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■なぜコロナで保健所は機能不全に陥った?「行政改革」による人員削減、国の費用負担廃止 Business Journal 2020.11.20

2021-12-23 04:06:07 | 日記

 

■なぜコロナで保健所は機能不全に陥った?「行政改革」による人員削減、国の費用負担廃止

Business Journal 2020.11.20

https://biz-journal.jp/2020/11/post_191392.html


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新型コロナウイルスの第3波ともいえる感染拡大が続くなか、感染症対策の中核を担うべき保健所の苦難は続いている。

人手不足と保健所の設置数減少が重なり、働いている方々の過重労働も解消されていない。

保健所職員の拡充の必要性は与野党とも認識しているが、その取り組みははかばかしくない。

 
いったい、なぜこのような事態に陥ったのか。

歴史的に見てみよう。
 

保健所は、1947年に憲法25条の国民の生存権保障に基づき制定された保健所法で、国の責任で国民の公衆衛生の向上・増進を図ることを目的に「人口10万人に1カ所」の基準で設置されてきた。


この保健所法は、保健所の無料利用の原則を規定するとともに、施設または設備に要する経費及び保健所の運営に要する経費の国の負担を明記していた。

この状態が続いていれば、現在のような混乱は防げていたといえる。

 
しかし、81年の第二次臨時行政調査会の答申で保健医療に関して疾病の自己責任、国庫補助の引き下げ、民間活力の導入などが提言されたのを受けて、84年には保健所法を改正して、保健所運営費を従来の定率補助方式から定額補助方式に変更し、国庫負担の削減を進めた。


85年には、「地方行革大綱」に基づいて保健所の統廃合、人員の削減、業務の民間委託が進められた。


1989年には総務庁の行政監察「保健衛生に関する行政監察結果に基づく勧告」が出され、そのなかで保健所業務の民間委託化、保健所の縮小及び廃止、業務の市町村への移管、監視・検査業務の特定保健所への集中化を打ち出したのである。

 
これを受けて始まったのが、「地域保健対策強化のための関係法律の整備に関する法律案」策定の検討作業であった。


そして94年に政府は、保健所に対する財政支出を減らすことを主な目的に保健所法という名称を地域保健法に変え、保健所の削減・再編を進める「地域保健対策強化のための関係法律の整備に関する法律案」を国会に提出して成立させたのである。

 
この法律の下で保健所の削減・再編、国の保健所運営に関する経費負担の廃止と市町村への負担の転嫁、市町村保健センターへの権限委譲が進められた。

96年に845あった保健所数は97年には706と、1年で139も削減されたのである。


・「新しい時代の感染症対策について」


このような怒涛のような保健所削減の一方、97年12月に厚生労働省の公衆衛生審議会は、報告書「新しい時代の感染症対策について」をまとめ公表した。


「保健所は、地域における感染症対策の技術的専門組織として市町村への情報提供・指導に当たるべき役割を担うべきであることは言うまでもない。新しい時代の感染症対策においては、(略)地域における感染症対策の中核的機関としての位置づけを明確にすべきである」


「都道府県においては、中期的な課題として保健所に疫学(特に感染症の疫学)の専門家を配置する等の取り組みを進めることにより、実際に患者発生があった場合の必要に応じての積極的疫学調査を迅速かつ効果的・効率的に行えるように体制整備を進めていくことが期待される」

 
このような公衆衛生審議会の提案も保健所機能の強化には結び付かず、人員の削減、保健所の削減は続いたのである。


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■なぜコロナで保健所は機能不全に陥った?「行政改革」による人員削減、国の費用負担廃止
Business Journal 2020.11.20
https://biz-journal.jp/2020/11/post_191392.html


■ドライバーよ、怒れ! ドイツは高速道路無料なのに、なぜ日本の首都高はまたまた値上げするのか? Yahoo!ニュース(2021/5/25)週プレNEWS

2021-12-23 04:05:50 | 日記

 


■ドライバーよ、怒れ! ドイツは高速道路無料なのに、なぜ日本の首都高はまたまた値上げするのか?

Yahoo!ニュース(2021/5/25)週プレNEWS

https://news.yahoo.co.jp/articles/04c29f351e729f79dedc8422346f4a642506b56b?page=1


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無料化が約束されていたはずの日本の高速道路。

しかし、気がつけば通行料金は上昇の一途。

いったいいつになったら日本の高速道路は無料化されるの? 

