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■ワクチン接種後に919人死亡のナゾ…因果関係不明も28%に心臓障害が 日刊ゲンダイ 2021/08/10

2022-08-09 05:44:44 | 日記

 

■ワクチン接種後に919人死亡のナゾ…因果関係不明も28%に心臓障害が

日刊ゲンダイ 2021/08/10

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293112


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新型コロナウイルスワクチンを巡り、今月中に全国民の4割超の2回接種を目標に掲げる菅首相。


9日は「本日までに総接種回数が1億回を超えている」と胸を張ったが、国民の間には高熱などの副反応を理由に「打ちたいけど打ちたくない」といった忌避感が根強い。

その数、実に1000人近い、接種後の死亡例も不安に拍車をかけている。


厚労省は4日、ワクチンの副反応を検討する専門家の合同部会で、接種後の死亡事例が7月30日までに919件に上ったと報告。

うちファイザー製が912件、モデルナ製が7件だった。


そのうちファイザー製828件、モデルナ製6件を専門家が評価し、「ワクチンと死亡との因果関係が『認められない』」と断定できたのはファイザー製のわずか3件。大半はより表現が弱い「因果関係が『評価できない』」だった。


つまり、ワクチン接種と死亡リスクの関係は、まだ何も分かっていないに等しいのだ。

注目すべきは、ワクチン接種後に死亡した919人の死因である。


分科会資料「接種後死亡事例 死因別集計表」によると、「死因と関連する可能性のある全ての症状」(重複あり)の中で、「心臓障害」が断トツに多い。

死亡症例のうちファイザー製は心臓障害が254件、モデルナ製は2件。


亡くなった人の約28%が心臓に何らかの症状を抱えていた計算だ。

 

・感染・重症化予防のメリットのほうが大きい


最近では、中日ドラゴンズの木下雄介投手(27)がワクチン接種から数日後、トレーニング中に意識を失い、入院後に亡くなった。


死因等は非公表。週刊新潮(8月5日号)は心臓周辺に問題が発生していたと報じた。


「一般的に突然死の多くは事故死や心筋梗塞、脳梗塞などです。したがって、因果関係は不明ですが、接種後の死亡例に心臓障害の割合が高いのだと考えられます。とりわけ、心臓の筋肉が炎症を起こす『心筋炎』がコロナ感染やワクチン接種でも確認されています。木下投手が心臓に炎症を起こし、お亡くなりになったのかどうか。極めて重大なケースです」(医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏)


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■ワクチン接種後に919人死亡のナゾ…因果関係不明も28%に心臓障害が
日刊ゲンダイ 2021/08/10
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293112

 


■コロナワクチンの安全性に警鐘を鳴らした一冊 ネット書店からページそのものが消える Yahoo!ニュース 2021/6/19

2022-08-09 05:44:23 | 日記

 


■コロナワクチンの安全性に警鐘を鳴らした一冊 ネット書店からページそのものが消える

Yahoo!ニュース 2021/6/19

https://news.yahoo.co.jp/articles/65e52e0c61e3b0a35ca78a74b4238b7be2e99030

 

 

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6月15日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、生活実用書第1位は『おいしく食べて太らない 健康たんぱく質レシピ 1品15分! 時短、かんたんにプロの味』が獲得した。


第2位は『医師が教える新型コロナワクチンの正体 本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』。

第3位は『オートミール米化ダイエットレシピ』となった。


2位に初登場の『医師が教える新型コロナワクチンの正体 本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』は医師の内海聡さんがコロナワクチンの安全性に警鐘を鳴らした一冊。


賛否が分かれるテーマを取り扱っており、6月10日の刊行以降ネット書店Amazonのレビュー欄では毀誉褒貶相半ばする評価となっていた。

18日15時現在、Amazonでは同書を取り扱ったページそのものが無くなっている。


2位『医師が教える新型コロナワクチンの正体 本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』内海聡[著](ユサブル)


新型コロナはテレビウイルスである! 本書には「新型コロナウイルスが恐くない理由」「PCR検査が信用できない理由」「コロナワクチンが危険である理由」「なぜ政府やメディアがここまで危機をあおるのか」などについて書かれています。


ケネディ元アメリカ大統領の甥であり、世界的環境活動家でもあるロバート・ケネディ・ジュニア氏との特別対談も収録。(ユサブルウェブサイトより)


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■コロナワクチンの安全性に警鐘を鳴らした一冊 ネット書店からページそのものが消える
Yahoo!ニュース 2021/6/19
https://news.yahoo.co.jp/articles/65e52e0c61e3b0a35ca78a74b4238b7be2e99030

