことはわかっているので、なんとなく急ぎ足。

 ロープウェイ乗り場で整理券をもらったのが午後2時すぎ。 ロープウェイに乗れるのは3時間待ちの午後5時すぎ。 気力、体力があれば3時間も時間があるのですからさらに千畳敷内をウロウロ紅葉見物をしていればよかったのですが、わたしはへたり込んで座ってひと眠りしていました。 トレッキングさん、またまたごめんなさいね。
 けれど時間以上に待たされることはなく、ロープウェイに乗れたときには一安心。 その後しらび平から菅の台バスセンターまでのバスは既に登りがないので臨戦態勢。 さっと乗れて、スキー場Pへも待ち時間なしで接続。

 「あ~、終わったね~。 大変なこともあったけど、素晴らしい黄葉でしたね~。 楽しかったね~。」とトレッキングさんと話しながらお風呂に向かいます。 「同じだけの人がお風呂にも行くだろうから、洗い場3時間待ちだったらどうする!?」なんて言いながら向かったのは「こぶしの湯」。 
 あれだけの人はどこへ行ってしまったのか、というほど空いていて、温泉は広い露天風呂もありとても気持ちよく汗を流してきました~!
 午後8時ごろ、お風呂を出て高速道路へ向かう道すがら、高い山の中腹にはまだこうこうと輝く施設の光が見えました。 おそらくしらび平か千畳敷駅の光でしょう。 この日の最終はいったい何時だったのでしょうか。

 ロープウェイ3時間待ち。 今思えば「大変な中行ってきたな~。」と思いますが、当日はようやく行けた木曽駒ケ岳、そしてちょうど見ごろの黄葉に、もう興奮しかありませんでした。 今でも良い思い出ばかりがよみがえります。 ロープウェイの待ち時間を除けば、これだけ良い条件(天気、黄葉、夕焼け、星空、朝焼け)のそろった山行はそうそうないだろうと思います。
 またお花の時期にも行ってみたい、夏の盛りの天の川も撮ってみたいなぁ、ともう思っています。
 今さらですが、素晴らしい中央アルプスデビューとなりました! 今回もトレッキングさん、ありがとうございました。m(_ _)m

黄葉輝く木曽駒ケ岳 #4

2017-10-09 21:32:33 | 山登り in 長野県エリア

2017年10月1日(日)
馬ノ背より濃ヶ池を見下ろす



photo by トレッキングさん
木曽駒ケ岳山頂を楽しんだ後は、将棊頭山(しょうぎがしらやま)方面に向かう馬ノ背を歩き、
途中稜線を下り、濃ヶ池へと向かいます。


稜線上、斜面は岩が多いですが、平坦な所は岩が少なく草紅葉も見られます。
チングルマ、ウラシマツツジ、イワウメなどが真っ赤に紅葉しています。


この稜線上を行きますが、ちょうど中間の一番低い辺りが濃ヶ池へ下る分岐だと思います。





振り返り中岳と木曽駒ケ岳。
間の鞍部には駒ケ岳頂上山荘が見えます。
ピーカンだった青空にも少しづつ雲が見え始めました。


風景や黄葉、草紅葉など眺めながら歩いていると、


濃ヶ池が眼下に望める岩場に来ました!
矢印が示す通り、ここはトレイル上ですよ。


photo by トレッキングさん
黄葉を間近に見ながら濃ヶ池に行けるようです。





薄曇りになってきましたが、まだ北アルプスも望めます。


御嶽山手前に見える岸壁もすっかりとすそ野まで姿を現しました。
こちらの紅葉もきれいです。


濃ヶ池がわの岩壁が良く見えるようになってきました。
良い色合いです。


もう少し行くと、濃ヶ池からその後戻る宝剣山荘の立つ乗越浄土までが一望です。
登りが大変そうだなぁ~!(^^;


そして濃ヶ池分岐まで来ました。
ここからグングン下ります。


馬ノ背上部の方のカンバは既に茶色くなったり、葉を落としたりしたものも多かったのですが、
池に近づくにつれ、鮮やかになってゆきます。


そして、水辺が見えてきました!


