■米コロナ死者20万人のうち、純粋な“コロナ死”は6%……データの「真相」を辛坊治郎が解説
ニッポン放送 NEWS ONLINE 2020-10-04
https://news.1242.com/article/247677
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キャスターの辛坊治郎氏が9月29日(火)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。
新型コロナウイルス感染症の死者数の“実際”について解説した。
・新型コロナ死者数 アメリカ20万人のうち純粋にコロナが死因の方は6%
アメリカのジョンズホプキンス大学が新型コロナウイルスの死者数が世界全体の累計で100万人を超えたことを明らかにした。
亡くなった人が多いのは、アメリカが20万5031人、ブラジルが14万2058人、インドが9万5542人となっている。
また、感染者は世界全体で3300万人にのぼっている。
辛坊)ちなみに3か国、アメリカ、ブラジル、インドを合わせて世界の死者の4割以上と。
日本の死者が1500人超ということですけれども。
いまアメリカが20万人ですが、インドの死者は、今年2020年末までにこれを上回って52万人になるだろうというのが、このジョンズホプキンス大学の見通しなのですが、これに関してはいろいろ錯綜した情報も入ってきています。
アメリカにCDCというのがありますね。CDCは、Centers for Disease Control and Prevention、要するにアメリカ疾病予防管理センターというアメリカの公衆衛生の司令塔のようなところがあるのですよ。
基本的にこのアメリカのCDCというところは世界一の権威ですね。
このCDCがつい最近発表したところによると、アメリカの死者20万人なのだけれども、純粋にコロナで亡くなっている方は6%らしいです。
増山さやかアナウンサー)このなかのですか?
辛坊)ええ。だから、20万人のうちの6%ということは1万2000人くらいで、それ以外の方というのは何かと。
ここが勘違いしてはいけないところだと、CDC自身が言っているのか他が言っているのかわかりませんが、CDCの発表は単に「アメリカの死者のうちの純粋にコロナだけでなくなっている方は6%」という言い方をしています。
だから、純粋にコロナだけで亡くなっている方はアメリカでも1万人と少しなのですが、それ以外の方は糖尿病の方や心臓病の方など他の疾患を持っていらっしゃる方なのですね。
そして、他の疾患を持っている方だから、コロナの死者かと。アメリカではコロナによる死者という風にカウントされていますが。
しかし、6%だから少ないのかと言うと、そうとも言えないのは、それ以外で亡くなった方もコロナがなければ亡くなっていなかった方というのがかなりいらっしゃいますから。
・死者数1500人も“陽性”であれば全てカウント
辛坊)日本でも実は似たようなことが言えて、日本でもいま1500人ですけれども、これは何度も言っていますが6月の中旬くらいに厚生労働省が日本全国で基準を統一したので、とにかく何の理由で亡くなってもとにかくコロナのPCR検査その他で陽性が出ている方はカウントされる。
死後に陽性が出てカウントというケースもいくつかありました。
とにかくどんな理由で亡くなっても、基本的にコロナに感染していたら、それはコロナ死という風にいまのところ統計上発表するということで、いまの数字ですから。そのうちの実際は微妙なのですよね。
100歳や90歳代という方がいらっしゃるので、そうすると、申し訳ないけれど人間はいつか必ず死ぬ。
人間の死亡率は100%。
だから、コロナがなかったときにどうだったのかということも含めて、この病気はどういう病気なのかということを考えるにあたっての正確な情報が全世界的にあまり流布していないのではないかというのが1つあります。
例えばもしかするとアメリカでかなり死亡者が多いのは、アメリカは肥満の率が日本とはまったく違うのですよ。
増山)体格が大きい方は、すごく大きいですものね。
辛坊)あと死亡者が多いのはインドとブラジルですが、ブラジルの方がそんなに肥満が多いとは聞いたことないです。
増山)そういうイメージがないですよね。
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■米コロナ死者20万人のうち、純粋な“コロナ死”は6%……データの「真相」を辛坊治郎が解説
ニッポン放送 NEWS ONLINE 2020-10-04
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