2017年7月3日(月)
御岳山集落に咲くユキノシタ
いやいや。 山登りを始めてから数年が経ちますが、今回初めて東京の山に登ったのではないかと。 それなのに地元とかよく言うよね。(^^;
どちらかというと西武線沿いの飯能、秩父方面のほうがいろんな意味でなじみが深く、埼玉ながらそちらのほうが地元な感じが強いのだけど、一応わたし東京在住。 思い起こせば〇十年前(小学生)、アウトドアでもない父が「山小屋に泊まって俺が飯盒でご飯を炊いてトン汁作るから、お前の友達を連れて御岳山に泊まりに行くぞ!」って行ってきました。 父は翌朝早くから「仕事があるから従兄の〇君(大学生)と下山してこい。」と去って行きました。 下山した後わたしたちどうやって家に帰ったのだっけ? そんな思い出もある御岳山、ではあります。 思い出す風景は2コマ、3コマ。
ただ、毎年レンゲショウマが咲くころに行ってみようかな、と思ったりもしていました。 東京の山とは言え御岳山も高尾山も興味深いお花が咲くようです。 機会があれば行ってみよう、と思っていました。 今回がその機会? 3日(月)は用事もなく、どうやら東京、山梨あたりのお天気が良さそう。 山梨の山を見ていましたが、やっぱり天気が崩れたときのことを考えるとあまり高い山には登りたくないし、すぐに帰れるところが良いな、と思ったら御岳山になりました。 車で行けば一般道で1時間ちょっと。 近いよね~。( ^ω^ )
ケーブルカー滝本駅の隣には京王の大型駐車場がありますが、営業が7時10分からと。 この日は午後から天気が崩れそうだったのでなるべく早く登山を開始したかったのですが、まぁ仕方ない。 で到着したのが6時50分ごろ。 駅の手前にコインパーキングがあり、7:10より前から駐車できました。 ちょっと下がっただけで1日料金 200円安いのもうれしい。w ちなみにこの下にも民間駐車場がありますが、リンクサイトには駅横の駐車場が満車にならないと空かないと書いてあります。 が、駅まで登るため下に行くほど料金は安いですよ。
ケーブルカーに乗れば6分で御岳山駅に到着ですが、
ここは60分歩きましょう。(7:30)
立派な杉並木の表参道です。
山の上には御岳山駅もありますし、
何しろたくさんの旅館や商店があるので、
細くて急ですが、この道は軽トラなども走る生活道路、です。
テイカカズラ
ハエドクソウ
ギンバイソウ
クサアジサイ
ナワシロイチゴ
モミジイチゴ
植物の名前は間違えているかもしれません。
でも色々あるなぁ、と思いつつ。。。
御岳山駅の方で工事をおこなっており、こんな車両も。
シロソウメンタケ?
赤くてヒョロヒョロしたこのようなキノコ、カエンタケは触るだけでも危険だそうですね。
サワギク
ヤマアジサイ
8:45。 60分以上かかりビジターセンター前。 月曜日はお休み。
ここ、標高900mくらいの山の上なのですが、本当に町なのです。
御師集落と呼ばれているそうですが、古来より御岳神社の信仰を守り、
参拝に訪れる人々のお世話をする方を御師と呼ぶそうです。
裏路地に入ると迷ってしまうほど。
この時期集落の石積みに咲くユキノシタが満開!
集落の道沿いにもいろいろお花が咲いていてきれいだなぁ~、と見ていると、
この日はシーズン一回の草刈りの日ということで、全山上げてブンブンお花が刈り取られてゆく~。w
旅館や商店の路地を抜けて武蔵御岳神社に到着。
拝殿です。 ここで下山までの安全をお祈りし、奥に進みます。
が、その前に。 拝殿の前に鎮座するのは「大口真神」おいぬ様です。
こちらもそうなんですね~。
で、このおいぬ様はなんだかモダンでレオって感じ。
この後奥の方に進んでゆくと色々なお社があり、その一つの前にいるのはこちらもおいぬ様なのでしょうが。。。
おいぬ様、ですよね?w
お社の一番奥に御岳山山頂 929m の名板がありました。
拝殿前までは土を踏むことなく登れてしまう山頂です。
境内にもたくさんのレンゲショウマのつぼみが見られ、こうなると夏にも来たいなぁ、なんて思ったりして。
この日はヤマオダマキがたくさん咲いていました。
つづく
東京とは、思えないほどの魅力を感じます。
2年前の6月28日梅雨時で晴れているところが高尾山しかなく行きましたが、東京の山・高尾山も花がたくさん咲いていて魅力的な山でした。
武蔵御岳神社が素晴らしい!山岳信仰の歴史を見るだけでも楽しめそうです。
で、飯ごうのご飯とトン汁は無事に食べられたのでしょうか。
ここは神社を核にした町、集落なんですね。
ユキノシタ、きれいだわー
高尾にしても御岳にしても、
ゴミゴミ込み合う感じがして敬遠していましたが、
今回は梅雨時で平日だし、御岳山も静かなものでした。
もっともレンゲショウマの季節はまた違うでしょうが。
ここまで来ると東京都とは言えすっかり深山で、
ツキノワグマもムササビも住んでいるし、植物も面白い。
歴史に関していえば、江戸には近いわけですから、
たくさんの参拝客でにぎわったのでしょうね。
大山にしても日光にしても、
昔の人たちはみんな歩いてそこまで行ったことを考えると興味深いです。
時々は山に行ったり川に行ったりしていました。
父は飯盒でご飯を炊くのは上手でした。
戦争に行ったおじさん(長男)が上手だったので、
それを真似ていた感はありますね。
うどん打ちとかも。
料理も調理までは上手でした。w
ですから山でご飯はみんなでおいしく食べた思い出は記憶にあります。
御岳山山上の町は一見の価値ありですね。
たくさんの江戸の人たちがここに参拝に訪れるので、
大宿坊街が必要だったのでしょうね。
それに合わせ茶店や食堂や、色々な修理屋だとか。
あちこちに咲くユキノシタの石垣。
きれいでしたよ~。