一方で、自動車大国ドイツの高速道路はなぜ全区間無料なのか? 

自動車ジャーナリストの竹花寿実(たけはな・としみ)が解説する。

 


――首都高速が来年4月にまたまた値上げします! 一緒に怒りましょう!


竹花 (無視して)補足すると、正確には今年3月12日に新料金案が発表され、これから国交省などの認可を受けて、正式に決定します。まぁ、それは形式的なものなので実質値上げ決定ですが。

 

――で、どんな値上げ? 


竹花 これまで首都高速は、普通車で35.7㎞以上走ると1320円の上限料金が適用されていましたが、来年4月からは「55㎞以上で上限1950円」に。つまり、改定後は35.7㎞以上走ると現在より高くなる。

例えば横浜市の「幸浦(さちうら)IC」からさいたま市の「さいたま見沼IC」まで走ると、走行距離は最短で86.4㎞なので、現在は1320円なのが1950円になる。


――なぜ改定するんスか?


竹花 現在の上限ルールでは、首都高速はほかの高速道路と比較して、長距離になるほど安いので、一部区間で交通が集中しているんです。


――渋滞がハンパないと。


竹花 ですから、首都高速以外の高速道路や自動車専用道路と料金水準を合わせて、クルマの流れを分散しようという意図がある。


――確認ですが、今の首都高速の料金って安いんですか?


竹花 安いです。


――安いんかい! 一緒に怒ってくれると思ったのに!


竹花 (無視して)先ほど挙げた幸浦~さいたま見沼(86.4㎞)は、東名高速道路の東京~御殿場(83.7㎞)間とほぼ同じ距離ですが、東名の料金は2620円(深夜割引料金は1830円)で、首都高は改定後でも1950円ですから。


――だったら、今回の首都高速の値上げが、利用者にどんなメリットやデメリットが?


竹花 都心を横断・縦断するクルマが減るはずなので、渋滞は減ると思います。また午前0~4時に20%の深夜割引が導入される予定なので、深夜に利用する人はお得になります。法人や大口利用者を対象にした割引は、現在の最大35%から45%へ拡大。

さらにつけ加えると、35.8㎞未満の利用は、改定後も料金は変わりません。問題は現金利用者で、一律で上限料金が1950円になる。常に55㎞以上走る人以外は早急にETCをつけるべきです。


――なんか全体的にいい話になりそうですが、そもそも首都高速に限らず日本の高速道路はいずれ無料になるはずだったのでは!?(怒)


竹花 確かにかつては「建設費の償還後は無料化する」という話がありました。しかし、現実には東名高速道路の全線開通から半世紀以上がたっても料金を徴収し続けています。これは1972年に全国料金プール制が導入され、日本全国の高速道路ネットワーク建設にかかるお金をまとめて償還すると決まったからです。

しかも、すでに箱根新道や八王子バイパスのように、独立した一般有料道路が無料化された実績もあります。ただ、多くの高速道路や都市高速の無料化は......まぁ無理です。


――それはなんで?


竹花 まず日本の高速道路(都市高速含む)は、現時点で26兆円を超える債務残高がある。民営化で債務返済は加速したが、それでも今後数十年は返済が続きます。また、新規の高速道路建設や老朽化した区間の造り替え、点検や補修、改良には恒久的に莫大(ばくだい)な費用がかかる。

総延長が9200㎞を超える日本の高速道路は、維持費だけでも2050年までに軽く10兆円以上が必要という声もあります。東名高速道路にしても、全線開通から50年以上経過しているし、ほかの主要高速道路も老朽化している。日本では高速道路無料化の可能性はかなり低い。


――でも、例えばドイツは高速道路が無料ですよね?


竹花 ええ、ドイツのアウトバーンは全区間が無料です。では、日本とドイツの違いは何か。日本の高速道路はかつての道路公団が借金をして建設した「公団方式」。それに対して、ドイツは国が税金で建設した「公共事業方式」。だからアウトバーンは借金がないんです。

 

――それでもメンテナンスにはお金がかかりますよね?