 

 

 

 

 

 

■医師が教える新型コロナワクチンの正体 

【本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン】

著者:内海聡

発売日:2021年06月10日

楽天ブックス https://a.r10.to/hysqNY


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内容紹介(出版社より)

フェイスブックフォロワー15万人以上。医原病や薬害について啓蒙し続けている、日本一有名な医者による新型コロナウイルスと新型コロナワクチンの詳細な解説書。


まえがきより


本書は「新型コロナウイルスが恐くない理由」「PCR検査が信用できない理由」「コロナワクチンが危険である理由」「なぜ政府やメディアがここまで危機をあおるのか」などについて書いています。

データや客観的事実に基づいていますが、大手メディアの報道を無条件に信じている方には衝撃的な内容かも知れません。

本書は、新型コロナウイルスの感染状況や新型コロナワクチンの仕組みについて、日本に大手メディアでは報道されない事実や科学的データを読者の皆さんにお届けしています。

マスコミ報道される世界のコロナ死亡者数は果たして本当なのか? 

インフルエンザや風邪と比べて果たしてそれほどリスクが高いウイルスなのか? 

マスクは本当に効果があるのか? 

緊急事態宣言による自粛は本当に感染防止の役に立っているのか? 

PCR検査は受けたほうがいいのか? 

新型コロナワクチンは報道の通り、本当に安全なのか? 

副反応が出たら補償金が出るというが本当か?など、多くの疑問について、データや科学的事実に基づいてわかりやすく解説しています。

結論からいえば、新型コロナウイルスは危険なウイルスではなく、自粛もマスクも効果がなく、世界の死亡者数も正確ではありません。

新型コロナワクチンは非常に危険なワクチンであり、決して打たない方がよい薬ですが、本書にはそれらの根拠が示されています。

また、ケネディ元大統領の甥であるロバート・ケネディ・JR氏と内海聡医師との特別対談を収録。

アメリカ政府にも知己の多いケネディJR氏がメディアが報じないアメリカにおけるコロナ騒動の真実を伝えています。

アメリカの製薬会社による日本への圧力についても触れており、新型コロナ騒動及び新型コロナワクチンの真実が知りたい方には必読の1冊です。


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■医師が教える新型コロナワクチンの正体 
【本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン】
著者:内海聡
発売日:2021年06月10日
楽天ブックス https://a.r10.to/hysqNY

 

 

 

 

 

 

【ワクチン不要論】(著者:内海聡、発売日:2018年05月18日)

楽天ブックス

https://a.r10.to/hwWOCH


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内容紹介(出版社より)


ーー無駄なばかりか危険すぎるーー

「精神薬よりも抗がん剤よりも、今いちばん大きく、緊急性のある問題こそワクチンなのです」(著者)

風疹、麻疹、BCG、ポリオ、インフルエンザ、日本脳炎…すべて不要。

百害あって一利なし。

反骨の医師が、ワクチンが要らない理由、ワクチンの断り方から、打ってしまった人の対処法まで、徹底的にわかりやすく説く、ワクチン不要論の最新&決定版。


「はじめに」より


この本を出すのには正直勇気が要りました。

多くの方がご存じのように、私はこれまでたくさんの本を書いてきました。

ベストセラーになった『精神科は今日も、やりたい放題』『医学不要論』から始まり、気づくと40冊以上の著作を出しています。

『医学不要論』においてはワクチンの有害性について記しており、それを知っている方ならいまさらワクチンの本を書くことなど、それほど大したことではないと思うかもしれません。

しかし本書『ワクチン不要論』は軽い内容ではないこともさることながら、一番この本が問題視される理由は現代の風潮にあります。

精神薬よりも抗ガン剤よりもワクチンこそが、医薬複合体におけるもっとも重要な洗脳テーマであり、現代は政治的な背景もあって強制接種の方向に向かわせていることに問題があります。

御用学者が跳梁跋扈し嘘偽りを垂れ流しつづけ、テレビや新聞や雑誌から政治家に至るまで、カネのためには手段を選ばなくなっているからこそ、この本の出版は勇気が要ることなのです。

多くの人は政治やメディアや芸能人が嘘まみれだとわかっていても、医学にはまったく疑問を抱きません。

それがワクチンとなると、ほかのどの分野よりも疑問を抱きません。

しかしもし少しでもワクチンに対して疑問を持っているならこの本をお読みください。

今、私たちはワクチンについて学ばなければならないのです。


内容紹介(「BOOK」データベースより)


