out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

白馬岳再び ~トウヤクリンドウ咲く秋色の尾根~

2017-09-13 21:58:06 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月4日(日)
白馬岳山頂付近 紅葉した葉とトウヤクリンドウ



白馬岳山頂からの朝景を撮り、朝食をいただき、食後のコーヒータイムもとり、
その後も朝の山荘付近の撮影および身支度&トイレタイム、など、
せかされることなくゆっくりとして、ようやく下山です!w(7:50ごろ)


下山とはいっても、まずもう一度白馬岳山頂に登ります。
心配していたトウヤクリンドウは斜面いっぱいに咲いています!
黄色くチョンチョンと見えるのはすべてトウヤクリンドウ!








本当にいっぱい咲いています!


山頂では3人で記念撮影!


この日は薄曇りで、この時間地上付近の雲ははけてきたので、
白馬の町や田んぼが良く見えます!








日本海の方も能登半島までずっと見えています。








前回8月は日の出後早い時間に大きな雲が湧いてきてしまったので、
稜線の両脇の景色が見られませんでしたが、
今回は遠くまで良く見渡せます。 「こんな景色だったのだなぁ~。」と思いながら歩きます。

この先いったん下り、三国境を通過して、右前方高くなっている小蓮華山へ登り返します。


三国境。 遠く前方には日本海が望めます。
糸魚川の方ではないかと思うのですが。。。


下ったらまた登ります。
歩いてみればそれほどの傾斜ではありません。


小蓮華山まで来ると白馬大池が見られます。


photo by トレッキングさん
小蓮華山山頂。
残念ながら佐渡島はわかりませんでした。 


来た道を振り返れば、右手前から白馬岳、下方には大雪渓、その先に杓子岳、白馬鑓ヶ岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。
鹿島槍ヶ岳の右奥には槍ヶ岳。 白馬鑓ヶ岳の右奥には立山が見えています。
いやぁ~、今回はこれが見られて良かった! 感無量です。


そして下ってゆく先には栂池自然園がこんなに近くに見える。
まだまだ遠いのだけどねぇ。w


船越の頭を越えてゆくトレイルも美しい。
周りの山々もずっと見えていて、本当に素晴らしい眺め。
大池を過ぎるとそんな山々も見えなくなり、険しい岩道が待っています。
あと少し。 素晴らしい時間を楽しみましょう。



白馬岳再び ~山頂の朝~

2017-09-12 23:16:07 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月4日(月) 5:17a.m.
白馬岳山頂から望むご来光



5:01a.m.
前日の意外な夕焼けに気を良くして、4日朝も4時に起きて支度を整えます。
夜明けは5時過ぎで、人も少ないようですから白馬岳山頂を目指します。
パーカー、ダウン、レインウェア、フリース帽子、などで暖かくして、ヘッデンを付けて登ります。
風はなく、それ程寒くはありません。
8月の朝はそれ程焼けませんでしたが、この日空は曙色。








5:16a.m.ごろに陽が昇り始めました。
(yukoさんの記録を見ると 5:02 には昇り始めていたようです。(^^;)





この日は富山湾、能登半島まで良く見えています。


剱岳にも陽が射してきましたが、あまりクリアではありません。


白馬鑓ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、槍ヶ岳が並びました。


奥の左方には八ヶ岳、富士山、南アルプスも見えます。


早朝はそこそこの雲でご来光も拝むことができ良かったですが、予報ほど午前中は晴れないようです。 
なんとなく高い空に雲が張っています。 けれど、お天気は良さそう! 
いったん朝食をいただきに山荘に戻りましょうか。

と、その時。
7時ごろまで朝食時間かと思っていたら、「6時終了です。」という放送が聞こえる。
あわてて食堂へ走りこむ!w


間に合いました~。w
あら。 お味噌汁が入ってない。w
美味しくいただきました~!!

朝食後もスカイプラザ白馬でコーヒーをいただき、まったりタイム。
その後荷物や身支度を整え、7時過ぎに外に出て再び撮影タイム。


槍ヶ岳~剱岳あたりの景色もクリアになってきたようです。


photo by トレッキングさん
のんびりとしていた私たちはおそらく山荘ラストの出発。
テラスには誰もいなくて、とても静か。


良い眺めを十分に堪能します。





photo by yukoさん
名残惜しいですが、本当にそろそろ下山しましょう。



【 追 記 】
トレッキングさんより「影白馬」のコメントをいただきましたので、その写真を掲載したいと思います。


2017年9月4日(月)5:25


この写真です。
始めに掲載しなかった理由は、「これを白馬岳の影」と言ってしまっていいのだろうか?、「白馬岳の影ならこんなにくっきり三角なわけないじゃん。」「白馬岳以外の山々の影はどうして見えないの?」
など不可解な点が多く、載せなかったのです。
それがトレッキングさんのおっしゃる「奇観現象」なら驚きです。 が、そうなら納得もいきます。

「なぜはっきりとした三角形の影になってしまうのか」「鳥海山だけでなくほかの山にも起こることなのか」など調べたのですが、あまりよくわかりませんでした。

が、「白馬山荘 お知らせ」でも「影白馬」と言っているので、「白馬岳の山影(影白馬)」で良いようです!
良いものが見られましたね! トレッキングさん、ありがとうございました!!


