日本製鉄によるUSスチール買収を米国の労組が大反対する理由が分からなかったのだが、USスチールの労働者は買収を歓迎との情報を入手して気が付いた。
米国の労組は業界毎の労組であり、日本のような企業ごとの労組ではない。今回日本製鉄はUSスチールを買収し、老朽化した設備を更新し、米国内での販売を拡大しようとしている。
もし、これが実行されると、当然の如く業界他社即ちクリープランドを含めた米国内の鉄鋼他社の業績に大きなマイナスの影響が出る。即ちUSスチール以外の全米国鉄鋼会社にとって悪夢である。であるなら、鉄鋼業界を代表する労組が日本製鉄による買収を強く反対する理由も分かる。