濃ヶ池到着です! 美しい~!(10:52)


けど、薄雲が張ってしまい青空がなくなった。
日差しも弱くなり、せっかくの黄葉なのに写真では鮮やかさがいまいち。。。

けれど、今まで充分美しい景色を見せてもらいました。
肉眼ではここも充分美しいです。
お昼ご飯を食べながら、そそり立つ岩壁の黄葉、紅葉、それを映す水辺を楽しみましょう。 つづく。



黄葉輝く木曽駒ケ岳 #3

2017-10-06 22:32:47 | 山登り in 長野県エリア

2017年10月1日(日)
宝剣岳麓から望む日の出

 ロープウェイの混雑などあったものの、余裕のある計画と素晴らしいお天気に味方され、9月30日は無事宿泊の天狗荘に到着。 千畳敷カールの美しい黄葉を眺めながらの登山、山荘に荷物を預け宝剣岳へひと登り。 夕方の景色と、夜の星空を思う存分に撮影し、起きた翌朝は10月1日。 10月初日の素晴らしい朝日を山頂で迎える。 感無量。


4:44
朝、目覚まし時計は午前4時にセット。 無事に起きられましたが、もうこの時期4時半に外に出ても真っ暗。
意図せずまたも星景を撮る。 宝剣岳の上にオリオン座。


4:49
ほんの数分で東の空に紅みが射してきました。 それでもまだ星は映る。
伊那前岳にもだれか登っている。

山荘での朝食が5時からなのでここでいったん撤退。
日の出時刻は5時43分なので、急いで食べてまたここに戻るつもり。


5:26
間に合いました~。(*^^)v
急いで食べたので、朝食の写メは撮り忘れ。

伊那前岳の右奥、先が少しとがった山が甲斐駒ヶ岳。
朝陽はその辺から出るらしい。


山際の紅みが一層濃くなってきた。
甲斐駒ヶ岳、こちら側から見るとどっしりとしているなぁ。
中央奥に見えるのは金峰山など奥秩父の山らしい。


伊那前岳左には八ヶ岳とその左に浅間山。
伊那前岳手前、人がいる所が乗越浄土、ちょうど千畳敷カールから登ってたどり着くあたり。





山際の紅みがさらに輝きを増し。。。


5:42
甲斐駒ヶ岳の肩から昇る朝陽を木曽駒ケ岳から望む。


御嶽山もモルゲンロートに染まる。


photo by トレッキングさん


良い朝でした。

さて、この日は宿泊や三脚などの荷物は山荘に残して、
中岳~木曽駒ケ岳山頂に至り、馬の背を歩いて濃ヶ池の方まで周回で散策です!


7:10
それでは、レッツらゴ~!!


浅間山、八ヶ岳


奥秩父、南アルプス、赤石山脈、富士山! 良い眺め~!
と思っているうちに、


ひと登りで中岳山頂。


振り返ると、中央青い屋根が宝剣山荘、赤い屋根が天狗荘。
左のピークが伊那前岳。 右のゴツゴツが宝剣岳。


向かう先、いったん下りて登り切れば木曽駒ケ岳。
こちらも大した登りではありません。 申し訳ないくらい。
テントサイトと共に見られるのが頂上山荘。


木曽駒ケ岳山頂への登り。 急登ですので、気を付けて。


途中見えるのが頂上木曽小屋。
そして御嶽山もすそ野まで広々と。


8:04
そして木曽駒ケ岳山頂到着!