白馬岳再び ~花の谷を抜け山荘へ~

2017-09-09 21:54:24 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月3日(日)
花の谷。 村営頂上宿舎までもう少し。


 無事に大雪渓を越え、お昼ご飯を食べました。 急で長い道のりで、なかなか山頂への稜線にたどり着かない、という感じです。 が、地図を見ればあの白馬岳を直登するようなルートなのですから当然です。 トレッキングさんからは「山荘まで8時間くらいかけている人が多いです。」と聞かされていました。 気長に行きましょう。


お天気は雨が降ったりやんだりであまり撮影には向きませんでしたが、
何しろこの曇天でも景色が美しい!
水が流れ、斜面いっぱいに花が咲き、岩々までが芸術的に見える!


オオハナウド。 美しい花弁です。


お花の中を縫って歩く。


大きな岩の周りに小さな花たち。


お花畑に到着しました~!
お天気が良ければこんなところでのんびりとお茶休憩でもしたいものです。


このあたりではまだオタカラコウが生き生きと咲き、
8月にも斜面を埋め尽くしていたイワオウギが見られます。


振り返って。 あの雲の下から登ってきました!


たくさん咲いていてとても目立っていたのがこのカンチコウゾリナ(?)。
総苞(花の下の部分)が黒く、つぼみの状態では真っ黒のイガイガなので、とても目立ちます。
さらに花が咲くとその黒の上に鮮やかなオレンジ~黄色なので、本当によく目立ちます。


とても魅力的なお花です。


ハクサンフウロもたくさん咲いていました。 とても色の濃い物もありました。 秋だからですか?

そして。。。


頂上宿舎直下に来るとようやくトウヤクリンドウに会えました~!ヾ(≧▽≦)ノ
この時カメラは雨よけのカバーの中でしたが、「もう見られないかも!」と思い、急いで撮りました。


もう傷み始めていますが、エゾムカシヨモギ。
愛らしい花ですね。

その後村営白馬岳頂上宿舎を経て、さらに少し登り白馬岳山荘に至ります。
この辺から yukoさんが本当に辛そうでしたが、もうゴールは目の前です。
「どれだけ休んでもいいから、ゆっくり登ろう!」と進んでゆきました。
その道のりには私の心配に及ばず、斜面いっぱいのトウヤクリンドウが咲き誇っていました!
白馬岳山荘には午後3時15分ごろと~ちゃ~くっ! 上出来です!(*^▽^*) 


 私が受付を済ませ、「だいたい到着してから具合が悪くなるんだよね~」と思いつつ部屋に移動。 800名収容の大山荘はこの日100名強ほどの宿泊者しかおらず、普通料金で個室をいただけました。 濡れた荷物を拭いたり、乾燥室に持って行ったりなどしても余裕があります。 
 体調は変わりなく、談話室のストーブで暖まったり話をしたりしました。 楽しいひとときです!


夕飯は5時から。 すべて美味しく完食いたしました~!


その後レストランでコーヒータイム&お土産購入。


ゆったりできて楽しいです! しかもここのコーヒー、本当においしいですよ~!


コーヒータイムの後6時ごろ、一瞬雲が晴れ太陽が見えたので、急いでカメラを取りに行き戻ってくると。。。既に曇り空。


白馬山荘近くのトウヤクリンドウを撮って、部屋に戻り「ダメだ、ダメだ~。」とのんびりしていると、6時半ごろ。
ひとり外にいた yukoさんがバンッと扉を開け、「ゆうやけっ!!」と。w
トレッキングさんと私は「え~? マジ~?」という感じだったのですが、外に出ると。。。


photo by トレッキングさん
おぉぉぉ~っ!!(*''▽'')


photo by トレッキングさん
月も出ていたのです。


先ほどからは想像もつかない美しい景色。








杓子岳、白馬鑓ヶ岳、の麓には町の明かり。


剱岳もしっかりと鋭角の頭を出してきました。





さらに左方には槍ヶ岳も。

大興奮、大満足のうちに一日が終わりました。
今日来れて良かったなぁ。。。と布団の中では翌日の晴天を祈りながら眠りに落ちました。



白馬岳再び ~猿倉から大雪渓を越えて~

2017-09-09 10:37:51 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月3日(日)
白馬大雪渓を登る

 9月3日(日)~4日(月)の日程で、8月に続き再び白馬岳に登ってきました。 ちょうど一か月前の白馬岳山行の後には「しばらく白馬はいいわ。」と思っていたのですが、ひと月経ちあの稜線のお花たちも秋のお花に変わっているだろうなぁ、と思うと無性に再訪したい気持ちにかられました。 この日程は以前より yukoさんが是非出かけたいと希望していたこともあり、yukoさんの希望地優先だと思っていましたが、8月に白馬に行けなかった yukoさんは白馬に行きたいみたい。 いぇ~い!(*^^)v

 ただし、今回のルートは大雪渓を登り栂池に降りるというもの。 「大雪渓」という響きは私にはとても怖いものがあったのですが、色々な話を聞いたり、レポを読んだりしているうちに、逆に非常に興味が湧いてきました。 大雪渓の良い時期は過ぎ、コンディションは良くないようですが、まだ登れるようなので行ってみましょう!


