
チェニジアで出会った人たち。
こういう出会いがあるから、旅は面白いのです。
チェニジアの人々は、特に印象深い人たちばかり。
親切で、いろいろ助けられた事もありました。
まとめたので、文が長くなりました。
【現地旅行以外者の幸田さん】
現地の人にはたいへんお世話になった。
まず、バトーヤ・ボヤージュ(ボヤージュというのはフランス語で旅行会社のことらしい)の幸田さん。
幸田さんは現地の人と言っても、チェニジアの旅行会社にお勤めの女性です。
URLはここ
http://batouta.com/Japan/
注:2014年03月 今は日本語サイトないです。英語サイトはあります。
http://www.batouta.com/
チェニジアの旅行会社の日本語サイトがあって、メールで問い合わせしたら幸田さんから返事がきた。
ほかの現地旅行会社にも問い合わせしてたけど、幸田さんからのメールが大変好感が持てた。
ホテルの値段も安くなってたので、ここの旅行会社にホテルやらをお願いした。
地球の歩き方にでてる3星以上のホテルをお願いしたんだけど、本やホテルのサイトで見た値段より、安かった。
今回は2泊は夜行列車の中、1泊は砂漠ツアーでテントの中。
7泊9日だけど、4泊分のホテルを予約した。
チェニジアにしたら高級ホテルだけど、4泊しかしないし,物価がやすいからいいかなって思って予約した。
本当は南部のほうは4WDをチャータして回りたかったんだけど、1日160$以上するらしいんで断念した。
せめて2人なら半分になるんだけどな。
ホテルと砂漠のツアーしかお願いしてないのに、申し訳ないかなーと思いつつメールでいろいろ質問してしまった。
移動方法とか、観光に掛かる時間なんか。
親切にも列車の運行スケジュールなんかをメールで添付してくれた。
あと、いろいろアドバイスもしてもらいました。
”ぜひ事務所に遊びにきてくださいね”との事で、私もカリカリ梅を持って(日本から持って行った)できたら
うかがいたかったけど、時間があまりにもなくてうかがえなかった。
どんな人なのか、直接お話したかったなあーーー。
文面からすると、30代以上という感じでしたが。。。
到着日に空港からホテルまでの送迎をお願いしたんだけど、その時に幸田さんの携帯の番号をドライバーさんから渡された。
今回旅行会社を通したのは、南部の田舎の方に行くし,とても暑いので体調を崩すとか何があるかわからないので、そういう場合にたよる所があったほうがいいというのが大きかった。
空港からホテルの送迎も、普通のタクシーなら1000円ぐらいで行くところが、40$+チップ500円ぐらい。
すごい高い!!
まあ、予約したホテルの代金を支払うのに、到着日が土曜で事務所が閉まってるために20$払ってスタッフに来てもらう必要があったから、20$+チップ500円という計算になるんだけどね。
旅行費用をケチりたい私としては、たのむかどうかとっても悩みました。
帰国してからお礼のメールを出したけど、この季節あまりにも暑いんでどうやら事務所は2時までしかやってなかったらしい。うらやましい。。。
行っても開いてなかったかも。
また、「携帯に連絡する事態に陥らなくてすみました」と書いたら、「スタンバイしてました(笑)」との事でした。
それに「旅の上級者ですね」ってほめられちゃった。
「今度きた時はよってくださいね」とあったけど、またチェニジアに行くことがあるんだろうか。。。
今回の旅行はとっても楽しかったけど、観光地としては似たような国であるモロッコには負けるかなあと思ってしまう。
たしかに時間がなくて行かなかった所もいっぱいあるが。。
今度行くとしたら、モロッコとセットかなあ。
今回、日本から1袋100円で売ってるかりかり梅を持って行きました。
以外と持っていってよかった。
一袋10個ぐらい入ってて、賞味期限は長いし、暑さにも強いみたい。
1個カリカリすると以外とリラックスするというか。
次回も機会があったら持っていこう。
【おもしろかったナンパ男】
ケビリという町でルアージュで人が集まるのまってたら、ナンパされた。
ルアージュっていうのは、バスみたいな乗り物。
バスもあるけど本数が少ないし、バスが発着しない町もある。
ルアージュは大型のワゴン車で、何処行きっていうのが決まってて、人数が集まると発車する仕組み。
ワゴン車だから、だいたい8人ぐらいかな。
ケビリからドズ-ルって町にに行くルアージュだったけど、この時は2時間ぐらいまっても人が集まらなくて、4人ぐらいでも出発した。
この町で英語で声掛けてきた男がいて、待ってる間乗り場の前のカフェでちょっとだけお話した。
ルアージュの運転手かと思ってお話したけど、違った。
英語のしゃべれる人は珍しい。
この男のいう事によると、一回日本に行った事があるそうだ。
日本で行った場所は、大宮と東京だそうだ。
大宮なんて観光するとこ何もないから、なんで大宮なんだって聞いたら、なんでもチェニジアでナンパした女性の家に泊めてもらったらしい。
マジ!?