自分的最高峰、白馬岳 2,932m を 24m更新!


photo by トレッキングさん


トレッキングさん、ありがとう~!\(^o^)/


山頂まで来てようやく拝めるのが北アルプスの山々。
奥左端が乗鞍岳、中央が穂高連邦、槍ヶ岳など。 その後方に白馬の山々。 右に戸隠方面の山々。


左、笠ヶ岳から中央穂高連邦、槍ヶ岳、その右にちらっと剱岳も見えているみたい。 右奥に白馬の山々。


浅間山、八ヶ岳方面。
この後、手前の稜線をずっと歩いてゆきます。


左奥に奥秩父の山々。 中央とんがりが甲斐駒ヶ岳。 その右に千丈ヶ岳、北岳。


中岳の向こうに赤石山脈。


宝剣岳の右奥、左のピークが空木岳、その奥のピークが南駒ケ岳。


御嶽山と乗鞍岳。

で、止まった画像よりはグルッと見渡す動画が良いでしょうか。

木曽駒ケ岳からの展望


山頂で十分景色を眺め、休憩したら馬の背に繰り出します!


黄葉輝く木曽駒ケ岳 #2

2017-10-04 23:35:56 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月30日(土)
宝剣岳と夜空

少々大変な思いもしましたが、美しい千畳敷カールを登り、天狗山荘にチェックイン。 夕飯前の時間いっぱいまで宝剣岳を登ってみます。



歩いてゆくとまず目につく特徴のある岩が天狗岩。
天狗というより「クエックエックエ~♪」という感じですが。w


さて、どこまで登れるでしょう。
最初は平坦な感じでも。。。


だんだん登りが。。。


だんだん登りが。。。(^o^;


けれど振り返ると御嶽山と乗鞍岳が。


空木岳に続く稜線も美しいです。
時間を気にしながら登りましたが、


何とか4時半ごろに山頂に到着!


細長い岩が積み上げられたような山頂にしがみつき、景色を眺めたらもう満足。
慎重に下山します。


午後5時からの夕食は、天狗荘の宿泊者もみんな宝剣山荘でいただきます。
ちなみに、宿泊受付も朝食もこちらです。
メインディッシュはメンチカツ。 煮物他もみんな美味しかったですよ~!
宝剣山荘標高は 2,870m で白馬山荘の 2,832m より高いのです。
けど今回も順調に過ごせました~。

食後、ストーブのついた暖かい大広間でゆっくりしていると5時半過ぎに空が紅みを増してきました。


カメラを持って、もう一度御嶽山の見える辺りまで宝剣岳を登ります。


5:38 雲の中に沈んでゆく夕日。


お月様が高くなってきました。
部屋に戻ります。
特別に冷えることも、風が強いこともなく、良いコンディションで撮影できましたが、
やはり長時間外にいるとかなり寒くなる気温です。

再びストーブの部屋で暖まりながらおしゃべりをしたり、荷物整理をしていると
外はすっかり暗くなりました。
なんとなく寒くてもう外に出るのはイヤだな。。。という気がしましたが、
せっかく三脚も持ってきたので、星が出ているかどうかだけ確認に行きました。
月も大きいですし、街の明かりもあるので星はどれだけ見えるか。。。と思っていましたが、
案外たくさんの星が見えています。

ならば一時間だけ撮りましょうか、と暖かい服装にして外に立ちます。


中岳の向こうに北斗七星が見えたので撮ったショットが割と良くて。。。
結局あちこち撮りました。





月の右、うっすらと見えるのは天の川でしょうか。
月が出ていても、街の明かりがあっても結構撮れるものでした。
標高3,000m近く、がなせる業でしょうか。
とても満足な思いと、翌朝の景色にも期待しつつ、布団に入りました。



黄葉輝く木曽駒ケ岳 #1

2017-10-04 10:18:31 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月30日(土)
中央アルプス 千畳敷カール