 3日朝は早朝に出発したほうが良いということで、2日の夜は前泊。 3日はあまり天気が良くない予報だったものの朝起きて歯を磨きながら外を見ると、なんとモルゲンロートの山々! あら。 何だか幸先良い!


栂池ロープウェイの駐車場に車を停め、猿倉まではタクシーで。
日曜日でしたが朝6時で駐車場はガラガラでした。


登山届を提出したら行きますよ~!(6:55)


猿倉荘の標高が 1,250m。 歩き始めるとブナやカンバなどの森がきれいです。
栂池自然園は標高約 1,900m。 八方池山荘は 1,850m。
白馬でこのような森を歩くのは初めてなんですね。
その分山頂までの標高差は増すわけですが、大丈夫だろか。


白馬尻までの林道を歩いていると木々の間から見えてきました!
いやぁ~、素晴らしいなぁ~!!


白馬尻小屋までは一時間ちょっと歩きます。


レイジンソウ?


白馬尻小屋が見えてきました!
ヤマハハコがまだきれい。 右端のピンクはカライトソウ?


photo by トレッキングさん
到着しました~!! ここで小休憩。 8:15
 
 そういえば、今回はバテ&高山病防止のため栄養補給に気を付けようと考えてきました。 秘策は「食べられなくなる前に食べる!」w
 朝も早起きでしたが、パン一個とバナナと野菜ジュースを詰め込みました。 おやつも小まめに摂るように心がけました。 加えてトレッキングさんがぶどう糖のキャンディーを持ってきてくれて、ちょくちょくいただきました。 高山病対策の薬も服用していました。 これは前回も使ったのですが。。。

 最近は普段の山行でもエネルギー補給、疲労回復のためにクエン酸やアミノ酸サプリを飲んでいますが、なんだか良いように感じます。 けれどやはり食事はとても大切だと今回本当に感じました。 具合が悪くなる前に食物で栄養補給をしていたせいか夜になってもバテることなく、以前まで感じていた高山病のような症状もまったく感じませんでした。 その時々の体調もあり、今回はたまたまだったのかもしれませんが、実際とても快適で、山荘での食事もすべて食べられ本当に良かったのです。


オオレイジンソウもたくさん!


オオバミゾホオズキ


いよいよ大雪渓のすぐ近くにやって来ました。
見ると中央の雪のない所からは下に川が流れているのが見えます。 大きく空洞のようになっているのです。
「紅ガラからは絶対に外れず、ピンポイントで歩いて」という注意書きも見たので、とても緊張します。
ただ、雪渓の周りは雪が溶けたばかりの場所からお花が咲き始めているようで、
初秋のこの時期だというのにまだまだ春の目覚めを見ることができます。


ミヤマタンポポ


だいぶ上部からのスタートだそうです。 9:15
雪渓中央へは歩いていけません。 端の方をそろりそろりと登ってゆきます。


登るとすぐに雪のない斜面を歩きます。 何度かこのような繰り返し。


手前のイガイガはなんでしょう? 奥の白いものは広大なオニシモツケの群落。


登ります。 右雪渓中央には横向きに大きなクラック。


白馬尻で少し感じていた雨がだんだん強くなってきました。
バラバラと降ってくるわけではありませんが、時折サァ~、と降り付けます。
視界もだいぶ悪くなって、周囲はほとんど見えなくなりました。

見る物もないので、落石に耳をすませ、足元に注意して淡々と登っていると。。。


突然サァ~ッと雲が流れてゆき、雪渓両脇の斜面が一瞬で現れました!
これには本当に驚かされました!!


この後も雲はまた押し寄せてきたり、引いて行ったり。
気が付けば雪渓のだいぶ上部まで来ていました。
その後すぐに右側の斜面にとりつき、アイゼンを外して山頂への稜線まで一気に登ります。


辿り着いた右側の斜面は 葱平( ねぶかっぴら)付近。 お花がたくさん咲いています。
本当にたくさん咲いていたうす紫色のミソガワソウ。


先がピンク色なのはクロトウヒレン。





葱平( ねぶかっぴら)の名前の由来となったシロウマアサツキ?


雪渓上部の薙ぎのような所を横切ってゆきます。 水も流れていて緊張。


雪が削り取ってゆく荒々しい斜面。 もっと広範囲で撮りたいのですが、大きくて近くて収まりきらない。


タカネナデシコもまだ見られました。


遠く雪の近くにはウマノアシガタでしょうか、大きな群落。


トリカブトは今を盛りに。


そして、ミヤマアケボノソウ! 残念ながら下の方の一輪しか咲いていませんが。


上部の方の雪渓が崩落し、雪の下は大きな空洞なのが良くわかります。
手前にはお花畑がひろがります。


ミヤマクワガタ


ヨツバシオガマもまだこんなにたくさん咲いていました!


標高が上がるほどお花の面積が広がり、うわぁ~と見入ってしまいます!


