新型コロナウイルス流行で外出が儘ならずパソコンで写謡を始めた。
筆書きと違って活字に起こす時は元の字が分からないと困ります。
結構辞書を開いて調べるので手書きで写謡をするより勉強になります。
今回は「求塚」を書いてみました。
西国方から都を目指して旅立った僧は途中で求塚があるという生田の里に寄ってみた。若菜を摘んでいる里女を見つけると求塚のことを聞いて見た。
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ある女が二人の男に求愛され困った挙句鴛鴦を撃ち落とした方を選ぶとと言ったら二人とも同じ鴛鴦の羽を射抜いてしまった。困った女は入水して果てた。
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鴛鴦から恨まれ2人の男からも責められ、地獄に落ちた女は厳しい責めを負うことになった。
昔は新しい謡本を求めていたが、同じ教室の仲間からみんな古本屋で求めていると聞いて馬鹿らしくなった。
謡をやっている先生方は年老いてどんどんやめていくので謡本は古書店に溢れているという。高砂大学講座をやっている公民館の書棚に謡本が一杯ならんでいた。プリンターを持っている私はわざわざ買わなくてもこれをコピーすればいいと、借りてきた。其の一つがこの謡本である。
最近では本屋さんへ行っても新しい謡本を売っていない。新品を買うと3000円以上するという。もったいなくて買えない。コピーで十分。結構コピーして持っている人がいる。ますます古書店に謡本の山ができる。「最近売れなくてねえ。」古書店の主人は嘆いていた。
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朝日がさしてくる前の光景とても神秘的で綺麗だった。
今日も35℃以上になるという。
焼けつくような炎天下の中、今年も稲刈りが始まったという。ご苦労様です。