■「ドラゴン桜2」第3話名言(TBS「日曜劇場」原作:三田紀房)
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お前ら、今、世界がどういう状況かわかるか?
未曾有の危機だ。
疫病、天災、それによる経済の危機。
想像もしなかったことが次々に起きている。
もしかして、戦争だって起きるかもな。
かつての常識はもう通用しない、もう何が起きたって不思議じゃないんだ。
そうなった時、お前らが住むこの国は何が必要になるかわかるか?
金だ、税金だ。
国はな、お前らには、馬鹿なままでいて欲しいんだ。
それが本音なんだ。
なんにも疑問をもたず、なんにも知らないまま、調べないまま。
だだ、ひたすら制度の下で働きつづけ、金を払い続ける国民であった欲しい。
それを別の言葉で言い換えるとなんだ?
馬車馬だ!
国は、おまえらには、ただ黙々と馬車を引く馬車馬であった欲しいんだ。
その方が都合がいいからな。
世の中は平等だ、国民は自由だ、差別なんかひとつもない。そうすり込まれてきた。
だが実際はそうじゃない。
どんなに努力しても、どんなに力をふりしぼっても、本質を見抜く力がなければ、権力者と同じ土俵に立つことすら出来ないんだよ!
誰かのせい、国のせい、時代のせい、他人をたたき、批判して文句を言って何が変わる。
ルールをつくってる奴らはな、この状況が美味しいからこういう仕組みにしてるんだ!
自分は関係ないからなんて言ってる、一生高い金払わせられ続けるぞ!
なぜ社会はこうなってるのか?
誰がどんな意図でこの仕組みをつくったのか?
本質を見抜き、自分なりの答えを出す力を身につけろ!
その時、初めて馬車馬は人間になれる。
そのためには勉強するしかないんだ、勉強ってのはなこの国で許された唯一の平等なんだ!
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「ドラゴン桜2」より
【初代ドラゴン桜名言集】
徹底した受験指導により超進学校を目指し五年後東大合格者を百人出します!バカとブスこそ、東大へ行け!
東大ちゅうプラチナチケット手に入れんならそれなりの代償を払ってもらう。”時”と”自由”だ。
学校ってのはな 言うなりゃキップ売り場だ。目的地までのキップは用意してある それを決めて買って乗るのはお前らだ。俺が売ってるのはそこらのキップとはちがう。東大行きという超極上のプラチナチケットだ!これを買えば旅の初めは大変だがあとには見事な絶景と快適な列車が待っている。
朝は数学など思考力を必要とする問題を解くのに適しているから。さらに起きてから3~4時間後脳は最も活発に動く。ここで数学をやるのが1番なのだ。
午後は数学・英語・国語を交互にやる。そしてよるは記憶ものをやる。これは夜の睡眠中にその日のことが短期記憶から長期記憶に変わるからだ。その際15分ごとに違うものを記憶したほうがいい。
実は数学は英語に似ている。数学の世界の言語は数式なのだ。コンピューターの言語がC言語であるのと同じように,日本語で書かれている問題文を数学の言葉・数式へと翻訳して考えるのだ。数学の問題文を読みながら,数式へと翻訳する作業を意識しながら,解く癖をつけるのだ。
日本人が英語をできないと思い込んでいる原因は完璧主義。なんでも完璧にやらないと気が済まない潔癖さと物事をネガティブに考えてしまう国民性がそうさせているんだ。だから本当は胸張って図々しく開き直ってどんどん英語を使えばいいのさ。
子供にとって理想的な成績の伸ばし方は,壁にちょこちょこ当たってその都度乗り越えていくこと。逆に右肩上がり一辺倒で行くと,ちょっとしたつまずきで急降下する危険が多い。成績が伸び始めたからといって一気に尻を叩くのは良くない。時には失敗を経験させ,反発力を養うことも大切。
早く走れるフォームとは見ていて美しいフォームである。数学もこれと同様。美しい解答の型を習得することで解き方がわかってくることがある。
まず自分の意見を述べる。それに予想される反論を述べる。その反論を否定して自分の論理の正当性を証明する。反論を用意すると客観的になりやすい。抽象的だったり一般的すぎたりしないように,自分の経験なども述べて具体的にするのも重要です。
大概,人はものごとを否定的に考える時,自分自身ではなく周りのせいにしたがる。勉強に集中できないのは部屋がないから…とか部活が忙しいからとか。心の中でバツをどんどんつけていって,だから自分はできないとネガティブに考える。そうではなくそれらをみんなマルに変えてみる。
部活があるのはマル。生活にメリハリができて充実感を得られる。一人で勉強して孤独だけどマル。その方が闘志が湧いて気合い十分って感じだ。このように自分の周りの環境を一度すべて肯定する。すると前向きでポジティブな思考ができるようになる。
人間を判別するのに,“人物評価”という言葉ほど曖昧で疑わしいものはない。そこにはいくらでも容姿・コネなど不透明な要素が入り込める。
小さい子の脳は会話による刺激で非常に活発に働きます。ささいなことですが,毎日の積み重ねで成長には差が出てくるでしょう。そして国語力の育成が子供には大切です。文字がまだ読めない子供には絵本の追い読みが効果的です。教育で大切なのは変わったことではなく保守的なことです。
自分の意見を主張するにも,判断下すにも,考える材料がいっぱいなきゃダメってこと。それも,人からただ教えられたり偶然やラッキーじゃなく,自分で調べたりとか,わかんなかったら聞くとか,「知る」ためのトレーニングを,今,積んでいるってこと。これが“勉強”ってやつ
生徒達に勉強意欲が湧かないのは刺激がないから。毎日が平坦で自分の変化・成長に気づく機会が少ないのだ。平均化という名の下に国が制限を加えて成長する機会を奪っている。自分の変化を自分の目で確かめられる結果を与えるのだ。その結果という刺激がまさにテストの点数なのだ!