12:55。 ようやく避難小屋まで来ました。 大雪渓通過からここまで3時間40分。
避難小屋内部はとても狭く、きちきちで4人くらいが座れるようになっています。
外は寒いし雨も降るかもしれないので、室内でお昼ご飯をいただきました。
体調は良く、お昼ご飯もしっかり食べられました。 つづく。


憧れの稜線 白馬大池から白馬岳へ #6

2017-08-13 12:45:18 | 山登り in 長野県エリア

2017年8月5日(土)
5日の復路。 白馬山荘~白馬岳~小蓮華山~白馬大池~栂池自然園の道のりです。
ほとんどが下りの復路ですが、ほんの少しの登りでもなんだか調子が出ません。
向かう東側の雲はどんどん増えて大きくなってゆきます。
ドライマンゴーやソイジョイなどを少しずつ食べながら進みました。
もう少し喉を通りやすく、カロリーや栄養のある食べ物を物色する必要がありそうです。


photo by トレッキングさん
西側の空はいい具合なのですけどね。
後方白馬岳、やっぱりギュンと高いですね。 今になって再確認しました。w


でもやっぱり良い景色です。


景色に癒されながら進めます。


三国境を過ぎたあたり。
この先小蓮華に向けてはほんの100m弱の登りなのですが、やっぱり少し辛かったな。


小蓮華山まで上がると雲の切れ間に白馬大池が見えました!
もう少しでこの山行も終わってしまうようで、少し残念な気持ちにもなったのですが、
ここから大池までもまだ案外あります。w CTでも1時間半あるので。


すれ違う人みんな「お花がきれいね~。」と。


もうあちこちにミヤマアキノキリンソウも。


ハクサンイチゲ


バックに青空、にはならなかった。


向こうの高い所が小蓮華山山頂かな。


ミヤマコゴメグサ


タカネヨモギ?、ミヤマホツツジ


振り返って、小蓮華山へのトレイルはまた雲の中でした。


いよいよ白馬大池も本当に近づいてきました。


見送ってくれるようにライチョウが。
何回も見られて良かったな。 これも晴天だとなかなか見られないそうですから。


白馬大池沿いのチングルマ、ハクサンイチゲなど。


また何度でも見にきたい景色です。
池の向こう、山頂に小さくケルンが見えますが、乗鞍岳です。
帰りはあそこ、また大岩のトレイルを越えてゆくわけです。


11時半ごろ。 良いことにお腹も空いて食欲がわいてきました。
このあと白馬大池山荘前で昼食をとり、ゆっくり休んでから下山にかかりました。

下山時の大岩歩きは怖かったので、胸の前に着けているカメラはザックにしまいました。
なので写真はここで終了です。


大池からの下りは順調に進みました。
自然園前のビジターセンターでしっかりと靴を洗い、さるなしソフトにありついたのが午後3時半前。
さるなしソフト、昨年食べ損ねたので良かった~!!
さわやかな酸味があって、美味しかったですよ~!!(*^▽^*)



【 追 記 】
ライチョウの動画を撮ったので貼っておきます。
20秒程度であまり動きもないので、ご期待に沿えないでしょうが。w

ライチョウ



 ダラダラと長くなってしまった記録ですが、ご覧いただいた方、ありがとうございました。
 シーズン始めから、いや昨シーズンからかなぁ、計画してきたこのツアーが無事終えられ大変うれしい気持ちです! 北アルプスの稜線を歩き、3,000m弱の山荘に泊まるなど自分には不可能だと思っていましたが、なんとか経験してみたかった。 夢に描いていた山々もお花も、朝の景色も想像以上でした!

 特に、yukoさんやトレッキングさんには八ヶ岳を始めあちこちのお山で実地訓練的な山行にもお付き合いいただきました。 これはどうだ、こうしたらどうだ、というアドバイスも数々いただき、山行のたびに心配をおかけしたものの、いつも励まし先導してくださいました。 本当に感謝しています。
 今回の山行は天候の都合で結局 yukoさんとご一緒することができませんでしたが、いずれまた一緒に行きましょう! 本当に素晴らしかったです!!

 またその天候不順により出発にあたっては急で大変な思いもさせてしまいました、トレッキングさん。 何から何まで、本当にありがとうございました。 でもこの2日間で行けて良かったですよね?w 今後も無理のない範囲でお付き合いください。m(_ _)m

 現地に足を運ぶとあの山も、あのルートも、と次への希望が湧いてしまいます。 本当に、また是非行きたいなぁ、と思います。

憧れの稜線 白馬大池から白馬岳へ #5

2017-08-12 22:43:28 | 山登り in 長野県エリア

2017年8月5日(土)
白馬岳を下り、小蓮華山へ向かう


 早朝撮影も終え、朝食は昨日もらったパン弁当をいただきます。 パン弁当の中には大きめのパン2つ、魚肉ソーセージ、チーズ、オレンジジュース、ゼリードリンクが入っています。 トレッキングさんがレストラン「スカイプラザ白馬」でコーヒーを飲みながら食べましょう、と言うのですが、なんと5時半から営業しており、パン弁当の人たちもたくさんこちらで朝食を食べていました。
 それほどたくさん食べられませんが、吐き気も収まり、コーヒーを美味しくいただいて、優雅な山頂朝食をいただけました。


7時出発! 行きましょう!


photo by トレッキングさん
と思いましたが、ちょっと下の方からも白馬山荘を眺めましょう。
本当にこの高い所にすごい施設があるものです。


photo by トレッキングさん
再び白馬山荘に戻り、今度こそ行きますよ。


今さらながら、ここが富山県と長野県の県境でした。
私たちは長野県に宿泊したわけだ。


今度こそ本当に白馬岳山頂に向け、出発です!


昨日と同じルートのピストンですが、違う景色が見られるかな?


