以前、スマホカメラについて述べたことがあるが、実は認識不足な所があったので、その点をここで披露する。
前に「カメラの性能を決める要素は大きく3つ挙げられる。(1)撮像素子、(2)制御ソフトウエア、(3)レンズである。」と記載した。まあ当たらずとも遠からずなのではあるが、実は(2)についてはSoCの性能も大きく影響を与えているので、本来は(4)SoCを加える必要があることを知った。
スマホのカメラはコンピューティングフォトグラフィと言われるくらい、制御ソフトにより実データを望ましい写真に近づける様に処理している。大きくはソフトな訳であるが、理想的にソフトを作動させるためにはそれを可能とするSoCが必要で、逆にSoCに合わせてソフトを調整する必要が生じる。まあ、簡単に調整できるような物なら問題ないが、昨今の高度な処理には最高のSoCが必要となる。コンピューティングフォトグラフィに必要となる画像処理もSoCで行われる訳であるが、SoCの画像処理能力が低いと画像処理ソフトの足を引っ張ってしまうのである。
最近の機種で言えば、oppoのreno10Proがあげられる。こいつのセンサはフラッグシップと同等の高級品を使っているのだが、連写性能や暗所性能がフラッグシップに届かないと言われている。これは使用されているSoCが型落ちのミドルハイSnapdragon778Gだからである。
前に「カメラの性能を決める要素は大きく3つ挙げられる。(1)撮像素子、(2)制御ソフトウエア、(3)レンズである。」と記載した。まあ当たらずとも遠からずなのではあるが、実は(2)についてはSoCの性能も大きく影響を与えているので、本来は(4)SoCを加える必要があることを知った。
スマホのカメラはコンピューティングフォトグラフィと言われるくらい、制御ソフトにより実データを望ましい写真に近づける様に処理している。大きくはソフトな訳であるが、理想的にソフトを作動させるためにはそれを可能とするSoCが必要で、逆にSoCに合わせてソフトを調整する必要が生じる。まあ、簡単に調整できるような物なら問題ないが、昨今の高度な処理には最高のSoCが必要となる。コンピューティングフォトグラフィに必要となる画像処理もSoCで行われる訳であるが、SoCの画像処理能力が低いと画像処理ソフトの足を引っ張ってしまうのである。
最近の機種で言えば、oppoのreno10Proがあげられる。こいつのセンサはフラッグシップと同等の高級品を使っているのだが、連写性能や暗所性能がフラッグシップに届かないと言われている。これは使用されているSoCが型落ちのミドルハイSnapdragon778Gだからである。
また、Xiaomi13TとXiaomi13T Proの兄弟機比較でも差は明らかである。Pro付はかなりいい線いっているらしいが、無印は一歩劣るようである。これはセンサが同じでも使用SoCがPro付はハイエンド、無印はミドルハイなのが理由だと思われる。
SoCの癖による違いはXiaomi11T ProとXiaomi11Tの比較が面白い。こいつらは兄弟機で同じセンサを使っているが、全く別の写り具合を示す。Xiaomi11T ProはQualcomのSnapdragon888、Xiaomi11TはMediatekのDimensity1200ultraを使っている。ベンチマークでは1割程度差があるが、何れも当時のフラッグシップSoCである。SoCのメーカーにより差が出るのが分かると思う。
また、カメラ性能が高いスマホと言えばAppleのiPhone、SamsungのGalaxyのSシリーズ、GoogleのPixel、oppoのfindシリーズなどがあるが、この中でPixelだけはカメラ性能は負けていないが総合的ベンチマークは低い。これはPixelにSamsung製SoCのカスタマイズ品が使われており、これがAIとカメラ性能に振ったSoCでソフトも優秀なためと想像されている。
という訳で、カメラ性能にはSoCも大事だという話であった。
なお、カメラ性能が高いスマホにXperiaを挙げていないが、Xperiaはセンサやレンズは最高でもソフトが一歩劣ると評価されているらしいので、ご参考まで。