ワクチン接種後190人以上が死亡と、あるマスコミが報道した。まあ接種後に死亡したのは事実であろうが、ワクチン接種との相関性はあるのであろうか?検証してみる。
2020年1年間に死亡した人数は138万人。人口比で言うと、100人に1人
2016年における突然死総数の死亡総数に対する割合は10.6%これを2020年も同じとして計算すると 突然死は1000人に1人
であれば、ワクチンを打った人1000人に1人は統計的には死亡しても不思議ではない。
しかし、この数字は1年間即ち365日観察していてその間に死ぬ確率なので少し話は違う。ワクチンで死んだと騒ぐのは接種後数日で死んでいるからなので、何日間か特定する必要がある。仮にこの期間を3日に設定しよう。すると3/365なので122,000人に1人となる。
マスコミが騒いでいる190人の死亡だと、接種しようがしまいが2,300万人を観察すると生じる可能性がある。
ワクチン接種人数は延べで2千万人超ぐらいなので、大体普通に突然死する人数と合致している。よって結論としては死者の大多数は自然死の可能性が高い。勿論統計計算なので、個々の人の状況は加味していないし、概算であるので、全てが自然死によるものだとは言えないが、大多数はワクチン接種しなくとも死亡していた可能性が高いと言える。
ファイザーやモデルなのワクチンはmRNAワクチンで新しい技術のため、長期的な安全性の評価は今後行われる。よって現在のワクチン接種は欧米の接種状況を見るに短期的には悪影響が少ないことは間違いないが、長期的な安全性は担保されていない。そんな野のものとも山のものとも分からないワクチンは打ちたくないというのは、ある意味理解できるのだが、科学を外れて情緒でワクチンを否定する間違ったニュースは排除する必要があると私は感じている。