7:26
すでにこんなに雲が湧いてきてしまいました。


白馬山荘の創設者「松沢貞逸さん」のレリーフ前に立ち寄ります。
白馬山荘を作っていただきありがとうございました。 大変助かります。


山頂方面から見る白馬山荘全容です。 本当に大施設です。


山頂付近まで来ると富山湾になんとなく能登半島かなと思われるものが見えました。


そして山頂。 朝一の登りはきついです。


手前お花が付いている峰は白馬岳の一部、その向こうに杓子岳、白馬鑓ヶ岳、
その奥二つ並んだ峰は鹿島槍ヶ岳。
もっと右に振ったら、鹿島槍ヶ岳、白馬鑓ヶ岳、槍ヶ岳、と三つ並んだ?


前日は真っ白だったので、もう一度記念撮影。


photo by トレッキングさん
この展望図示盤があの強力さんのお話で有名なアレなんですね!

 そしてもっとビックリしたのが、その強力さん、小宮山正さんの娘さんが、金時山のお茶屋さんの金時娘さん、小宮山妙子さんなのですって! へぇぇ~。 有名なお話でしたか? 私は存じ上げなかったので。
 いえね。 6月に武甲山に登った時に、ちょっとお話した登山者の方から金時娘さんのお話を聞いたのですよ。 大涌谷が火山規制になるちょっと前に金時山に登ったその人は、金時娘さんから「大涌谷の噴煙がおかしい。何かあるわよ。」と言われていた、というお話で。 なんか父娘そろって山の人はすごいなぁ~、と。


白馬岳を下って小蓮華山へ向かいます。
その途中、三国境から分かれてゆく朝日岳の上に朝日小屋がちょこんと見える!
写真中央ちょっと上、二つ並んだ小さな雪渓の間です。
あっちもいいなぁ~、なんて思っちゃう。 標高3,000mから 0mに下ってみますか~!?


日差しがあるとお花もますます美しく見えます。


前を見ても振り返ってもきれいなのですが、


雲はどんどん増えてゆきます。


また、小さいながらアップダウンがあり、
どうも身体に力が入らず、本調子になってこない。


考えてみれば、前日の夜からまともに食べていないのです。 そりゃ、仕方がないですね。
何か喉を通りやすい、少しずつでも口に入れられるものを用意すべきだと思いました。


けど、お花を撮りながらゆっくり行ったのでなんとかなりました。
トレッキングさんが「なんとなくお花が残ってるよ~!」とこのウルップソウを発見してくれました!


素晴らしい眺めです。


photo by トレッキングさん
下山してしまうのが惜しいほど。


けれど、午後には雨も降るかもしれませんから、
そうそうゆっくりはできません。
適度に早く行きましょう。



憧れの稜線 白馬大池から白馬岳へ #4

2017-08-11 20:31:23 | 山登り in 長野県エリア

2017年8月5日(土) 5:14
白馬山荘東側の峰より
朝の杓子岳、白馬鑓ヶ岳、奥には槍ヶ岳から剱岳の山並み


4:33
朝4時。 起きることはできました。
夜中に寒かったり、暑かったりで何度か目が覚めましたが、よく眠れました。
が、それ程サッサと身支度ができる様子ではありません。
少し吐き気がするような気持ち悪さを抱えながら、でもそんな朝の症状にも慣れ、
着替えをしてカメラを持って外に行きました。 既にトレッキングさんの姿は見えません。

受付正面のテラスで撮ればよいと思っていましたが、
太陽が昇るのは山荘受付の裏側の方でした。
とても白馬岳山頂へ行こうとは思えなかったので、違う方の少し低い峰へ。
登って振り返ると杓子岳、白馬鑓ヶ岳、奥には剱岳。
写真右下の方に見えるのは村営頂上宿舎です。


4:45
空が明るくなってきましたが、真っ赤に焼けることはなさそうです。
雲海の向こうに戸隠方面の山々が見えます。


少し場所を変えると、花々の斜面の向こうに大雪渓が見えました。


トレッキングさんから「山頂にいます。」のメールが。
おぉ! 行ったんだ!





剱岳側。 右下に見える長い屋根が白馬山荘。


5:04
ようやく高い山に陽が当たってきました。





5:06
こちらにも。
朝は風もなく、とても寒いというわけではありませんでしたが、みんなダウンを着ています。


5:11





5:22
さて、そろそろ戻ります。


少し移動したら槍ヶ岳や穂高連峰の山々が見えました。


杓子岳、白馬鑓ヶ岳の左方には南アルプスの山々が。


山荘の前に戻りよくよく見れば、写真左奥には八ヶ岳、富士山、そして右方に南アルプス。
南アルプスの山の中でチョコンと一番高いのが北岳だそうです。


もう少し寄ってみましょう。
この方向から八ヶ岳がどう見えるのか、理解しがたいのですが。
中央左の一番高いのが赤岳、その左に硫黄岳だそうです。
赤岳の右側が阿弥陀、権現、らしい。 では富士山の手前が編笠山?
もっと手前の平たいのが霧ケ峰だそうです。 美ヶ原も見えているのかな?


