out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

セメントの山 武甲山 #2

2017-06-11 12:00:00 | 山登り in 埼玉県エリア

2017年6月4日(日)
小持山~大持山間から望む両神山と右奥に浅間山

6月に登った武甲山のレポを10月になってアップしています。 武甲山山頂まで登った #1 の続きです。



山頂を後にしていったんシラジクボという所まで200mほどズンズン下ります。
下りながら「向こうに見えるのが小持山と大持山かな」と登り返しを考える。


もう春のお花には遅い時期でしたが、


所々でその名残が見えます。


石灰石採掘の山とは思えない緑も広がっています。


そんなお花を見ながら小持山へ登り返し。


ふぃ~、と振り返ると武甲山の南側。


そして小持山にと~ちゃ~くっ! (11:00)


小持山山頂は小さなお庭のような山頂で、木に囲まれ見晴らしも良くないので先に進みます。


武甲山山頂と右奥に日光連山。


さらに右に目をやれば、足尾の山々から先端の方は晃石山あたりなのかなぁ、と。


そしてさらに右に向き進行方向には都内のビル群。 中央にスカイツリーが見えますか?


寄せてみました。 右の白いのは東京ドームでしょうか。


筑波山もこんなに近い!w


なんとなく下って。


登ると。。。


見晴らしの良い所から両神山が良く見えました! 近いですからね~。
そしてその右方向には朝見えなかった浅間山も姿を現した、のがトップの写真。


そしてしばし登ると大持山山頂に到着! (12:00)
ちょうどお昼時間になりましたし、スペースもあったのでここでお昼ご飯にしました。


この日の3ピークスは一応達成できました!
が、この先妻坂峠から駐車場までもどのような道かわかりません。
30分程休んで下山します。


それ程アップダウンのない尾根道を歩き始めるとすぐに、


とても見晴らしの良い所に出ました。 妻坂峠、鳥首峠、大持山への分岐点です。
ここは景色も良く、丸太なども置いてあるので、ここでお昼ご飯でも良かったかもしれません。


さて、ここからは下り道です。 お花もないのでちょっと退屈です。


が、葉っぱがきれい。 紅葉の時期もきれいかな?


行く手に見えてきたのは武川岳かな。 登ってみたいけど、なかなか微妙な位置にある。


妻坂峠到着~!


あとは駐車場に向かうだけです!


ここにいらっしゃる石仏様。 奥の説明板には
「この峠で命を落とした人を供養するために、ふもとの山中村の人たちが建てました。 延享4(1747)4.29」
とあります。 日にちが刻まれているのでしょうか。
長い間ここに立ち、通行人の安全を見守っていらっしゃるのですね~。


途中林道と交差する場所がありますが、案内板の通りに行った方が良いようです。


で、駐車場にと~ちゃ~くっ!!\(^o^)/ ( 14:05)
良い時間に着けました。 これなら寄り道して帰れそうです。


 で、車で途中あの工場地帯を通ると下山者が一人歩いていました。 ここで声を掛けたら迷惑かも、という気持ちもあったのですが「乗りますか?」と言ってみました。 既に気温は暑くなってきたし、若いイケメンだし。w すると「お願いします~!」と。ww

 話を聞くと浦山口からの縦走。 ならばこのラストスパートで拾うのはやっぱり申し訳なかったかな、と思ったのですが、ご本人が「いやぁ~、参ってました。」とおっしゃるので良かったみたい。


 そしてその後、私は寺坂棚田へ。 武甲山を眺めるには良い時期でしょ。 と言うかまだ稲の植わっていない田んぼもありました。 ここヒガンバナやコスモスなんかも咲くんですよね。
 灰色で痛々しく見える武甲山ですが、南側には豊かな自然があり、人々はこの山と共に暮らしてきたことを感じました。 こんどは浦山口へ抜けてみようかなぁ。

 この後沼田まで行き前泊。 翌日の尾瀬も大変良い天気、ミズバショウもきれいで、充実の2日間となりました。


セメントの山 武甲山 #1

2017-06-11 09:00:00 | 山登り in 埼玉県エリア

2017年6月4日(日)
武甲山山頂より北方向の展望
遠くに榛名山塊~赤城山塊~日光連山

 
 6月に登った武甲山のレポを10月になってアップしています。 もう記憶も定かでないのですが、一応記録として。

 6月5日(月)、尾瀬ヶ原にミズバショウを見に行きました。 日曜日の方が天気が良さそうだし早朝集合だったので、日曜日にどこかで歩いて沼田に前泊しよう、と決めました。 その計画で都合良く、以前から行きたかったお山と言えば。。。 これはもう真っ先に武甲山だったのです。