竹花 かかりますが、国と州が税金から年間およそ30億ユーロ(約4000億円)を拠出して賄っています。全長約1万3000㎞の高速道路のメンテナンス費としては安いほうかと。

少し話はズレますが、私がドイツで仕事をしていた頃、日本に駐在経験のある自動車メーカーのエンジニアやデザイナーは、「日本の高速料金はクレイジーだ」と困惑していた。なぜなら、ヨーロッパは高速道路が有料の国は桁違いに料金が安い。例えばスイスは年間40フラン(約4700円)で高速道路に乗り放題になる。

 

――安ッ!

竹花 ヨーロッパは土地に余裕があって地震も少ないので、建設費や耐震基準が日本より抑えられるのも大きい。ドイツに限ると、「国民の移動の自由を守るため、アウトバーンは無料かつ速度無制限でなければならない」と考える人がとても多い。それはもう、"ドイツ人の基本的人権"といった感覚です。

また、政府も「移動性の確保なくして国の繁栄はない」との認識で、道路や鉄道への投資額を増やしている。ドイツは所得税や付加価値税、ガソリン税など税金は日本よりも高いですが、こと道路に関しては、しっかりしたサービスが提供されています。


――どうにか日本の高速を無料にしたいスけど、何かいい知恵ありませんか?


竹花 (元気よく)あります。日本がドイツから見習うべき点は、有権者の姿勢です。前回のドイツ連邦議会選挙(2017年)の投票率は76.2%。そりゃ、政治家は広く国民の声に耳を傾けますよ!


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■ドライバーよ、怒れ! ドイツは高速道路無料なのに、なぜ日本の首都高はまたまた値上げするのか?
Yahoo!ニュース(2021/5/25)
https://news.yahoo.co.jp/articles/04c29f351e729f79dedc8422346f4a642506b56b?page=1


■危ない食品を見分けられない人が被るリスク 不自然な食品は人間の脳と体をむしばむ 東洋経済 2019/05/25 白澤卓二 : 医学博士

2021-12-23 04:05:24 | 日記

 

■危ない食品を見分けられない人が被るリスク

不自然な食品は人間の脳と体をむしばむ

東洋経済 2019/05/25 白澤卓二 : 医学博士

https://toyokeizai.net/articles/-/282865


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近年、欧米では超加工食品のリスクが注目されています。

超加工食品とは常温でも長期間保存できるよう、高度に加工された食品のことです。


超加工食品が知られるきっかけになったのは、ブラジル・サンパウロ大学の研究者らが提唱した、食品を加工の程度で4つに分類したNOVA分類です。


NOVA分類で最も加工度の高いグループ4に分類される食品が「超加工食品」で、「一般家庭での調理に使用されない物質、カゼイン、硬化油、加水分解タンパク質、液糖、香料、甘味料、着色料、安定剤、防腐剤、乳化剤などを含む食品。例えば大量生産された菓子パン、スナック菓子、菓子類、ミートボール、肉製品、インスタントラーメンなど」となっています。

 

・超加工食品をどれくらい口にしている?


普段どれくらい超加工食品を口にしているかは、次の項目をチェックするといいでしょう。

 

「当てはまる項目が多いほど脳や体が汚染されている!?」


□朝食はコンビニなどで買った菓子パンやおにぎり

□仕事の休憩には甘いコーヒーや炭酸水

□ランチはハンバーガー

□疲れたら甘いお菓子を食べて気分転換

□自炊はほとんどしない

□コンビニの弁当やスーパーの惣菜をよく食べる

□ハムやソーセージをよく食べる

□みそやしょうゆはだし入りを活用

□自炊には合わせ調味料(鍋の素など)を使う

□加工食品を購入するときに原材料をチェックしない

 


誰しも1つくらいは当てはまりそうです。

現代人にとって、超加工食品は普段から口にすることが多い、とても身近な食品です。


にもかかわらず、近年、欧米では超加工食品が健康に与えるリスクが指摘され始めています。

今年2月には、『JAMA Internal Medicine』に「ジャンクフードを食べると死亡率が上がる」という大規模調査報告が掲載され、さらに注目が集まっています。


この調査報告は、フランスのパリ13大学が行っている「NutriNet-Sante Study」という現在も進行中のコホート研究のデータをまとめたもので、45歳以上のフランス人4万人以上を平均7年以上追跡調査しています。