どういう経緯かわからないけど、チェニジアで出合った男を自宅に泊めるなんて!!
携帯電話のアドレス見せてもらったけど、日本女性の名前がいっぱいあった。
あたしみたいに一人旅の女性がたまにいて、声を掛けているそうだ。
観光も一緒に行くこともあるらしい。
日本の女性は"おいしい"(日本語)って言ってた。
このおいしいっていう意味の根拠は聞かなかったけど、だめジャン日本女性は。。。(怒)
チェニジア人はみんな携帯を持ってるし、携帯で会話してる。
日本のように液晶はないから、ほとんど会話する機能しかないんだろう。
プリペイドカード式なようだ。もしかしたら、それ以外のものもあるのかも。
携帯電話の店は、良く見かけた。田舎の南部でもよく見かけた。
砂漠でも携帯電話掛けてる。
すごい、どこにアンテナあるんだ!?衛星か!?
そのおかげで、助かった事があった。それは今度。
「結婚してるの?」と聞かれたから、「結婚してる」とうそを答えた。
「ほくをチェニジアの夫にしない?」とか言われたけど、「だんなを愛してるからだめ」と答えた。
冗談だって言ってたけど、やばいからね。
30分ぐらい話したかな?ルアージュの人が迎えにきてくれてさようならでした。
【親切なのかお金目当てなのかわからないルアージュの運転手さん】
タルメザパラスという4星の超高級ホテルを予約した。
地球の歩き方で絶賛(?)していたこともあり、つい泊まりたくなってしまったのだ。
超高級と言っても、朝食と夕食込みで99$。
日本からするとあんまり高くないが、あちらの南部の値段からすると高い。
ホテルは良かったことはよかったが、移動が難しく観光的には失敗した感あり。
しかし、移動が難しいおかげでここの行きも帰りも楽しい思い出ができた。
まず行きは、地球によるとトズールからタルメザへルアージュが出ていると書いてある。
心配はしていたが、まあルアージュで行けるだろうと思っていた。
しかし、ツアー会社を探していたりしたら4時を過ぎてしまい、ルアージュ乗り場へ。
ななんと、ルアージュは4時までしか出ていなかった!!
ガーン、地球にもそう書いてあった。チェックしてなかった。
その上、トズールのお店はほとんど閉まっていてツアー会社らしい看板のあるお店もあったにはあったが、シャッターが閉まってた。
この季節は暑い時間帯は閉まるのかも。
地球によると、この通りにあると書いてあったが。。。
やっぱり”地球の迷い方”。。。
ルアージュ乗り場で地球に乗っているタルメザパラスの写真を見せたので、ルアージュの運ちゃんは言葉はわからなくても事情はわかったらしい。
なんだか、世話役らしいちょっとおっかなそうなおにいちゃんが、仲間とけんけんごうごうやっている。
私のほうは旅行も後半に差し掛かりなれていたので、もし行けないようならトズールの安い宿(20$ぐらいでそれなりのところに泊まれるので)に泊まればいいかなあっと思ってた。
そのうち、8人分ぐらいだせばつれっててくれることになったので、ちょっともったいないけど楽しみにしていた事だし、お願いする事にした。
ちょっとおっかなそうなおにいちゃんが運転してくれた。
この人がけっこういい人で面白かった。
言葉がわからないので、うんうん言ってると「なんでうんうんしか言わないんだ」みたいなニュアンスで、なんか面白くてケラケラ笑ってしまった。
トズールは、ケビリ・タルメザ・ミデスという見所をホテルで頼んでツアーで回るのが一般的なようだが、タルメザパラスまで行ってしまうとツアーはなさそうな予感がしたので(それでツアー会社を探していた)、タルメザに行く途中で通貨するケビリはよってもらうことにした。
ミデスはタルメザの先なんで断られた。
もちろんただじゃない。
ここらへんでもいりいろやり取りがあった。メモ用紙に値段書いたり。
フランス語もチェニジア後もじゃべれないので、携帯で英語のじゃべれる人と会話した。
と言っても、あたしも電話で英語がしゃべれるレベルはぜんぜんほど遠い。
個人ツアーになるし、あんちゃんいい人だし、おもしろいから、しかたなく言い値でケビリにつれてってもらう事にした。
ケビリの観光は多少トレッキングが入ってて、高い岩に登ったりしたけど、もう既にトズールにくるまででくたくただったので大変だった。
あんちゃんはどんどん行くが、私ははとへと。。。
そんで車に戻って、すごいガケと広い荒涼とした大地のタルメザを窓からみて、なんか降りて見るかみたいなニュアンスだったけど、タタウインと言うところで同じような風景を見ている事もあり、くたくただったのでそのままホテルに直行してもらうことにした。
