2018年2月25日(日)
加治丘陵 桜山展望台より飯能の市街地と山々を望む
中央に高くそびえる茶色の建物は飯能市にある駿河台大学。 その右奥に白い高めのビルが見えますが、そこが西武線飯能駅。 その奥には天覧山、多峯主山(とうのすやま)、関八州見晴台、などの山々が並びます。
このあたりの地域は埼玉の親せきの家に行く時や西武沿線の山々に登山に行く際に通り抜けるものの、こうしてゆっくり眺めたことはありませんでした。 加治丘陵という名前も知らなかった。 ただこの近くに「ムーミンの村っぽいものができたのだよなぁ。行ってみたいなぁ。」とは思っていたのです。 そこに来て、この加治丘陵には「ムササビがいる。なんとカモシカまで生息している。」ということをYAMAPのレコを拝見して知り。。。さらにはこの近くのとても美味しそうなうどん屋さんが YAMAPユーザー、そして丘陵地近辺のムササビ、カモシカ、カワセミなどの鳥各種を撮影していらっしゃり、これは行ってみたいと思っていたわけです。
そのムササビやカモシカを見に? いえいえ。 それはなかなか見られるものではないでしょう。 運よく見られれば好都合ですが、おそらくうどんは隠れたり逃げたりしない。w
ただ、お天気が良いとどうしても遠くの高い山に行きたくなる。。。先日の週末は晴れの土曜日と月曜日が仕事、天気が優れないらしい日曜日が空いていたもので、「これは好機!」と行ってきました。
あいにくムーミンの村「トーベ・ヤンソン あけぼの子供の森公園」はただ今修繕工事で休業中。 なので、いつも通り過ぎてしまう丘陵地帯を歩いて登り、近隣の街並み、山並み 、狭山茶の広大なお茶畑を眺めて、美味しいうどんをいただくハイキング。 それでも時間はあまりそうなので、その後は天覧山にも登ってみようか、という計画。
で、出だしはどこかと言えば、狭山湖。w
多摩湖(村山貯水池)、狭山湖(山口貯水池)も家から近いのに長年行っておらず。
小学生の頃は時折友達と自転車で行ったなぁ。 ここまで来ると結構冒険だった。
ここから富士山が見えるのですが、もちろんこの日は見えません。
この辺り、駐車場はどうだったかな?、富士山見えるのってどの辺だった?
以前と随分変わったかな?、など確認したい思いはずっとあったので寄ってみた。
懐かしい堤防。 なんでこんなところにダム湖があるのだろう、と子供心に不思議だった。
着工は昭和2年(1927年)。 その頃は都内から見れば山奥だったのだろうなぁ。
富士山は見えませんが、大岳山、御前山。 へぇ~、あれが日の出山、御岳山か! と、湖畔にあった案内板を見て思う。
阪神・淡路大震災後堤体強化の工事が行われ、既に完成していますが。。。
湖の反対側がこの住宅地ですから。 そりゃ、しっかりやってもらわないと。
右奥の方には西武遊園地のタワーと観覧車。 その間に見えるのが田無タワー(←これ、東京タワーより高いんですよ)。
左奥にはスカイツリーも見えます。
今度は天気の良い日、ちょっとしか時間がないという時に安心してウォーキングに来られるな。
狭山湖から飯能、近かった!w
ここは「阿須運動公園」の駐車場。 北側の入間川から上流(西側)を見ています。
上流には八高線の架橋が見えます。 それより上流には私が度々通る加治橋があります。
川沿いの駐車場に車を停められます。 駿河台大学はすぐそこ。
大学裏手の(写真左、駐車場より南側)こんもりした丘陵地は、
東西に長く伸びています。
この日はあの丘陵地に上がり、少し歩きまわってから、丘陵地向こう側の街へうどんを食べにに行きます。
簡単な絵地図がありました。
入間市のHPにわかりやすい地図がありました。
絵地図にもありますが、圏央道の入間IC、狭山PA辺りにこんな場所があるのだなぁ、と思っていただければ正解です。
駐車場から丘陵地に入る所に「山の神」様がいらっしゃいますのでお参り。
登山口発見までが難所、って里山アルアルですよね。w
いきなりの急登。
ひと登りで街から隔絶された感じ。 結構奥深い。
ここで「どちらに行こうか?」と思いましたが、倒れている木がなんとなく故意に道をふさいでいるようにも見え、
写真右の方へ行く道を選択。
