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■ビッグ・ファーマ 製薬会社の真実(著 マーシャ・エンジェル)(2005/11/30)

2021-12-01 05:14:15 | 日記

 

■ビッグ・ファーマ 製薬会社の真実(著 マーシャ・エンジェル)(2005/11/30)

https://www.amazon.co.jp/dp/4884122623/ref=cm_sw_r_tw_dp_JNC15HMCM61CWXBDKEJX


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ビッグ・ファーマ 製薬会社の真実(2005/11/30)マーシャ・エンジェル (著), 栗原 千絵子 斉尾 武郎


【翻訳刊行に寄せて】福島雅典

 

医師や製薬産業の姿は、傲慢にも社会を欺き、生命を冒涜しており醜悪そのものである。


医学を司る者が神を演じようとすれば、医学的災害が生じるのは当然である。

わが国において薬害は後をたたず繰り返され、悲しむべきことにいずれも科学的不正という人災により被害が拡大したものである。


科学者の不誠実な行為が果てしない退廃と荒涼を社会にもたらすことを我々は十分に経験してきた。

歴史から学ぶことができない者に、未来はない。


言うまでもなく、科学的根拠に基づく医療が成り立つには、まず、公正な医学研究が行われ、その成果が公正に社会に還元されなければならない。

本書は、医学研究が人間の都合で歪められ、正しい結果が得られていないという現実を暴き出す。


医学研究における科学的非行が頻発し、医療への信頼が失われる。

あるいは、科学的に質の保証されない情報がマスメディアを通じて、日夜、きわめて巧妙に人々の目に耳にすり込まれる。


医薬品の開発と販売はしっかりと市場メカニズムに組み込まれ、皮肉なことにとうとう、新薬のコストは家計で賄える限界を越えてしまった。

あまっさえ、本来は人間が創り出すことなどあってはならない病気という需要が人為的に創出されさえもするのだ。


そしてついには医療不信から、安心と納得を求めて医療漂流民が続出する。

これは他国の話ではない。


わが国の現状でもあるなのである。

科学はもはやかつてのそれではない。


科学はビジネスと結びつき、その水面下では熾烈な特許戦争が繰り広げられている。

今や販売戦争を勝ち抜くため研究結果を権威づける手段として世界中から競って論文が投稿されるトップ・ジャーナルは、ビジネスの僕と化しつつあるのではないか? 


モンスターのごとく肥大化した科学を奉じる共同体は、すでに善意によって制御しうる域を超えている。

哲学のない科学は狂気(凶器)である。


科学を妄信しトップ・ジャーナルを崇める状況は、何か、歪んだ宗教とでもいうべき様相を呈している。

こうした医学研究を取り巻く狂気の渦から逃れ、真実に照らされる正しい未来への道を拓く方法はあるのだろうか?


答えは単純である。

我々の目指すゴールが何であり、何を信じるのか。


すなわち、真実を知り、妄信の生成されるメカニズムを知ることによって、洗脳を解くことである。

 

 

 

〇メディア掲載レビュー

 


製薬ビジネスにかかわるすべての人に読んでもらいたい書籍が登場した。


副題が「製薬会社の真実」とあることから、本書をいわゆる暴露本ととらえる人もあるかもしれないが、その主張のほとんどはしっかりとした根拠に基づいている。

著者のエンジェル氏は、医学雑誌The New England Journal of Medicineの前編集長。


タイム誌が、米国で最も影響力のある25人に選んだこともある人物だ。

掛け値なしに一流のジャーナリストである同氏が、「製薬企業は不誠実で狡猾だ」と全力を挙げて告発するために著したのが本書である。


「製薬業界の技術革新力が特に優れているわけではない。重要な薬の多くは、公的研究やバイオテク企業から生まれている」

「製薬企業は薬が良く効くように見せかけるため、臨床試験に細工を施している」


「薬の開発に多額の資金が必要だというのは嘘で、ほとんどはマーケティングにかかる費用である」

などその内容は刺激的である。


ただし、著者が“悪”と断じている行為は、業界にとってはどれも当然のものばかりだ。

(日経バイオビジネス 2006/01/01 Copyrightコピーライト2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画

 

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■ビッグ・ファーマ 製薬会社の真実(マーシャ・エンジェル)
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■PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは? 済生会「コロナのデータを理解する」2020.09.14 久保園高明(鹿児島病院院長)

2021-12-01 05:13:48 | 日記


■PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは?