 昨年の今頃、yukoさんとトレッキングさんが秋の木曽駒ケ岳へ登られました。 私はというと、仕事の研修が泊りで入っており行けず。 それ以前のトレッキングさんのレポで十分に美しい景色は拝見していましたから、「行ってみたかったなぁ。」という思いは募っていました。
 今年夏も天気さえ良ければ行ってみたい候補地には上がっていたのですが、何しろ毎週の雨。 「是非紅葉には!」と考えていましたが、天候やみんなの都合が合うのか。。。

 近づく紅葉見ごろの週末に最後まで天気や予定をチェックして、本決まりになったのがわずか3日前の夜? ギリギリで yukoさんが行けなくなったのは本当に残念でしたが、またの機会を待っています。 今回はトレッキングさん、私の二人で行ってきました。 色々ビックリすることが起きましたが、天候にも恵まれ、充実した2日間となりました!


 中央道駒ケ根ICを下り、菅の台バスセンターに到着したのは午前9時前。 バスセンターの駐車場は既に満車で、誘導に従い着いた駐車場は駒ケ根高原スキー場。 相当な数の車が入っているようです。 駐車場からバスセンターまではシャトルバスサービスがありました。 ロープウェイしらび平駅までのバスチケット&ロープウェイチケット(往復¥3,900-)を購入しようと上写真の窓口に行くと。。。なんと「上りロープウェイ待ち時間2時間30分」の表示!
 事前にロープウェイの運行状況はチェックしようとしたのですが、「中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ」サイトのどこに当日運行状況があるのかわからず。。。今ようやくわかりましたが、モバイル版の場合、サイト上部の時計マークをクリックで見られました。(^-^;

 まぁ、この日は山荘宿泊ですから夕方までに着けばいいわけだし。。。で、もちろんしらび平駅に向かいます。 幸いチケット売り場は並んでいませんが、バスに乗るのに40分ほど並び。。。


10:10ごろ、ようやくバスに乗れました~!\(^o^)/
全員席についての出発となります。
一般車両が入れない林道を大型バスがグイグイと登ってゆきます。
バス幅ギリギリほどのワインディングロード、つぎつぎとやってくる乗客をフル回転でしらび平駅に輸送するバスは、
無線で居場所を確認し合いながら、素晴らしいタイミングで路側帯に待機し、交互通行します。
これはもう神業!、と思った。w
そんなほれぼれする運転後、着いたしらび平駅は。。。


こんな感じ~!w (10:45)
そもそも2時間半待ちと言われているのですから本望です。
乗客は整理券をもらい、何時にロープウェイに乗れるのか予めわかります。
ロープウェイは通常より少し速度を上げて運転しているようで、早めに乗れる予定だということも告げられました。
にしても、私たちが乗れる予定時刻は 13:14(だっけ?)

この日はおそらく今年一番の混雑ぶり、というお話でしたが、
ここまでの各所案内、サービス等はまったくイラつくことなくサクサクこなしてくれました。

みんなのようにアスファルトに座り込み、朝も早かったのでザックを枕にひと眠り。
ポカポカ暖かくて良かった~。
その後売店で売っている暖かいお蕎麦など食べて昼ご飯。
ここから30分ほど歩いて見に行ける滝へのトレイルに向かう人もいたようです。


朝方雲が多かった空も、予報通り12時ごろになると快晴になりました!


山の高い所には素晴らしい黄葉も見えます!
みんな「今頃あそこにいる予定だったのに~!」と。w


呼び出し番号の案内を受け、ロープウェイ乗り場に並びます。
2時間半待って乗れる私たちのロープウェイがやって来ました~!w
標高 1,662m から一気に 2,612m へ!


ロープウェイは満員でちょうど真ん中に立ってしまったため景色は見えませんでしたが、
千畳敷駅に到着後、麓を振り返るとこの景色!
左奥に頭を出した富士山、そこから右に塩見岳、悪沢岳、荒川中岳、赤石岳、聖岳、とパンフレット通りの山並み!

今回私は初中央アルプスなので、諏訪湖より先から見る景色は初めてです!
赤石山脈の反対側から望む景色は新鮮でした!