調査報告によると、超加工食品(NOVA分類のグループ4に指定される食品)の摂取量が10%増えるごとに、感染症以外のすべての疾患の死亡リスクが増加していたのです。

研究チームは、超加工食品と死亡リスクとのつながりの背景に、乳化剤や人工甘味料といった食品添加物の関連があるのではないかと指摘しています。

 

・加工食品には欠かせない食品添加物の知られざるリスク


食品添加物は、食品の形を整えたり、色や味をよくしたり、日持ちを向上させたりするために使用される物質の総称です。


日本では厚生労働省が指定する指定添加物455品目のほか、昔から使用されていて安全性に問題がないと認められている既存添加物365品目、植物や動物などが原料の天然香料が約600品目、食品が添加物として使用されているものが約100品目と、1500以上の食品添加物が使用されています。


この数は世界の中でも多いと指摘されています。

実際、ここ5年間に日本で認可された指定添加物は44品目で、アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド8品目、カナダ4品目。日本の認可数が突出していることがわかります。


さらに、欧米では危険性があると採用されていない食品添加物が、日本では認可され、使用されているというこわい現実はあまり知られていません。

食品添加物については「心配ない」と主張する研究者もいれば、健康に害をもたらす「危険なもの」だと警鐘を鳴らす研究者もいます。


食品添加物の安全性を評価する食品安全委員会は「安全な量を定めて使用を認めているのだから心配ない」と言いますが、その「安全な量」は動物実験の結果から計算式で算出したものです。

ヒトで調べたデータではありません。


しかも、現在、定められている安全な量は、1つの食品添加物を摂ったときの数値です。

複数の食品添加物を長期にわたって食べ続けた結果、どうなるかは調べていません。


加工食品をそれほど食べていない人と、毎日毎食、超加工食品を食べ続けている人ではリスクが違ってくる、私はそう思います。

また、超加工食品を食べ過ぎると、糖質や脂質も過剰摂取してしまいます。


それらは、脳卒中や高血圧、糖尿病などのリスク要因にもなるので、健康のためには、できるだけ超加工食品は避けたほうがいいのです。

 

・発がん性などが指摘される危険な食品添加物を避ける


もちろん、すべての食品添加物が危険、加工食品を口にしてはいけない、とは言いません。


加工食品は現代の食生活に欠かせないものですし、食品添加物を口にしないなんて、自給自足の生活を送らない限り、実現できることではないからです。

反面、食品添加物のなかに危険性が指摘されているものがあることも事実です。


便利で安くておいしいからと、毎日のように口にするのはいかがなものかと思います。

日本は超高齢化社会を迎え、人生100年時代を迎えたと言われています。


100歳までボケずに元気で過ごすためには、健康へのリスクが指摘されるものはできるだけ体に入れないほうがいいでしょう。

食品添加物を気にしすぎると、口にできるものが限られてしまい、かえってストレスになってしまいます。


まずは、発がん性があるもの、毒性が高いもの、毒性はそれほど高くないけれど使用されている頻度(食品の数)が多いものを避けましょう。

 

その代表は以下です。


「危険性が指摘されている食品添加物」


□臭素酸カリウム

□タール色素

□防カビ剤

□次亜塩素酸ナトリウム

□亜硝酸ナトリウム

□亜硫酸ナトリウム

□グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸)

□安息香酸ナトリウム

□ソルビン酸

□カラギーナン

 


拙著『Dr.白澤の ゆる無添加のすすめ やっぱり心配 添加物と超加工食品』でも詳しく解説していますが、加工食品を購入するときには原材料をチェックして、危険な食品添加物が使用されていないかどうかを確認するといいでしょう。


危険な食品添加物が使用されているものは避けたほうがいいのですが、ハムやベーコン、ワイン、惣菜パン、レトルト食品など、人気があってよく食べている食品にも使われています。


普段から超加工食品を口にすることが多く、頭痛やじんましん、花粉症、アトピー、便秘、下痢といった不調に悩まされているのであれば、とくにそうですが、普段から口にすることが多い加工食品に、どのような食品添加物が使われているのかを知り、注意していくことが肝要です。


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■危ない食品を見分けられない人が被るリスク
東洋経済 2019/05/25
https://toyokeizai.net/articles/-/282865