こちらが南アルプス。
一番左が鳳凰三山みたい。 その右が甲斐駒ヶ岳。 そしてその右側とがっているのが北岳。
北岳の右方には間ノ岳、仙丈ケ岳、と続いてゆくようです。


槍ヶ岳をもう一度よく見て。


剱岳も。


剱岳右奥は白山だそうです。


そして黒部の街、黒部川、富山湾。
能登半島、佐渡島は確認できませんでした。

晴れてくれたので、思う存分朝景を撮ることができて満足。(*^▽^*)



憧れの稜線 白馬大池から白馬岳へ #3

2017-08-10 21:52:32 | 山登り in 長野県エリア

2017年8月4日(金)
三国境から白馬岳へ



白馬大池から小蓮華山山頂まで来ました。 ここまでのタイムは悪くはありません。
が、白馬山荘までこの調子で行けるのか。 疲れも来ていますし、標高も上がるので、不安もあります。
CTはここから先の方が少し短いので、それを信じて一歩一歩登りましょう。


お花を眺めながら。


けれど、こんな風景を見るとなんだか果てしなく歩くような気がします。
まるで天竺まで行ってしまいそうです。
青空の元でみると、また気分も違うのでしょうが。


本来このような景色の中を歩くことこそ北アルプスの真骨頂なのでしょうが、
疲れが出てきたこの頃、
あの雲の中にどれだけ高い峰がそびえているのだろう、あそこに行くんだよね?、
と不安な気持ちがこみあげてきます。

そんな時。。。


あら!
トレイルを横切った。w


行く先にはお母さんもいました。
お母さんライチョウは後から来るこの子と、先に行ってしまったほかの子たちを
交互に見ながら、で大変です。


不安な気持ちが無いわけではないのですが、ライチョウを見つけたり、きれいなお花を見たり、
ひとつひとつの峰を乗り越えて、この北アルプスの稜線を歩いていることが、
やっぱりうれしかったり、楽しかったりするのです。
だって本当に、写真でしか見たことのないような山の上を歩いているのですから。


このあたりに来るとウルップソウが見え始めました。
もしかするとどこかにまだ咲いている花があるかもしれない、と期待もしていたのですが、
ほぼこのような状態でした。
でも、三国境~白馬岳の辺りまで、目を皿のようにしなくてもすぐにわかるほど、
たくさんのウルップソウを確認したので、いずれ咲いているときに来てみたいなぁ、と思いました。


タカネヤハズハハコ


遠景はほぼ雲に隠されてしまいましたが、行く手右側にトレイルが続く稜線と、
その先にどっしりとした山が見えてきました。


トレッキングさんの先が三国境です。
ということで、右手に見えていたのは鉢ヶ岳でしょうか。
その先雪倉岳、朝日岳へと続きます。


photo by トレッキングさん
三国境は長野県、新潟県、富山県の県境です。
三国を股にかけてみました。


この辺の砂礫斜面にはコマクサがたくさん咲いていました。
ここまでも咲いているところはたくさんありましたが、
この辺の群落はとても大きく、印象的でした。


また白馬岳に向けてイワオウギが目立つようになってきました。


残雪、白い砂れき地、お花畑。
とてもきれいなのですが、だんだんと登り斜面もきつくなってきて、
休んだり、お花を撮ったり、立ち止まる時間が増えてきます。





ピンク色が濃いのでミヤマシオガマ?


私が立ち止まる時間が増えてきたので、トレッキングさんがジッと待っていてくれます。
ごめんね~。

けれど。。。


とうとう、到着しました~!! 白馬岳山頂(2,932.2m)  時刻 16:21
4時半より前に到着できた~!!


photo by トレッキングさん
やった~っ!!
山頂到着直前より陽も射して、まるで祝福を受けているかのようでした!

既に周囲は雲で真っ白でしたので、記念撮影をしていると、
おそらく韓国から来た方たちよりやんややんやの喝さいを受けていたみたい。w
「トテモ、キレイデスネ!」と言っていただきました。
汗ビッショリ、顔テカテカ、ヘロヘロでしたが。w
山に外国の方たち、多くなりましたね。


さぁ、5時前には山荘の受付を済ませましょう。
最後の下り、要注意です。


山頂を再び振り返って。
険しい頂の斜面は花でいっぱいでした。


そして、山荘も直前だというこの場所で再び。


ちびっ子たちは動きが速くて、夕方のシャッタースピードに間に合いませんでした。w


あぁ! 白馬山荘です!


 800名収容できるこの施設はホテル並みの人員配備です。 夕食は6時40分から、と言われ部屋に行きました。 朝食は食堂で食べる or お弁当をもらうことを選択できます。 混みあっているようでしたので、お弁当にしました。 夏の時期はおにぎりが痛みやすいので「パン弁当」になります。 その場で袋詰めしていただけました。
 宿泊部屋は大部屋2段で、2畳に3名のスペースだったでしょうか。 ゆっくり寝るには十分です。 トイレ個室もたくさんあり、洗面所では洗顔、歯磨きもできます。

 「夕食時間まで間があるので、少し外でまったりしましょうか。」とトレッキングさんから言われたのですが、残念ながら着替えを終えると私はもう動くことができず、そのまま布団で眠ってしまいました。


夕食時間に呼ばれ食堂に行きました。
夕食はとても美味しそうでしたが、私はほとんど口を付けることができず残してしまいました。
頭痛、吐き気の高山病のような症状はなかったので、おそらく疲労困憊、だったと思います。
無駄にしてしまい、本当にすみません。