まずは駒ケ岳神社にお参りし、登山の安全祈願。


そしてしばし撮影タイム~!
いやぁ~! きれいだぁ~!!\(^o^)/

標高 2,612m から見るカールは約2万年前の氷河が岩肌を削り取って作った地形です。
平坦なカール底、急峻な裸岩壁からなるカール壁、は典型的なカール地形なのだそうです。
このカール底が千畳もの広さ!、ということで千畳敷カールと呼ばれているわけですね。


もう一度麓方面を振り返ると、駒ケ根市の街並みの向こうに立ち並ぶ赤石山脈の山々。
富士山より左方面は、富士山に近い山から、農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、となります。
まさしくいつも見るのと反対順。


カールの斜面は黄葉です。
カンバやハンノキなどでしょうか。
所々紅く見えるのはナナカマドが多かったように思います。








photo by トレッキングさん
ピーカンの空の下、思いっきり撮影を楽しめました!
そしてこの景色を見れば上はどうなっているの!?、とワクワクです!


左に極楽平へと続く斜面を見ながら、千畳敷カール内部へ突入です!


黄葉の斜面に加え、底部には草紅葉が。


人は多いですが、みんな楽しみながら歩いていますので和気あいあい。w
このお天気ですからね~。





日帰りの人も多いので、急ぎ足の人にはちょっと気の毒。


カール底部を眺め、乗越浄土に向けて急な斜面を登ります!


急な登りですが、景色を楽しみながらゆっくりゆっくり。


振り返れば、もうこんなに登った!
右に見える建物がホテル千畳敷と千畳敷駅です。


上辺が見えてきました! 最後のひと登り!


で、乗越浄土に到着!
1時間ちょっとの登りでした。 時間は午後3時過ぎ。

乗越浄土から向こう側に見えるのが木曽駒ケ岳から続く馬の背の稜線。
翌日はあそこを歩き、手前に見える谷底に下り、濃ヶ池へ。
その後はここまでまた登ってくるわけです。(^-^;


左手の方に宝剣山荘と天狗荘が見えます。
写真は私たちが宿泊する天狗荘とその向こうに中岳。
この後宿泊手続きをし、荷物を置いて落ち着いたのが午後4時少し前。
夕食は午後5時から。 宝剣岳に登りたいけど1時間で行ける?
登れるところまで、ということでヘルメットを着用し、宝剣岳に向かいました。 つづく



湯ノ丸山~烏帽子岳 秋花巡り#3

2017-09-20 00:43:44 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月10日(日)
烏帽子岳山頂から四阿山、根子岳を望む


烏帽子岳山頂でお昼ご飯を食べ、景色も楽しんだのでそろそろ下山します。
小烏帽子岳は登り返しですが、わずかな登りです。
斜面がほんのり秋色ですね。


トレイル脇の秋色。


アキノキリンソウは葉っぱがこんなに紅葉するんだ!





ヤナギランはあの細いピンク色の鞘からどんなふうにして種が出てくるのだろう、と思ったら、
細い鞘が4つくらいに裂けて、その中から種がモハモハ~と出てくるのですね。


メダマボクチ!w


イタドリの実


小梨平分岐に来ました。 地蔵峠に向かって巻き道を行きます。








クサボタンが咲いていた!


初めて見ました~!(^O^)


中分岐。 ここから地蔵峠への道が通行止めです。(11/30まで)


鐘分岐へ戻る途中、これは何だろう。 もう種みたい。


リフト上の場所から左へ逸れる斜面を歩いてゆきました。
ずっと下ってゆくと。。。朝いなかったウシさんたちがいる~!\(^o^)/
トレイルは本当に放牧場の中なんだな~。


で、出入り口のゲートに向かってゆきたいのだけど。。。
ジッと見られています。(^^;
小さいながらもツノが二本。。。
しかもゆっくり近づいてくる。。。(^o^;

このあと止まって草を食べ始めたので、横をすり抜けてゆきましたが、
多分若いウシだろうけど結構大きいのですよねぇ。。。
すごく近づいてきたらどうしよう、と思いつつも「大丈夫、大丈夫」と信じて出入り口に向かう。


何で出入り口のゲート付近にいっぱいいるんだろう~!( ;∀;)
しかもゲートの、ちょうど通り抜けてゆく入り口をふさぐように一頭。
なんだかゲートのポールが気に入っているらしく、顔をこすりつけている~!


