亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

雲林院

2021-04-16 | 写謡
桜が終わって今度はリンゴの花が咲き出した。
昔、在原業平(ありはらのなりひら)という女たらしの男がいたようだ。
架空の人物かと思ったがどうもそうでもないらしい。
津の国芦屋の里に公光(きんみつ)と言う人がいた。ある夜不思議な夢を見た。袴を付けた女と束帯した在平業平が雲林院の花陰で伊勢物語の草紙をもってたたずんでいる。そこで都の雲林院を訪ねてみた。あまりに見事な桜を見て土産に持って帰ろうと枝を折った。
「こら、桜の枝を折るとは何事ぞ」どこからか老翁が現れてとがめられた。
公光は老翁に夢の話をした。

中入後に狂言師が舞台に現れて物語の説明をする。
堅苦しい能の間に狂言師が現れて息抜きをする。

老翁は在原業平の幽霊だった。
節の付く歌の部分に色を付けてみた。
雲林院は全曲弱吟の曲。こんな謡いもあるんだ。
色がついていない部分は節のない詞の部分。
結構ある。
能楽堂に行くと女性が大半を占めている。女はこんな難しいものを好むのかと始めは不思議だった。
考えて見ると、女性はホレタ、ハレタの話を好む。お能の中身はこんな話が多い。やっと女性の客が多い訳が分かった。
最近は謡曲教室に行っても女性が目立つようになった。
さて、その謡曲教室も、コロナとかいうもののおかげでずっとお休みが続いている。最近またコロナ感染者が増えだした。いつになったら教室に行けるのか。オリンピックが本当に開催されるのか気になる。



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1 コメント

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Unknown (みゆきん)
2021-04-16 16:33:38
非コメ
コロナのクラスター
なんだか身近なトコにまで
怖くて買い物にもいけない(´-∀-`;)
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