クラブ活動や学校行事へ積極的に参加し、効率よく勉強しよく眠る。こういうタイプが合格するんだ。まだまだ世の中きちんとした生徒はいっぱいいる。
テクニックは付け焼刃では身につかない。普段の地道な努力の上に立つもの。つまりテクニックを持っているということは、その人間には計画性、持続性、実行力、そのうえで目標を達成しようという情熱があるということだ。
ホメることは非常に大切だ。けれども相手胸に響かなければ意味がない。肝心なのはホメるのと一緒に自分の気持ちも伝えること。これが“確認”だ。相手と自分で感情を共有するのだ。
厳しい練習をつむことによって、精神的に鍛えられ、人格者としての資質も身につくからだ。さらに…もう一つ一流になる人が共通して身につけているものがある。それは…集中力だ。
1,2年生は「部活動を一生懸命やることは勉強のためにもなる」という接し方が最も望ましい。部活動は元々子供が好きでやっていること。好きなものに熱中していいと親に後押しされた子供は3年になったら勉強に頑張れる。部活動で得た経験は“いい脳”を作り勉強に本気になった時の支えになる。
とにかくどんな場面でもいい,相手のいいところを無条件でホメる。これが「承認」だ。相手の人格をすべて受け入れる。そこから人間関係が始まる。心が通い出せば,言葉が自然と相手の胸に響いてくる。
自分のミスが気になる。すると悔しさが芽生えてくる。それはいい兆候だ。上昇しようとするとき悔しさは強力なバネになる。だから終わった直後に多少落ち込んでもいい。一回しゃがむのだ。悔しさを胸に秘め勉強をして反発力を生かして,一気に飛び上がるんだ!
明確な目標を持ってるからだ!人間ははっきりとしたゴールが見えれば準備をし達成へと着実に進む。逆に目標を持たなければ漂流しやがて無気力になっていくんだ。
若い時は人格が形成される大事な時期です。その時期に若い人達が精神的に成長するために何が必要か…それは…満腹感ではなく,飢餓感だと思うのです。
そんなものに踊らされて個性生かして人と違う人生送れると思ったら大間違いだ!社会はそういうシステムになってない。それを知らずに放り出される。そこに待っているのは不満と後悔が渦巻く現実だ。
社会とはお前らガキは社会について何も知らない。知らないというより大人は教えないんだ。そのかわり未知の無限の可能性なんてなんの根拠もない無責任な妄想を植え付けてんだ。
一つの能力だけだといびつな人間になると言うのは果たして本当か…。それはまったく間違った解釈…スポーツで一流になった選手はどうか…。頂点に立つ人間は総じて人格的にも立派だ。謙虚であり思いやりややさしさをしっかり持っている。
お前らみたいに頭使わず面倒臭がっていると、一生だまされて高い金を払わされるんだ。いいか!賢い奴は騙されずに得して勝つ。バカは騙されて損して負ける。騙されたくなかったら、損して負けなくなかったら、お前ら勉強しろ!
人生には、正解はたくさんある。大学に進むのも正解。行かないのも正解。スポーツに夢中になるのも。そして、誰かのためにあえて遠回りするのも、全部正解だ。だから生きることに臆病になるな。自分の可能性を否定するな。受かったやつも、落ちたやつも、堂々と胸を張って生きろ!
社会にだまされるな。負けるって言ったのは騙されるって意味だ!お前らこのままだと一生騙され続けるぞ!いいか お前ら‥社会にはルールがある。その上で生きてかなきゃならない。
ルール無視するやつはプレーする資格はねえ。世の中からさっさと退場しろ!そのルールが気に食わなくててめえの思い通りにしたかったら‥自分でルール作る側に回れ!
高度な文明社会はすべてにおいてルールに基づいたシステムによって機能している。知らずに誰かが作ったルールの中で動き回ってるだけなのだ。そんなものは自由でもなんでもない。自由に生きたいと思うならルールの内側へ入りルールを作る側に回って自分の力で環境を変えるんだ。
「ドラゴン桜」より