効かないばかりかきわめて有害!多くの人は政治やメディアや芸能人が嘘まみれだとわかっていても、医学にはまったく疑問を抱きません。

それがワクチンとなると、ほかのどの分野よりも疑問を抱きません。

しかしもし少しでもワクチンに対して疑問を持っているならこの本をお読みください。

今、私たちはワクチンについて学ばなければならないのです。


目次(「BOOK」データベースより)


ワクチンとは何か?/ワクチンを考えるとき、最も重要なこと/ワクチンの構成成分について/ワクチンに関する歴史の嘘/ワクチンが効かない理由/ワクチンにはどんな種類があるか/「ワクチンが効かない」という研究/ワクチンは効かないだけでなく有害/ワクチンと自閉症の関係を追って/ウェイクフィールド医師の真実〔ほか〕


著者情報(「BOOK」データベースより)


内海聡(ウツミサトル)

1974年、兵庫県生まれ。筑波大学医学専門学群卒業後、東京女子医科大付属東洋医学研究所研究員、東京警察病院消化器内科、牛久愛知総合病院内科・漢方科勤務を経て、牛久東洋医学クリニックを開業。難病治癒と断薬を主軸としたTokyo DD Clinic院長、NPO法人薬害研究センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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【ワクチン不要論】(著者:内海聡、発売日:2018年05月18日)
楽天ブックス
https://a.r10.to/hwWOCH


■「コロナワクチンに期待しすぎてはいけない」免疫学者が断言する厳しい現実 抗体があっても「再感染」し得る PRESIDENT 2020/12/27

2022-08-09 05:43:59 | 日記


■「コロナワクチンに期待しすぎてはいけない」免疫学者が断言する厳しい現実
抗体があっても「再感染」し得る

PRESIDENT 2020/12/27

https://president.jp/articles/-/41706


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新型コロナウイルスのワクチン接種が欧米で始まった。

順天堂大学医学部の講師で、免疫学研究に20年以上従事してきた玉谷卓也氏は「開発されたワクチンは副反応も、感染予防効果も未知数。これまでワクチンの開発がこのパンデミックを抜け出すことにつながると考えられてきたが、ワクチンだけでは解決が難しい可能性が見えてきた」という??。

 

・専門家ほど「いまはまだ打たない」


12月8日にイギリスで、14日にはアメリカで新型コロナウイルスに対するワクチンの接種が始まりました。

これに先立って行われた臨床試験では、90%以上の発症予防効果が確認されたということです。

このことから、コロナ禍を脱出するための切り札になるかもしれないという期待が、否が応でも高まっています。

ただ今回のワクチンは、トランプ大統領の言葉を借りれば「ワープ・スピード」で開発されたものです。

ファイザー社のワクチンの臨床試験で、最も早く2回目の接種をした人でも、まだ4、5カ月しか経過していません。

これまでのワクチン開発では、長期的な安全性の確認が必要とされ、開発に最低でも4年以上かかっていました。

このようなことから、免疫の専門家をはじめ、ワクチン開発の大変さを知る専門家からは、今回のワクチン開発は拙速であり、自分は当分打たないという声が聞こえてきています。

またイギリスのワクチン承認について、EUの医薬品の規制当局からは懸念が示されています。

新型コロナという未曽有の災禍において、ワクチンが強力な武器になることは間違いないでしょう。

ただワクチンを有効に使いこなすためには、ワクチンとは何か、そして今回のワクチンではどのような点に気をつけなければいけないかを知っておくことが重要です。

 

・ワクチン接種の主目的は「抗体」を作ること


そもそも「ワクチン」とはなんでしょうか?

みなさんがワクチンに期待するイメージのとおり、一般のワクチンは「二度とそのウイルスに感染・発症しない身体」をつくるために接種します。

弱毒化したウイルスやウイルスの一部をリスクの少ないかたちで身体に取り込み、ウイルス感染と同じ状況をつくり出すことで免疫応答を起こし、B細胞(免疫細胞の一種)に抗体を産生させることが目的です。

抗体は、感染・発症中にウイルスを撃退するだけでなく、その後も抗体を作るB細胞が身体のなかに残り続け、次にウイルスが侵入した際に、すぐに抗体を大量に作ることによって、未然に撃退する「感染予防」の役割も果たします。

例えば、おたふく風邪や麻疹はしかのワクチンは、いちど接種して抗体ができれば、ほとんど一生、身体のなかに抗体を作るB細胞が残り続け、再び同じウイルスが侵入したら感染を阻止するために働いてくれます。