「困ったなぁ~、向こうのゲートに行こうかなぁ~。」と思うも、
どうやら八方ふさがり。w

と、そこへ一人の男性が来ました。
「大丈夫、大丈夫。 いい子だね~。」と言いながらポールの所の子の頭をナデナデ。
ちょっと押すようにするとどいてくれました。


ゲートの外に出たらもう安心です。
私もナデナデしました~。 どかしちゃってゴメンネ~。
本日一の大難関でした~!w

みんな大人しかったのですが、やっぱりウシって大きくて迫力あります。


で、この日は木苺ソフトミックス。
甘酸っぱくて美味しかった~。


 お天気も良くお花もたくさん見られて大満足な一日となりました。 多分イワインチン、オヤマボクチ、クサボタンは初めて見られたと思います。 ウシの話は聞いていましたが、実際いるとやっぱり腰が引けました。 でも本当にかわいかった~。
 機会を見つけてまた行きたい思います。 レンゲツツジも見てみたいし、今年もキャベツがいっぱいの畑の中から浅間山を撮らなかったので、そんな景色も見に行きたいと思います。


湯ノ丸山~烏帽子岳 秋花巡り#2

2017-09-19 00:53:17 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月10日(日)
小烏帽子岳から烏帽子岳を望む 背後には四阿山、根子岳


湯ノ丸山山頂まで来ました。
薄く平たい岩が重なるように敷き詰められた山頂には、
足元に注意しないと本当にあちこちにイワインチンが顔をのぞかせています。

いったん周りをよく見てザックを下ろし、座って水分とおやつの補給。
なんだか爽快~!\(^o^)/


八ヶ岳は雲が多くなりましたが、このくらいは見えていました。
富士山はアウト。


キャベツ畑の方。
左に連なる山が角間山(手前)、鍋蓋山(奥)でしょうか。
右の大きめ二つが桟敷山(手前)、村上山(奥)かな?


「今日はあの突端までゆくどぉ~!」と。w
できれば烏帽子岳山頂でお昼ご飯を食べたく、時間を見ると、
ノタノタしてたら激しくお腹が減ったころの到着になってしまいそうなので、
湯ノ丸山北峰はヤメにして先に進みました~。
小梨平分岐に向けて、激下り開始~!


カラフル。


クジャクチョウ。
そういえばアサギマダラもたくさん見かけましたが、
みんな忙しそうに飛んでいたなぁ。


これは。。。?
〇〇ヒゴタイとか〇〇トウヒレンなどかと思いましたが、よくわかりません。





ハナイカリがあちこちに咲いていました。





小梨平分岐まで下りてきました。
やっぱりモッサリしている~!


シシウドかな? 花火みたい!


ゴマナ


アザミがいっぱい!


トモエシオガマ


夏道は直登でなく、進行方向左の方にそれていくような感じなので登りやすい。


山頂への稜線に出ました~!
麓に見えるのは東御市から上田市あたりでしょうか。


小烏帽子岳に登ってゆきましょう。


来た、来た~! この先もういっこ!


