本日は久しぶりの講演会をしてきました。
緊急事態宣言解除後、初の依頼でした。
コロナ関係でキャンセルが続いて激減しておりましたので
仕事させて下さり、本当にありがとうございました (;´Д`);
忙しいくらいがやっぱり良い!
主催者様から「うっTさんが一番楽しんでいるね」って
はい、その通りでございます(笑)。
万倉の大岩郷(山口県美祢市)
大岩の海であります。
この時期はツル性植物が足をひっかけるし
繁茂した葉が目隠しになっているので
非常に危険です!(穴に落っこちたら大けが必死)
どうして大岩の海が形成されたのかといいますと・・
そりゃあ、ダイダラボッチが運んできとしか考えられないですね ^-^;
このような特殊環境ゆえに
植物たちもずいぶん変化が見られるわけで。
究極に変化しているのがコバノチョウセンエノキ!
コバノチョウセンエノキ自体がレア樹種になりますが
大岩郷の個体は株全体(とくに葉)が微毛に密に覆われて
見た目も白っぽく
まるでフェルトのような質感になっています。
山地の尾根などで見かけるのとはまるで別種のよう。
大岩郷にはウドカズラも自生することが知られていますが
実はもう、何十回とここを探していて会うことができていませんでした。
あるあるサギか、もう絶滅してしまったのか・・
なんて思っていたのです ^-^;
ウドカズラも絶滅の危機に瀕したレア樹種ですからねえ。
で!
ありました(笑)。
ありましたが、これまで気が付かなかった理由が分かりました!
やはり姿が大幅に変化していたからなのですね。
葉や果実のない時期に訪ねたら
これがウドカズラだとは絶対に分かりません ^-^;
同じ自生地でもいろいろ季節を変えて訪ねることは
大切だなあと改めて感じました。