外に出るとやや夕焼け。
このテラスでゆったり、まったりしたかったのですが、もう布団に入って眠ることしか頭にありませんでした。
翌日のこともあるので、実際それが一番です。

布団に入るとこの日歩き通せた安ど感でいっぱいでした。
翌朝は晴れるぞ~! 起きるぞ~!、と言い聞かせながら眠りました。



憧れの稜線 白馬大池から白馬岳へ #2

2017-08-08 13:43:34 | 山登り in 長野県エリア

2017年8月4日(金)
白馬大池から小蓮華山へ向かう稜線で

 栂池自然園から白馬大池まで登ってきました。 白馬大池山荘受付の方にお話を伺い、「この日のうちに白馬岳まで登り上げよう!」という決意をしました。 決め手は翌朝の晴天。 これを山頂付近からから拝まずしてどうする! しかも白馬山荘まで行けば、大池より快適な環境で眠れるわけです。 これは行くしかない!!
 良くわかりませんが、すごい気力が湧いていました。 けれど、時間を見てムリがあったり、私の具合が悪くなれば、すぐに大池に逆戻り、です。 白馬岳に向け、早く出発しましょう!


ですが、その前に。 せっかくの白馬大池山荘前のお花畑です。
本当にたくさんのお花が一面に咲いており、もちろんここでも2日いたって飽きることはなさそうなのですが。。。
お花を少しでも撮ってゆきましょう。


ムカゴトラノオ、ウサギギクなど


エゾシオガマ、白く細かい花はハクサンボウフウ?


ヒオウギアヤメなど。 
黄色く草の中に見え隠れするのはオトギリソウ、〇〇キンポウゲ、〇〇キンバイなど、
色々あるのでしょうがよく分かりません。


ハクサンコザクラ








photo by トレッキングさん



ピンクはハクサンコザクラやイワカガミ。 黄色っぽいのはチングルマ。 白っぽいのはハクサンイチゲとか。


先は長いので、行きましょう!


翌日、晴れているうちにここに戻れると良いなぁ。


長い道のりですが、お花も見ずに黙々と登ることはできません。
イワギキョウ、ミヤマコゴメグサ


だって、こんなにミヤマコゴメグサ。w
そしてさらに歩いてゆくと。。。


おぉ! リンネソウ!


咲いているという話は聞いていましたが、こんなにも!


どんどん登りますが、ものすごい急登ではないし、お花もたくさんなので、
楽しくて仕方ありません!


ウラジロタデ、ハクサンフウなど


チシマギキョウ


「船越ノ頭(2,612m)」到着。 ですが、ここは休まず行きます。
小蓮華山に向け、まだ半分ちょっとありますからね。


坂の上の雲に向かって歩いてゆくのはなかなか良い気分。
まずは小蓮華山、がんばらないと!


タカネナデシコ、タカネツメクサ


イブキジャコウソウ、タカネツメクサ


ミヤマアズマギク


ウサギギクなど


もっと登ります~。 まだかなぁ~。(^o^;
さすがに小蓮華山山頂に近づくにつれ、登りが堪えてきました。


ハクサンイチゲ群落


ヤマハハコ、チングルマ花穂


ヨツバシオガマ


ミヤマダイモンジソウ


お花を見ながら、写真を撮りながら、ゆっくり、ゆっくり。。。


で、ようやく到着しました!!(14:26)
新潟県最高峰、小蓮華山 (2,766m)


photo by トレッキングさん
白馬大池を 12:30頃出ていますから、CT10分押しくらい。
割と良いタイムで来ました!
白馬岳山頂まではあと約1時間半。 4時頃に着けるでしょうか?
けれど、ここまででかなり疲れも来ています。 体調が良いことが唯一の救い。 
まずはここでゆっくり休み、白馬岳山頂 2,932mに備えましょう!!


憧れの稜線 白馬大池から白馬岳へ #1

2017-08-07 20:59:31 | 山登り in 長野県エリア

2017年8月4日(金)
残雪やお花で彩られる白馬大池西側斜面

 8月4日(金)~5日(土)でとうとう白馬岳への登山に行ってきました! 
 当初は7月下旬に yukoさん、トレッキングさん、私の3名で向かう計画でしたが、今年の悪天候。 梅雨が明けても全く晴れることはなく、2泊3日で計画していたツアーは雨とともに流れ、8月は忙しい yukoさんは不参加決定。
 8/5~7辺りはどうかと毎日、というか一日に何度も天気予報チェックをしているとどうやら 8/4~5 は天気が良いらしい! と、思ったのが 8/3日。 急きょトレッキングさんに 「8/4 の始発ゴンドラに乗り1泊2日で白馬大池山荘泊まり、翌日小蓮華くらいまで行ければいいのではないか。 もしかしたらまた天気は悪い方向に向くかもしれないし。」と持ち掛けると「行きましょう!」とのお返事が。

 しかし直後に白馬大池山荘予約の電話を入れると 「8/4は激混みで予約は入れられない。 当日直接山荘に行って下さい、断ることは基本ありません」とのこと。 うぅむ。 平日だというのに、みんな何をやっているのだ。。。あ、私もか。w
 連日の雨天気に嫌気もさし「8/4の日帰りでもいいではないか」ということで、とにかく行くことは決行!