烏帽子岳山頂と~ちゃ~くっ!!(*^▽^*)
なんとちょうど12時。 腹時計ピッタリ!w


正面に四阿山と根子岳が見える特等席。
ここでお昼ご飯を食べました。
この日はあちらに行きたい気持ちもあったのですが、
やっぱりイワインチンが見たかったから。


湯ノ丸山方向。 写真中央当たり、木のない所が小梨平。
山頂からそこまで一直線が見えますね。

湯ノ丸山の後方に西篭ノ登山、東篭ノ登山、右に池の平。
更に後方に黒斑山、そして浅間山が頭を出しています。


眼下は上田市かな。 平野には千曲川も流れているのだろうけど。


烏帽子岳にもイワインチンがたくさん咲いていますよ。
のんびりしたので、そろそろ下山します。 まだつづく。



湯ノ丸山~烏帽子岳 秋花巡り#1

2017-09-17 20:27:30 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月10日(日)
湯ノ丸山山頂から北峰を望む 後方には四阿山と根子岳

 今年2月、スノートレッキングに行ってきた雪の湯ノ丸山~烏帽子岳。 が、烏帽子岳では山頂への稜線にもたどり着けず敗退。 でもきれいだったなぁ~。( ^ω^ )
 やっぱりグリーンシーズンに下見はしておくべきです。 マツムシソウやイワインチンがたくさん咲いている時期に行きたかったのですが、ちょっと遅いかな~、と思いつつ。。。 


この日はスキー場、夏は放牧場の所からスタート!(7:28)
通り抜けられるか心配になる細身の出入り口をすり抜けてw、出だしから結構な急坂を登ります。


せっせと登り振り返ると篭ノ登山。 右の平らな所が池の平ですね。


放牧場には初々しいワレモコウ。


ハクサンフウロもまだこんなに咲いていた!
わ~いっ!\(^o^)/
って不用意に走って行ったり、ひざまずいたりしては危険物がたくさん落ちてます。w

リフトのトップまで登ると、しばらく平坦なトレイルを歩きます。


トレイルわきには秋の花たち。


そして開けたところまで来ると、湯ノ丸山が正面に。


もうあまり見られないかと思っていたマツムシソウもまだまだたくさん見られました。











これがオヤマボクチでしょうか?


だいぶ秋めいた色合いになってきています。


真っ赤になった葉はヤナギラン?


あちこちに見られるリンドウとウメバチソウ。


眺めの良い所に展望台がありました。
今日は烏帽子岳まで登るどぉ~っ!


白くて丸いものがたくさん目に飛び込んできました!
ウメバチソウとシラタマノキの実でした。


鐘分岐まで来ました。(8:34) ここまで来ると湯ノ丸山山頂へは800m。
そんなに短い距離だったのかぁ~!?
ここを左に行けば中分岐に行きますが、
現在中分岐から湯ノ丸高原キャンプ場を通り抜け地蔵峠に至る道は通行止めですよ~。(11月30日まで。)


朝は八ヶ岳がこの程度見えていました。


グリーンシーズンに登るとどこも「こんなに木があったのか」と驚きます。


ヤナギランのピンク色が見えましたが、


お花ではなくピンク色の種の鞘がほとんどです。
この辺から岩の間に。。。


イワインチンがたくさん見え始めました!


登山道上の岩の間にたくさんあるので、踏まないようにするのが大変なほどです!


小さなお花が密集していて、とてもかわいいです!


見上げればこちらは赤。 ムシカリの葉がいかにもムシカリ。


トレイルのすぐ脇に、トレイル上にずっとイワインチンが見られます。


柵で保護された地域には奥の方までずっと。


雲が多くなってきてしまいましたがキャベツ畑の方、良い眺め。


そろそろ頂上です。


と~ちゃ~くっ!(9:40)  CT1時間半の所を2時間。 まぁまぁですね。w
遠望はいまいち。 雲も多めですが、お天気は良いです! つづく



白馬岳再び ~振り返りつつ下山~

2017-09-14 09:46:19 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月4日(月)
小蓮華山へと続くトレイル

 たくさんのトウヤクリンドウを見ながら小蓮華山を越えてきました。 下りながら「坂の上の雲のトレイルを歩いているんだよな。」と思いつつ、何度か振り返りながら確認するも何だかちがう。 前回は雲に覆われ、トレッキングさんとしては「不本意だったその眺め」だったようですが、今回はどうだろう? 雲はかかっていないのだけど。。。
 などと思っていると船越ノ頭へ登り始めたその時「はい、ここから見て!」とトレッキングさん。

 おぉ~! すっきりと山頂まで見上げるその眺め! まさに登ってゆきたくなるような稜線です!