思ったとうり、タルメザパラスではツアーはなさそうだったので、ケビリによってもらってよかった。
ホテルについいて、お金を払って、お別れ。
こういう人にめぐり合えるなんて、あたしって旅行運だけはいいんだな。
【タルメザのおじさん】
タルメザ・パラスだけど、♪行きはよいよい帰りは怖い~♪って感じで帰りの交通手段はどうしようと着いた時から思ってた。
ルアージュがトズールまで出てるらしいが乗り場とかわかんないし、このチェニジアの炎天下に重いバックパックを背負って乗り場を探すのはかなりきつい。。。
支度してる時、がらがら引くキャリーとバックパックのどっちに荷物を詰めようか、なやんだけど、旅行する国と旅の性質を考慮して、久しぶりにバックパックにした。
またバックパックを担ぐ旅行をするなんて思わなかったなあ。。。
バックパックはやっぱ重い!!時間がたつにつれて、重さが増すように感じる。
でも、キャリーはがらがらできない場所もあるから、良かったような悪かったような。
フロントでトズールまでの車代を聞いたら、観光なしで行きよりかなり値段が高いんであきらめた。
やっぱりルアージュ乗り場を探すことに。
探すのに時間がかかるだろうと思って、早めにホテルをチェックアウト。
たぶんこっちの方だろうなあと思う方向(ホテルの前を左側。坂を下る。)にあるいて行って、言葉通じないから「ルアージュ、ルアージュ」と言って、現地の人に声掛けまくり。
私の格言 ”旅の恥は掻き捨て”
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みな、親切に教えてくれた。
チェニジアの人はいい人ばかり。
英語のできる人がいて、「この時間はルアージュないからヒッチハイクしかないよ」みたいな事も言われた。
がーン、いくらあたしでもヒッチハイクはしたことない。
そのうち、人道りの多いところに出てきて、あるフリーターみたいなおじさんに聞いてみるとこっちだと乗り場まで案内してくれた。
人が数人集まってるだけで、看板も何もない所だった。
イスラム教の国なんで、スカーフをかぶった老女2人と若い男性が一人。
「この人たちはトズールに行くんだよ」という感じで案内してくれた。
なんだかうさんくさくてかなり不安だったが、ここで待つことにした。
案内してくれたおじさんもそこでだらだらしている。
タルメサ・パラスに泊まったのかみたいな事も聞かれたが、泊まってないとうそを答えた。
若い男も近くでだべってて、しきりに観光一緒に行こうとうるさい。
「タルメザの男は正直だ。都会(トズール)の男には注意しろ。オレを信用しろ。
またルアージュくるから、一緒に観光しよう。」
みたいな感じだった。英語だったかな?「ルック」と言って自分の目をさす。「信用できるだろう」というつもりだったらしい。
信用しろといわれても、信用できるかいな。
このルアージュに乗り損ねたら、今日はもう来ないかもしんない。
そのうちルアージュがきた。
おじさんはその運転手となんだか言っている。
われわれの事を乗せてくれって言ってるようだった。
「この先に行くけど、また戻ってくるから、そしたら乗りなさい」みたいな事を言われて(手振り)、ルアージュは言ってしまった。
そのおじさんは、そのうちタバコを吸おうと思って日本でいう100円ライターを出したが、どうやらガス欠でつかないらしかった。
そういえば、蚊取り線香つけるのにライター持ってた。今日で南部を去ることだし使わないだろうと思って、親切にしてくれた御礼に、別れ際にルアージュの窓からおじさんにあげた。
蚊取り線香せっかく買って持ってたのに、結局使わなかったな。
見かけはフリーターみたいでうさんくさくて疑ってしまったが(ごめんなさい)、非常にいい人だった。
結構な距離を乗り場まで案内してくれた。
そのうちルアージュがきて乗り込んだ。
その後は、だいたいすぐ定員になった。
なんだか知らないが、そのままトズールには行かないでタルメサ・パラスまで来て人を拾ってた。
正面入り口でないので、従業員かなんからしい。
なんてことーーーと思ったが、ホテルまで来るなんんてわかんないし、乗れるかどうかも不明だしね。しかたなし。
ルアージュはところどころ寄り道をしていたので、不安に駆られたが、無事にトズールに着いた。
このルアージュの運転手は、めずらしく肝っ玉かあさんのような女性だった。