8/3に見た天気予報より、若干天気が悪くなっていた 8/4朝の予報。 それでも雨は降りそうにない。
なんとなく青空が見えたりもするけど、山の上はどうかな。。。


いよいよこの、ビジターセンター手前からの登山口に入る日が来ました!(8:00)
昨年7月、みんなで八方尾根から唐松岳に登りました。
八方池山荘夕方待ち合わせの前に、私は栂池自然園で花見をしていましたが、
ここのお花に大感動で、山の上に行ったらもっとすごいのだろうな、と
ここから登る日を本当に楽しみにしていたのです。


さて、行きますよ~!
一応今回は一泊の可能性も考え、それなりの荷物は持っています。
白馬大池山荘標高は 2,380m。 やはりこれまでの高山病的な症状は気になります。
ただ、前回の赤岳展望荘は 2,722m。 「あれよりひどくなることはないのでは」という気持ちと、
ドーピングの用意もし、この登山に挑みました。


登山道沿いにはオタカラコウとミズバショウ?


ゴゼンタチバナもまだたくさん見られました。


1時間ちょっと歩いたところで(9:16)小さな残雪。
まわりにチングルマやイワカガミがたくさん咲いていました。





更に少し歩いて「天狗原」到着。(9:29)
ザックを下ろして少し座って休憩です。


遠景、山の上部は雲に覆われていますが、
湿原にはワタスゲ、タテヤマリンドウ、キンコウカ、イワイチョウなど。


歩いていると木道沿いにホソバノキソチドリ、イワショウブのようなものも見られました。


雪渓を越えてゆきます。
手前のトレイルがとても急に見えますが、大丈夫なんだろうか。


手前に見えたトレイルは急なだけでなく、足元に大岩が続く難所でした。
こういう所をバランスよく行けないんだよなぁ。
たぶんへっぴり腰だから余計にバランス悪くなるのだろうけど。
何度も岩の間に落ちるのではないかとヒヤヒヤしました。


けれどお花も見えます。 オオヒョウタンボク。


キバナノコマノツメ


たくさんのナナカマドの向こうに雪渓が迫って来ました。
白く蒸気が上がっています。


振り返るとなかなかいい眺め。
写真奥の方に伸びる木道辺りが天狗原です。
写真左に伸びる木道は「風吹大池」方面に向かいます。





ダイコンソウ


雪渓を登ります。 ここまでムシムシで既に汗ビッショリですから、
雪渓の上はひんやりと気持ち良いです。


雪渓を越えると再び大岩。
ですが、雪渓手前の沢のような感じではないので、やや安心。
「この上が乗鞍岳山頂ですよ!」と言われがんばる!


ヒメシャジン、ミヤマコゴメグサ


山頂ケルン見えたー!
でも、結構遠いよ~!!w


着きました~!\(^o^)/ 山頂、2,436.7m !(10:55)
水分補給して、記念撮影休憩をしたら行きます。
「この広い所を乗り越えたら大池だよ!」と言われ、がぜん張り切る!

少し歩くとそこへ。。。


ライチョウ、キターーーッ!!ヾ(≧▽≦)ノ


トレイルのすぐ近くです!
ジッと見ていると慌てて逃げる風もなく、ゆっくりと周りを見回しながら歩き、
時に足元の草をついばんだり、そのうちにだんだんとハイマツの中に入って行ってしまうのでした。
充分ゆっくり見ることができました! ありがとう、ライチョウ君!


すぐに真っ赤な白馬大池山荘が見えてきました!
もうチングルマも雪渓もライチョウも見たし、
大池でお昼ご飯を食べて、周囲のお花を撮ったら帰ってもいいかも、くらいの気持ちもありました。w


時折雲が降りてきて、対岸が見えなくなったりもします。


池の周りも岩々で、このように雪の残っているところもあり、なかなか山荘に着かない。w
水は透明でとてもきれいです。


ようやく山荘至近まで来ました!
チングルマなど、お花がきれい!


「向こうのほうがもっときれいだよ~!」と行ってしまうトレッキングさん。w


でも、私はこれが気になっていました。w
イモリかなぁ? サンショウウオかなぁ? とにかくいっぱいいました。


ハクサンイチゲ (11:41)


 さて。 ここまででトレッキングさんとは何度か天気予報などをチェックして、この後の行動を考えていました。 とりあえず山荘に宿泊状況を聞いて、激混みもひどい激混みなら、あと少し小蓮華山に向かって登り、時間を見て下山する。 そうでもなさそうならここに泊まり、翌日は白馬岳アタックを試みる。
 で、天気はどうかというと、翌日朝~午前中がとても良い予報。 ここまで登ってきたのだから、泊まりたい! 朝景見たい!!

 お昼ご飯を食べて山荘の受付の方に話を伺うと、大池山荘は1畳に2名以上は確実、と。 ちなみに白馬山荘はどうかと伺うと、「あちらは規模が違いますから、うちより楽なことは確実ですよ。」とのお話。 白馬岳まではCTで約3時間半。 時間は12時を回っている。 5時までにつくことを目標に、大池山荘で白馬山荘の予約を入れてもらいました!
 一応「途中でギブアップした場合はこちらに泊めてください」とお願いし、白馬山荘へのロングジャーニー決行!! 大丈夫なのか、わたし!!?