猪の瀬戸湿原に行きたくて、トレッキングコースを歩く!
(大分県別府市)
最終地点の湿原まで歩いて、同じルートを引き返します。
歩行距離は約10km。
いや~しかしですね、湿原まではずーっと単調な植林地歩きです。
植生が乏しいので、まあ退屈ではありました。
植林地帯の定番のマツカゼソウ ^-^;
シカが食わないので大繁殖しています。
ツクシアザミも見られました。
棘がむちゃ鋭いアザミで、阿蘇でもこれは野生動物が食わなくて繁茂しています。
ズボンの上からでも容易に貫通して、いつもオケツに刺さるやつ (;´Д`);
土石流の影響で、途中から林道と看板が消失
なんとなくで歩きました。
きっと無駄歩きしましたが、なんとか湿原に辿り着けました(汗)。
雄大な由布岳♪
猪の瀬戸湿原は、由布岳と鶴見岳の麓になるかな?
阿蘇くじゅう国立公園内の、いわゆる奥別府にある湿原です。
大分県内には約3000種の植物が自生しますが
そのうちの1000種類もの植物が見られるとのこと
この湿原の貴重さが分かりますね~。
標高700mのこぢんまりした猪の瀬戸湿原
1970年代のレジャーブームのさいに
この一帯にゴルフ場を建設する計画が立てられたそうですが
自然保全の観点から、計画は白紙に戻されたそうです。
さまざまな方のさまざまな価値観があろうかと思いますが
個人的には本当によかったなあ・・と思います。
この湿原に自生する植物については
希少種だけを上げてもキリがないほどですが
中でも希少なチョウセンスイランを見たくて来ました。
図鑑等では知っていても
実物には会えていなかったからですね~。
足元にはシラヒゲソウが群生
踏まないように気を付けて歩かないと (;´Д`);
キセルアザミ
ひょっとするとサツママアザミになるかもしれない。
両種はけっこう微妙なもので
シノニムとして両種を区別しない見解もあるようです。
希少種のムラサキミミカキグサ(県絶滅危惧ⅠB類)
そして!
九州の高原などに生える、チョウセンスイラン(県絶滅危惧ⅠB類)
雰囲気としては、巨大なニガナって感じ \(^o^)/
花の直径は3~4㎝もあります。
保護のため柵で囲われているので近づくことができず
ズームで撮っているので、画質の良い写真が撮れなかったし
スイランとの違いも確認することができませんでしたけど
それでも会えて嬉しかったなあ♪