 上の写真は2016年4月、モンベルの講習登山で横瀬二子山に登った時に撮ったものです。( iphone で) 山というには奇怪な山容。
 以前は、石灰岩採掘のために削り取られた山頂付近の様子から、死んでしまった山のように見えていました。 子供のころに偽登山家の父が「おじさんたち(父の兄の家族)はたまに武甲山というセメントを採る山に登るそうだよ。 登っているときにウ~、ウ~とサイレンが鳴り、バ~ンッと爆弾が爆発するんだって。 そうやってセメントを採るんだけど、いつかあの山は無くなるのかもしれないな。」
 そんな話を覚えていました。 サイレンや爆弾の音を聞いてみたい気がしていました。 が、子供のころにその山に登ることはなく、大人になって武甲山を見たときには「一体あの山にどうやって登るの!?」と思ったものでした。 本気で、削り取られた段々の斜面を段々に登ってゆくのかと思っていました。

 父は武甲山に登りたかったのかもしれません。 私は山に登るようになって色々なレポを見ているうちに、武甲山はあの斜面を登るわけではないことを知りました。w 幸い武甲山はまだあります。 秩父に行けば誰もが目に止めるその山に、私もいつか登ってみたいと思うようになりました。


巨大なセメントの山の麓には巨大なセメント工場が立ち並びます。 登山口へはまずこのような道路を車で走ってゆきます。
横瀬駅から歩きの人もこの道を歩いてゆきます。 駅から登山口までは約1時間かかります。
横瀬駅から歩き始め浦山口駅に抜けるルートに挑戦してみたいですが、まずこの1時間で萎えそうです。


恐る恐る走ってきましたが、生川沿いの鳥居の駐車場まで舗装道路です。
この鳥居を抜けて駐車場に入るときが脇をこすりそうで一番恐怖。w
駐車場はあまり広くないので確保が大変、と聞いていたので6時頃の到着。
日曜日でしたが10台目くらいでした。
ガードレイル(橋)の向こうに見えるのはトイレです。


始めは林道のような道をスタート。(6:41)


コース概要です。
私は表参道コースで山頂に向かい、小持山~大持山~妻坂峠を経て駐車場に戻る予定です。


武甲山の石灰岩採掘や山の北側斜面で行われています。
登山道は南側を登ってゆくので、あの荒々しい姿はまったく見られません。


しばらくゆるゆると登ると不動滝。
ペットボトルは山頂トイレの水タンクへ水を運ぶボランティア用です。
私は初めてなので様子がわかりませんから今回はパス。 お役に立てずすみません。
この期間水不足で山頂トイレは使用不可でした。


だんだんと斜度が出てきます。
暑くなるだろうと用心していましたが、この日はとても涼しかったのを思い出します。





色鮮やかなお花は見られませんでしたが。。。


これはみんなフタリシズカでしょうか。
武甲山固有種のお花もあるそうなのですが、残念ながら今はほとんど見られないようです。
けれど季節によってはアカヤシオやニリンソウ、カタクリなどが見られるようです。


大杉の広場まで来ました。(7:56)


大杉はこのくらいの大きさです。
わたしと並んで大きく見えるのか?ですが。w


少し休憩してから30分ほど歩くと自然林になり、「この先は採掘場」の案内が。
もうすぐ山頂かな、と。


で、御嶽神社到着。 (8:45)


神社裏側へ少し登ると金網が。 金網越しに進むと。。。


山頂に出ました~!


武甲山山頂と~ちゃ~くっ! (8:55)


良い眺め~! で、まず先日登った両神山先を探す。
おぉ~。 端っこ。。。


秩父盆地の建物の密集度具合がすごいですね。
左奥へ伸びている町が小鹿野町です。
右奥の方には以前登った城峯山もあります。


秩父盆地と遠くには榛名山塊~赤城山塊~日光連山。
秩父盆地奥をふさぐように立つ低めの山が宝登山だそうです。


この写真中央上寄り、中腹に青い屋根の建物が見える山が宝登山。 その右手前の山が蓑山。
奥右には赤城山塊。


奥に日光連山。


筑波山塊。


足元にはもっと雛壇のように採掘場が見えるのかと思ったら、ほとんど見えません。
それほど急斜面ということでしょうか。 金網の中に重機が小さく見えます。


景色も堪能したので御嶽神社の方に戻ります。
バイケイソウがあります。


何か白い花が満開。


ユモトマムシグサ?

では、小持山に向かいましょう。 この後は下って登っての繰り返しですが、
無事歩き切れるのか、心配です。