さらに、後方には白馬の山並みも見えているではありませんか。
雲が増えてきたけど、間に合って良かった~!


富山県側の山々も良く見えるし。 この辺の斜面、草紅葉の赤も濃くなってきた。





ライチョウ坂を越えて大池に向かいます。
この日私はライチョウは見られませんでしたが、yukoさんは飛んで行くライチョウを見れたみたい。


そして大池に近づくと。 8月に咲き誇っていたチングルマは花穂に。
しかも、その奥にはまだ白や黄色のお花がたくさん!
ウマノアシガタやハクサンボウフウでしょうか。


さらに、チングルマのお花まで! これにはビックリ!!

ここでお昼ご飯を食べ、とうとう本当に下山です。


photo by トレッキングさん
白馬大池から延々と歩きにくい大岩のトレイル。
乗鞍岳山頂付近から振り返ると歩いてきた山並みは既に半分くらい隠れている。


平原のような乗鞍岳を下るのは案外至難の業なのです。
もっと大きなゴロゴロの大岩や濡れて滑りそうな岩をトントンと越えてゆきます。
最後に来て気力、体力を使い果たす感じ。


ここの残雪も随分小さくなりました。
でもシャーベット状で歩きにくく、一回尻もち。

更に向こうの大岩を越え、下りきると天狗原。 そこからは木道の安全地帯です。
ホッと一息、木道のベンチで休憩をしました。
タイムは良い感じなので、レーズンサンドクッキーを出しておやつタイム。
休憩を終えザックを背負い歩きだそうとすると。。。


キツネ!
すごく近くに寄ってきて、私たちが食べこぼしたクッキーのカスを食べています。
どんなに近くかというと。。。


photo by トレッキングさん
こんなに近く。
始めはあまりに馴れ馴れしく寄ってくるので犬かと思い、
「そんなわけない! キツネだ!」と思うとちょっと足がすくみ動くことができませんでした。
野生動物ですから、急に声を上げたり動いたりしたら牙をむいてくるかも、と本当に思いました。
が、お菓子のカスを食べ始めたので慌てて写真を撮った、というわけです。

その後そっとその場を離れましたが、キツネはまだそこにいました。


天狗原を越えてあと一息。


実になったものもたくさん見ました。 ゴゼンタチバナ


タケシマラン


アカモノ


そしていよいよゴールッ!!


オニシオガマ


チョウジギク


みんな2日間良く頑張りました~! 今回わたしは最後まで体調も良く、本当に快適に楽しく過ごせました!
またもや栂池山荘さんのさるなしソフトでかんぱ~い!!


16:20 のロープウェイに乗れました。
乗客も少なく一番前に立てたので、写真が撮れた。
たくさん見えるのはオオシラビソの木。
この木のことを栂と呼ぶので栂池という地名なのだそうです。


オオシラビソと言えばこのマツボックリ。 めったに実らないのだそうです。
今回はこれも撮れてラッキ~!!\(^o^)/

この後はイブに乗り、栂池ゴンゴラ駅すぐ近くの「栂の湯」で汗を流して帰路に着きました。


 今シーズン2回行くことができた白馬岳でしたが、コースも違いましたし、見る物も全く違うようで本当に感動新た、でした。 なんとか体調管理もできるようになったようで、この先の登山もまた楽しみになってきました。
 今回も大変お世話になったトレッキングさん、yukoさん、ありがとうございました。m(_ _)m