済生会「コロナのデータを理解する」2020.09.14 久保園高明(鹿児島病院院長)

https://www.saiseikai.or.jp/feature/covid19/data_q02/


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コロナ禍の報道でよく聞くPCR検査や抗原検査。

しかし何がどう違うのかよく知らないという人も多いはず。

今回は、さまざまな検査の特徴やその仕組み、検査に関する専門用語を分かりやすく解説。

最後に、もし東京都の人口全員を検査するとどうなるのか、シミュレーション結果から分かることをお伝えします。


・いろいろな検査があるけど、何がどう違うの?


新型コロナウイルスの検査には、ウイルスの有無を調べる「PCR検査」「抗原検査」、過去の感染の有無を調べる「抗体検査」の3つがあります。

それぞれの特徴についてみていきましょう。


・コロナウイルスの検査で聞く、『感度』や『特異度』ってなに?


「感度」とは、検査して“正しく陽性(感染している)と分かる割合”です。

真陽性率ともいいます。

例えば100人感染者がいるとして、検査で90人が陽性と分かるならば、感度は90%となります。

「特異度」とは、検査して“正しく陰性(感染していない)と分かる割合”です。

真陰性率ともいいます 。

例えば感染していない人が100人いるとして、検査で98人が陰性と分かるならば、特異度は98%となります。

なお、感染してから何日経過したかや、検体(検査する血液や体液)に含まれるウイルス量によって感度は変わりますが、新型コロナのPCR検査の感度は最高でも70%ほどと考えられています。

特異度はおおよそ99%程度のようです。


・感度や特異度を100%にすることはできないの?


「できない」と考えておいた方がよいでしょう。

感度や特異度は、検査をする材料(検体)の状態 や、陽性と判断する基準値(カットオフ値といいます)によっても変わってきます 。

ごく一部の病気を除いては、感度100%・特異度100%の検査をすることはできないのです。


・感度が70%だとして、残りの30%は?


残りの30%は、本当は感染しているのに陰性となってしまう人の割合です。

これを「偽陰性」といいます。

一方、特異度が99%の場合、1%余ります。

この1%は、本当は感染していないのに陽性となってしまう人の割合です。

これを「偽陽性」といいます。

それでは、ここで問題です。

例えば下記の条件で検査を行なった場合、陽性の的中率(検査の信用度ともいえます)はどれくらいでしょうか? 

計算してみましょう。


・人口:1400万人(おおよそ東京都の人口)
・感度:70%
・特異度:99%
・感染率:人口の0.12%(東京都の10万人当たりの感染者数より仮の感染率を作成)


答えは約7.8%です。

約1.2万人しか感染者を割り出せません。

偽陰性の人も約5,000人出ます。

一方で、約14万人もの人々が偽陽性と判定されてしまうのです。


・本当に検査するべき人だけを検査する理由


この結果から分かることを整理してみましょう。

1.疑わしくない人まで対象に含めて検査人数が多くなると、偽陽性の人数が多くなってしまう(真陽性〈本当に陽性〉の人数よりも多い!)。

2.偽陽性の人数が多くなると、検査の信用度が下がってしまう。

検査を受けて陽性といわれても、その人が本当に陽性である確率が約7.8%だとすれば、はたして検査をする意味があるのか、分からなくなってしまいそうです。


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■PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは?
済生会「コロナのデータを理解する」2020.09.14 久保園高明(鹿児島病院院長)
https://www.saiseikai.or.jp/feature/covid19/data_q02/


■ダイヤモンド・プリンセスの呆れた感染対策、厚労官僚はなぜ暴走したのか 週刊ダイヤモンド 2020.2.20

2021-12-01 05:13:19 | 日記


■ダイヤモンド・プリンセスの呆れた感染対策、厚労官僚はなぜ暴走したのか

週刊ダイヤモンド 2020.2.20

https://diamond.jp/articles/-/229357


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岩田健太郎・神戸大学教授がYouTubeで告発した、ダイヤモンド・プリンセスのお粗末な新型コロナウイルス対策。


アフリカや中国と比べてもひどいという感染対策そのものも大問題だが、意見を口にする者を現場から締め出すという、徹底した「言論統制」を敷いていることも明かされた。

なぜ、エリート揃いの厚労省が、こんな暴走をしているのだろうか。(ノンフィクションライター 窪田順生)

 

・感染対策の専門家も 呆れる惨状

 

