亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

天徳院へ講演を聞きに行く

2012-08-10 | 学問

珠姫様の天徳院で前田慶寧の話があると言うので聞きに行きました。

               天徳院

  P1000048

先生がこの前高砂大学校大学院でお世話になった徳田寿秋先生です。

先生は「前田慶寧」と言う本を出版されています。

珠姫様のお寺で慶寧の話をするのはおかしいのですが私は幕末の歴史を研究しているものですから・・・。と言う前置きで面白い話をしてくださいました。

前田慶寧(まえだよしやす)と言うのは加賀藩最後のお殿様で、映画「武士の家計簿」でお馴染みの13代加賀藩主前田斎泰の息子で幕末の混乱に巻き込まれて大変苦労した藩主です。彼は金門の乱で仮病を使って逃げ帰ってきたので父斎泰にひどく怒られ多くの家臣を処分されてしまった。決して臆病だったのではなく、当時の流れから言って幕府は風前の灯だったのです。彼は新しい流れを呼ぼうとしたが父斎泰は11代将軍徳川家斉の娘溶姫を嫁としているので将軍家には頭が上がらず仕方がなかったのです。

講演は90分でした。その後天徳院内を色々見て歩きました。

               虚空蔵菩薩  

Photo        

本堂のど真ん中にあります。

厚かましくも「撮影してもよろしいですか」と聞くと、もちろん断られました。その代り上の写真のようなパンフレットを貰いました。前田利家と珠姫が篤く御信仰されていた菩薩です。

              絡繰り人形劇

P1000045

「どうぞどうぞ、15分ぐらいで終わりますから」と言われおしっこをこらえて見てきました。

                カラス天狗

Photo_2

  地方紙の連載漫画に「珠姫」  と言うのがあって、カラス天狗の親分が何者かによってさらわれその子分がやんちゃ珠姫を引っ張り出し加賀の国を一生懸命守ると言う話。

最後に親分が無事助け出され目出度し目出度しで先だって終わりました。

普段漫画を読まない私ですが、珠姫だけは例外でした。

そのカラス天狗が天徳院にいました。

今日の公演でアンケートを求められ出しに行ったら、お礼にこんな絵を貰いました。

Photo_3    

加賀藩の御紋梅鉢ではなく葵の御紋です。

          出世地蔵尊

Photo_5

Web

 天徳院の正面にありました。大槻朝元は加賀藩5代藩主前田吉徳側室真如院と組んで真如院の子を次期藩主にするよう企んだというのは、破格の出世をした大槻朝元を妬んだ重臣たちのでっち上げだったようです。

                天徳院正面

P1000046

さすが将軍家のお姫様の菩提寺です。広いですね。      

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