このように、ワクチンは、免疫システムに抗体をつくらせて、ウイルスの感染を未然に防ぐためのものです。

そのため、新型コロナのパンデミックが起こった当初は、「抗体をつくることで新型コロナの感染を予防できるワクチン」の開発がこのパンデミックを抜け出すことにつながると考えられてきました。

しかし、次第にワクチンだけでは解決が困難である可能性が見えてきたのです。

 

・新型コロナウイルスにはワクチンが効かないのか


世界中で新型コロナウイルス感染者の臨床が行われるなかで、他のウイルス性疾患とは異なる、奇妙な現象が確認されました。

重症化した患者ほど、体内の抗体量が高まっている。

本来、抗体が多いのなら、それだけウイルスを撃退しているはずなのに、実際は重症化している。

それはつまり、「抗体は新型コロナウイルスからの回復にあまり寄与していない」という可能性を示唆しています。

さらに、判明した意外な事実はそれだけではありませんでした。

新型コロナに対する抗体については、アメリカで3万人以上の新型コロナ感染者を対象にした大規模研究から、ほとんどの患者で抗体の産生が確認され、少なくとも5カ月間は十分な量の抗体が存在し続けることや、日本からも感染後6カ月でも98%の人が新型コロナに対する抗体を保有していることが報告されています。

一方、感染者がどのような種類の抗体を持っているかを詳細に解析した研究では、抗体が急速に減ってしまう場合や数カ月以上大量の抗体を持ち続ける場合など、人によってさまざまであることも明らかになったのです。

このような結果から、新型コロナに感染した場合やワクチンを接種した場合、最初の半年程度は十分な抗体が産生される可能性がありますが、その後どのくらいの期間抗体を持ち続けるかは人によって異なってくるようです。

抗体は本来、回復後も体内に残り続けることで次の感染を防いでくれます。

それが消えてしまうケースがあるということは、残念ながらこう言わざるを得ません。

「ワクチンで抗体をつくっても感染予防に寄与しない」可能性がある。

 

・新型コロナは「再感染」する


これを裏付ける事実として、いちど新型コロナに感染した人が、数カ月後に再度感染したという事例が出始めているのです。

再感染は、1回目の感染でできた抗体が減ってしまうことにより起きていると考えられます。

今年8月、香港の30代男性が新型コロナに再感染したというニュースが、世界中を駆け巡りました。

それ以降も再感染の報告は増え続け、確実に再感染だと思われる事例だけでも数百件を超えています。

また再感染しても、無症状のため気づかなかったということも多いと考えられることから、かなりの再感染者がいる、すなわち再感染はそれほど特別なことではないと思われるのです。

コロナウイルスの再感染について、興味深い報告があります。

新型コロナではないのですが、4種類の季節性コロナウイルスについて、35年にわたって再感染を調べた研究が発表されました。

それによると、再感染は最初の感染から6カ月くらいから確認され始め、12カ月では頻繁に発生していたということです。

いまのところ新型コロナウイルスと季節性コロナウイルスでは、免疫の働きを長引かせるような違いが確認されていないことから、新型コロナでも同様の傾向を示す可能性が高いと考えられています。

欧米での感染拡大が始まってからまだ1年、ワクチンについては臨床試験で最も早く2回目の接種をした人でも、まだ4、5カ月しか経過していません。

このことから再感染がどの程度発生するかについては、十分に注視していく必要があります。

さらに新型コロナウイルスは、インフルエンザウイルスと同じように変化しやすいという特徴があります。

そのため新型コロナにいちど罹って抗体ができても、時間がたつとウイルスが変化してしまい、その抗体が効かなくなる可能性があるのです。

インフルエンザの予防接種を毎年受けるのと同じように、新型コロナのワクチンも何度も受ける必要があるかもしれません。

 

・ワクチンの感染予防効果は未知数


今回のワクチン開発のニュースでは、「新型コロナの感染予防効果が90%以上あった」といった表現が使われていますが、これは正確ではありません。

臨床研究でみているのは、新型コロナを発症した人の数で、感染した人の数ではないのです。

何を細かいことをと思われるかもしれませんが、「感染」と「発症」には大きな違いがあります。

新型コロナでは、特に若い人では感染しても無症状の場合が多いことからおわかりのように、感染したからといって必ずしも発症するわけではないのです。

ワクチンを接種すれば発症しなくなるなら、それでいいではないかという意見もありますが、事はそれほど単純ではありません。

新型コロナでは、インフルエンザとは違って無症状でも人に感染させてしまいます。

ワクチンによって無症状の感染者が増えると、重症化リスクのある人の感染リスクを高めてしまう可能性があるのです。

では感染予防効果があることを確認すればいいということになりますが、そのためにはワクチンを接種した多くの人について、何回もPCR検査を行って、感染していないことを確かめる必要があります。