「アフリカや中国と比べてもひどい感染対策、まさかここまでひどいとは…」

18日、感染対策の専門家である岩田健太郎・神戸大学教授がYouTubeにアップした「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。


なぜ船に入って一日で追い出されたのか」という動画が、日本中に衝撃を与えている。

17日、ダイヤモンド・プリンセス号に乗船を許された岩田氏が見た光景は驚きの連続だった。


まず、感染対策の世界では“基本のキ”である、レッドゾーン(防護服を着る区域)とグリーンゾーン(防護服を着なくてもいい安全な区域)に明確に分けることもしておらずグチャグチャ。

どこの手すり、どこの絨毯が汚染されているかもわからないというカオスな状態だったという。


さらに、これまた世界の感染対策の現場では鉄則とされている「医療従事者の安全」もないがしろにされていた。


例えば、発熱した乗客が自室を出て、普通に廊下を歩き回って、防護服をつけていない医療スタッフなどと普通にすれ違っているそうで、医療従事者も「自分も感染しても仕方がない」と諦めムードの中で乗客のサポートをしているらしい。


これは、アフリカや中国の感染対策と比べてもひどいレベルだ、と岩田氏は指摘している。

要するに、世界の常識と大きくかけ離れ、医療従事者が玉砕覚悟で現場に飛び込む「カミカゼ感染対策」ともいうべき、支離滅裂な“ウイルスとの戦い”が繰り広げられているのだ。


感染対策のプロとして20年以上のキャリアを持ち、アフリカのエボラ出血熱や中国のSARSなど過酷な現場での経験もある岩田氏だが、これまでは自分が感染する恐怖はなかったという。

専門家としてどうすれば感染しないのかということを理解しているので「対策」が取れるからだ。


だが、ダイヤモンド・プリンセスのカオスな現場では、はじめて感染するかもしれないと恐怖に感じたという。

実際、動画を撮影している時点で、岩田氏は自身も感染したかもしれないというリスクを考慮して、家族などと離れて1人で部屋にこもっていると述べている。

 

・北朝鮮も真っ青の言論統制が敷かれている


ダイヤモンド・プリンセス号では18日現在、厚労省職員も含む542人という凄まじい数の感染者が出ている。


これを受けて一部メディアは、「もともと英国籍の船で、国際ルールの中で日本政府は強制力がなかったからしょうがない!」とか、「船内隔離をしないで上陸させていたら、もっとひどいことになっていた」という政府擁護の姿勢を見せているが、岩田氏の「決死の告発」を踏まえれば、擁護できる部分は1ミリもない。


アフリカや中国よりもひどい感染対応によって、健康な人にまでウィルスを広げてしまった「人災」の可能性が否めないからだ。

では、何かにつけて「日本の医療レベルは世界一」だと喧伝するこの国の感染対策が、なぜこんなお粗末なことになってしまったのか。


情報の少ない現時点ではまだなんともいえないが、岩田氏の告発からうかがえる一因として、「厚労官僚の暴走」がある。


前にも述べたように、岩田氏は17日にダイヤモンド・プリンセスに乗船を許された。これは岩田氏が個人的につながりのある厚労省の人間と交渉をしたからということらしいが、そこで岩田氏は“奇妙な約束”をさせられる。


「DMAT(災害派遣医療チーム)のメンバーとして乗船し、決して感染対策の仕事はしてはいけない」というものだ。

「は?感染対策の専門家に仕事をさせないってどんな理屈だよ」と呆れる方も多いかもしれないが、驚くのはそれだけではない。


船内を案内された後、岩田氏はスタッフらのミーティングで意見を述べてもいいかと打診をしたところ、感染対策を取り仕切っている何者かの怒りを買ったということで、わずか1日で下船を命じられたというのだ。


岩田氏によれば、船内では厚労省の方針への異論を許さぬムードが蔓延しているという。

岩田氏が訪れる前にも、感染対策の専門家は何人か乗船したというが、ほとんどがこのようなムードを忖度して進言をしない。


もちろん、「同調圧力」に屈することなく進言をする者もいたが、厚労省側は耳を貸さず、岩田氏のように船から追い出されてしまうらしい。

つまり、中国や北朝鮮のような「言論統制」が、現場の専門家たちの「粛清」を引き起こして、ただでさえ稚拙な感染対策をさらにひどい状態にしているのだ。

 


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■ダイヤモンド・プリンセスの呆れた感染対策、厚労官僚はなぜ暴走したのか
週刊ダイヤモンド 2020.2.20
https://diamond.jp/articles/-/229357