左に行く道は尾根の上、右に行く道は尾根の下、沢沿いという感じでした。
沢沿いの道は薄暗く、一人では心細い感じ。 しかもわかりにくい渡渉、時折道がなくなるような。。。
「わたし、飯能で遭難? それはヤダよなぁ。」なんて。
アセビが随分咲いていた。
ちょっと登ったらいきなり文明。 ホッとした~。w
この広場あたりに、
いくつか巣箱が見られました。 鳥のものだとは思いますが。。。。
ムササビはこのような巣箱にも住み着いているらしいです。 いくつか見上げてみましたが、ムササビは見えず。
夜行性のムササビですが、時には昼間でも顔を出して日向ぼっこをしているそうです。
さぁ、行きましょう。 カモシカがいるかもしれないし。w
途中、整備された公園がありました。 トイレもあります。
向こうには先ほどの大学。 高い位置に来ましたね。
公園からひと登りで桜山展望台。
もちろん登りますよ~。
展望台より南東~東を見れば朝、狭山湖を見ていた狭山丘陵から都心方面。
写真中央、緑の平原はお茶畑。 昔はもっと広かったのだろうなぁ。
写真右に青くて丸いガスタンクのようなものの上に白い丸い屋根が見えますが、西武ドームです。
その左方、写真中央当たりに高いタワーが見えます。 スカイツリーだと思っていましたが、田無タワーのようです。
南西方向、一番奥にう~っすら丹沢の山々。 かろうじて大山がわかるでしょうか。
その手前にそれより濃く見えている低めの山々ですが、中央の紅白のタワーの後ろ辺りが高尾山だそうです。
高尾山からずっと右に目を移し、一番高い辺りが景信山みたい。
写真には写っていませんが、そこよりさらに右側に陣馬山、富士山があるのです。
西南方向あたり。 写真中央より右側にちょこんとでっぱりのあるのが大岳山。 その右に御前山。
雲取山辺りは木で見えず。
北西方向、駿河台大学の後方、低い山々の中に天覧山、多峯主山。 その後方高く見えるなぁ、関八州見晴台。
ずっと左に目を移し、山の上の住宅街の上の三角が武甲山。
その左武甲山より高く見えるのが大持山、小持山。
もちろん武甲山の方が高いのですが、手前だからこう見えるのでしょうねぇ。
桜山展望台を下り、入間市側の街へ降りてきました。
茶畑越しに加治丘陵を振り返る。 ここからはしばらく街歩き。 のんびり20分ほど歩くと。。。
ありました! 「さわだうどん」さん!
リンクを読んでいただけるとわかりますが、色々面白いお店です。
営業時間が 10:30~14:00、てんぷらなどは売り切れてしまうこともあるそうなので、早目に行くのがポイントだと思います。
つるつるしこしこなうどんとは違います。
武蔵野のぶりぶり、もぎゅもぎゅ噛みしめるうどんです。!!
父やおじさんたちが作ってくれたうどんを思い出しました~!
是非またいただきに伺います!!
(並み盛りうどん 450円、肉汁(汁に肉を入れる)50円、てんぷら(春菊、タマネギ、カボチャ各)70えん)
お店の裏から再び加治丘陵に入り、阿須運動公園に戻ります。 踏み跡薄くちょっと迷いながら。。。
登りきると再び文明のトレイル。 あとは安心、桜山展望台へ、と思いましたが。
途中に真新しいトレイルがあったもので、そちらに行ってみる。
いったん沢に下りて登るようだけど、なんだか楽しそうな雰囲気。
無事巣箱のある広場まで戻り、復路は稜線の上を歩いてみる。
何も問題はなく、明るくて歩きやすいトレイルだった。w
時間は 13:30過ぎ。 急いで天覧山にも行ってみよう!!
加治丘陵を歩かれ、里山を他のっしむことができ、何よりでした。うどんも良いですね。
加治丘陵は聞き覚えがありませんが、望めた
天覧山、多峯主山などはヤマレコなどで見覚えの
ある山名かなと~
ここも天気さえ良ければ、素晴らしい眺望が得ら
そうですね。
地元の小学生は低学年での遠足で天覧山~飯能河原へ行きます。
ただ、加治丘陵という名前は私も改めて知りました。
アルプスの山々は見られないでしょうが、
丹沢から多摩~奥秩父、晴れていれば日光連山、筑波山も望めそうです。
狭山茶の産地なので、晴れた日には広いお茶畑越しに丹沢~富士山、という図も見てみたいものです。