これには多大な労力と時間が必要で、当分結論が出そうにありません。

いま言えることは、いちど感染したから、あるいはワクチンを接種したからといって油断してはいけないということです。

再感染のリスクはゼロではなく、無症状感染することで知らぬ間に感染拡大の手助けをしてしまう可能性があるのです。

 

・新技術のmRNAワクチンは慎重な見極めが必要だ


欧米で接種の始まったファイザー社のワクチンと、米国で接種が始まったモデルナ社のワクチンについては、もうひとつ知っておいていただきたいことがあります。

それは今回のワクチンは、これまで使われたことのない、まったく新しい種類のワクチンであるということです。

これまでのワクチンは、弱毒化あるいは死滅させた菌や、ウイルス、細菌の一部分を精製して作ったものがほとんどです。

今回のワクチンは、これまでとは全く異なり、核酸であるmRNA(ウイルスの一部である分子の設計図)を使った初めてのものです。

mRNAをワクチンとして接種すると、細胞内でウイルス分子に変換されて、それに対する免疫反応が起きて、抗体が産生されるようになるのです。

mRNAワクチンはこれまでなかったために、人で発症予防効果がいつまで続くかについて長期的に調べた研究はなく、どのような副反応が起こるのかについても十分にはわかっていません。

mRNAワクチンの有用性については、慎重に見極めていく必要があります。

欧米で接種の始まったファイザー社のワクチンについては、臨床研究では90%を超える人で発症抑制効果が認められています。

認可の基準は50%ですから、これは非常に強力な効果です。

さらに驚くべきことに、病原体の一部を使うワクチンでは十分な効果が誘導できないことから、免疫系を活性化させるアジュバントという物質を混ぜ込むのが普通なのですが、今回のワクチンには入っていません。

それにもかかわらず、新型コロナの一部とアジュバントを混ぜたワクチンよりも、抗体を誘導する効果があることが報告されています。

これはmRNAワクチンには、それ自体にアジュバント効果があるからと考えられます。

RNAは、細胞内のTLR7という分子に結合して、免疫を活性化するのです。

このことによってワクチンの効果を高めていると考えられます。

 

・強力なワクチン効果は副反応と表裏


TLR7については、この分子の機能が失われている人では、新型コロナの重症化リスクが非常に高いことが報告されています。

またTLR7を刺激するとウイルスの初期の排除に重要な自然免疫が活性化され、重症化に関わっているサイトカインストームを抑制するレギュラトリーT細胞が増えます。

このことから、mRNAワクチンによる新型コロナの発症抑制効果は、ウイルス特異的な抗体だけではなく、mRNAによる自然免疫の活性化も関わっていると考えられます。

もしそうであれば、この免疫の活性化は一時的なもので、長期間の効果の継続は難しいと思われます。

さらにmRNAの免疫活性を強力に高める作用は、ワクチンの効果を増強すると同時に、副反応のリスクも秘めています。

実際、TLR7を刺激して免疫反応を活性化する物質が、人では皮膚炎症を起こすことや、動物で自己免疫疾患を誘導することが報告されています。

今回のワクチンの治験でみられた副反応は、注射部位の痛み、疲労感、頭痛、悪寒、発熱など軽度から中等度のものでした。

ファイザー社よりモデルナ社のワクチンで、副反応がやや多い傾向がありました。

このような副反応は、一般的なワクチンでもみられるもので、少し頻度が高い程度です。

ただ12月に始まった新型コロナワクチンの接種では、イギリスで2人、アメリカで6人の医療従事者が激しいアレルギー症状であるアナフィラキシー反応を示しました(12月20日現在)。

8人のうちイギリスの2人とアメリカの1人は、過去にアレルギー症状が出たことがあるものの、ほかの5人はこれまで出たことはなかったとのことです。

まだ原因は解明されていませんが、mRNAそのものの免疫を活性化する作用が関わっている可能性は否定できません。

このアナフィラキシーの頻度は、他のワクチンに比べて10倍以上高いものです。

まだ接種が始まったばかりなので、これからも同様の傾向が続くのかはわかりませんが、mRNAワクチンを接種する場合は、免疫の過剰反応には十分気をつける必要があります。

少なくともアナフィラキシーショックなどに対処できる体制を整えたうえで接種をおこなうべきでしょう。

 


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「コロナワクチンに期待しすぎてはいけない」免疫学者が断言する厳しい現実
抗体があっても「再感染」し得る
PRESIDENT 2020/12/27
https://president.jp/articles/-/41706