亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

通小町

2011-08-07 | 能楽

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              小野小町

洛北八瀬に夏安居する僧(ワキ)のもとに木の実や爪木を持って日参する女(ツレ)がいました。今日も訪れて木の実尽くしに昔を偲ぶ様子です。問われても名を秘して、市原野に住む姥(出立は若い小町)とだけ明かして、回向を乞うて姿を消します。女の言葉から小町の幽霊と悟った僧は市原野を尋ねて行き、跡を弔ううちに嬉々とした小町が現れ、戒を授かろうとします。しかし痩男(シテ)の陰鬱な声が追いすがり、小町の一人成仏を妨げるのは、娑婆にあってはかなわぬ夢の、小町と共に過ごす時間をせめて地獄でなりとわがものにしたいからです。そう語る草深の四位の少将の妄執は、生前の百夜通いの破滅に由来し、小町の冷淡さもその頃から変わりません。身も心も憔悴させた百夜通いを僧の勧めで再現し、懺悔して飲酒戒に思い至ったところで、罪が消え、二人の成仏が果たされました。大和の唱導師作、金春権守初演の原作を観世父子が改作しました。

~観能の夕べのパンフレットより

平安時代の初めのころ歌の上手い宮使いの美女がいた。

その名、小町にほれ込んだ深草少将は彼女にプロポーズはしたのの、百夜通ったら受け入れてやろうと言われ、せっせと99夜通って後1夜と言う時に病になってぽっくりいちゃった。

願いがかなえられなかった少将は、あの世でもひつこく付き纏っていたが山の別荘で過ごす僧の弔いによって小町と共に成仏した。

この前から習っている謡曲「通小町」は物凄く難しい。能を演ずるにもかなり難しいそうだ。

能楽堂で演じられると言うので向学のため見に行った。

最近は男性より女性の方の方が熱心だ。

私は女性の観客に気を遣って小さくなって見ていた。

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