亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

不安が一杯

2014-06-06 | 学問

r高砂大学院の今日の授業は「市施設巡り」だった。

公民館にグループごとに集まって施設訪問だ。

集合場所がいつもの教室でないので、自分の組のメンバーの顔が分からないと仲間を見つけることが出来ない。

人の顔を覚えるのが苦手の亀は困ってしまった。

いっそのこと今日は欠席しようかと真剣に考えた。

自分で見つけることが出来なくても誰かが見つけてくれるだろうと、不安を押し切って出かけた。

案の定ロビーには多くの人だかり。三三五五と人が戯れている。

仲間はどにいるのだろう。

受付の所に名札を付けて立っていれば誰か見つけてくれるだろう。

亀の隣にも男が一人立っていた。

「私は班長なのだけど、顔が分からなので困った。ここにいれば誰か見つけてくれるだろう」

と、彼は言った。

そうなんだ、同じように顔を覚えられない仲間がいるのだ。

一寸救われたような気がした。

男は名札を付けてきている人が多いが、女は殆どつけていない。

男より女の方が人の顔を覚えるのが上手なのだなと思う。

そうこうしているうちに一人二人とメンバーが現れた。

案ずるより産むがやすしということか。

     久保市乙剣宮

鏡花が子供に頃よく遊んだという神社

鏡花の家のすぐ前にある

Photo行先は蓄音器館泉鏡花記念館である。

蓄音器館では昔の蓄音器の聞き比べだった。

エジソンが開発したという蓄音器の音を初めて聞かせてもらった。それはそれは素晴らしい音だった。増幅器もない、朝顔型ラッパから信じられないほどの大音響がしたのには驚いた。

地元出身の三文豪の一人の泉鏡花はこの地に生まれたという。

明治時代の大火で自分の家が焼かれ蔵だけが残った。その蔵を改装したのがこの記念館だ。

鏡花が出した本の写しが所狭しと並べてある。昔は字の読めない人が多かった性か、きれいに振り仮名を打ってある。ほれたはれたの文学本は吾輩は興味が無い。

何かを見た瞬間に物語が出来てしまうというのだから、やはり天才なのだろう。

        金沢神社の放生池に咲いたヒメスイレン

Photo_2

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2 コメント

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その場面がリアルに想像できました (みゆきん)
2014-06-07 15:56:23
その場面がリアルに想像できました
不安が交差する気持ち
亀さんの気持ちを思うと、人事じゃないです。
私も見習います。
返信する
いつも向学心に燃えて色々な集いに参加されていま... (オールドレディー)
2014-06-07 08:13:37
いつも向学心に燃えて色々な集いに参加されていますね。
ともすれば楽に、いい加減に毎日を過ごしている私は感服することしきり。
「生涯学習」に励んでおられれば脳も活発に、認知症など心配ありませんね。私も見習わなくちゃあー。
返信する

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