
羽田7時40発長崎行きのフライトで、9時半過ぎに長崎空港に到着。
エアポートバスに乗り、大浦天主堂に近いバス停で降りる。
方向音痴な私は、今回もGoogle先生に頼りっぱなし。大浦天主堂に到着。

入場料は1000円。高い!と思ったけど、ミュージアムも併設していて、そこの入場も兼ねてます。今時は世界的に世界遺産の入場料は高騰してるから仕方なし。このまえTVでバルセロナのカサ・ミラを紹介していて、入場料が5000円超えていました。高ったかい!私が数年前に行った時も高かったけど、さらに上がってた。
教会の中はどこも撮影禁止です。大浦天主堂の中はリブ・ヴォールトという、ヨーロッパのゴシック教会で見られる、アーチを組んだ屋根の形をしています。
ヨーロッパだと大きくて高さがある空間で、石やセメントでできていますが、日本の教会は発祥の地のヨーロッパとはまた違う趣です。「和」を感じます。
装飾の様子も違います。ステンドグラスは大きな模様をカラフルなガラスで組んでいて、ヨーロッパ細かい豪華なキリストの歴史を表現したものとは全く違う。そのステンドグラスから外の日が入ってきて、素朴な美しさ。教会の規模もこじんまりとして、装飾も質素。海外だと、教会にもよりますが、講堂だけでなく複数の空間があって、どーんと大きな絵や豪華な彫刻で装飾されています。
小規模でこじんまりしていて、質素。だからと言って、ヨーロッパの教会に比べて劣っていると感じる事はなく、素朴な信仰心と美しさを感じます。
博物館では江戸時代・明治時代初期にキリスト教徒が迫害されていたことの展示があります。
小さな部屋に横になれないぐらい多くのキリシタンを閉じ込めたりしたそうです。
逮捕さた人や殉教した人の人数の説明があって、一つの村で何百人と逮捕されて、そういう環境だから病死したり死刑になったりする人がほとんど。イスラエル人を迫害した、ナチスドイツのような状況があったようです。
とても残酷な仕打ちでした。
旺文社の「COLOR+」という長崎ガイドに、近くに「瑠璃庵」というガラスのお店が載ってたので行ってみる。ガラスの製品が欲しかったのだ。
入ってお店のご主人とちょっと会話。手作りはやっぱり高い。見てるとB級品のコーナーがあった。小さな空気が入ったのでB級品になったころっとしたかわいい深い青のグラスがあったので、それを買いました。

トルコライスは、1つのお皿にいろんなものが乗ってる、ヘビーで体重に影響がありそうなメニューです。スパゲッティと、揚げ物、ケチャップライスなんかが乘ってました。
美味しかった。完食で、ご馳走様。

船内では大型TVがあって、ガイドさんがTV画面に向かって説明をしてくれます。ガイドさんは建築とかグラバー邸のグラバーさんとかを研究していたと言ってました。
軍艦島は一時期は5000人いたそうです。東京の人口密度の5倍と言っていたかな?ともかくすごく人口密度が高くて、人の居る場を上に上にと上げていったそうです。学校なども上に造ったり、屋上を遊び場にしたり。そして、その頃としたら電気製品も各家庭であり、かなり裕福な生活をしていたよう。ガイドさんが聞いた話だと、この島の炭鉱で働いてる人は普通のサラリーマンの何十倍ものお給料をもらっていたそうですよ。
ツアーには上陸するコースとしないコースがあって、私はもちろん上陸コース。絶対島の廃墟の風景が見たい!しかし、乗船した時には、上陸できるかできないかはわからないとのアナウンスが。波の高さとか、そういう規制があるそうです。この日は晴れていたのに、着くまでわからないとの事。最近長崎県で上陸の規制が厳しくなって、上陸できない日も多くなったようです。前日は午後が上陸できなかったと言ってました。5回軍艦島に来ても上陸できない不幸な人もいるそうですよ。
軍艦島に近くなると、島の周りをまわってく軍艦島を一週します。そして、上陸です。やったーーー

ガイドさんは鉄柵の前で、当時の写真を見せながら説明してくれます。軍艦島は世界遺産なのですが、島自体が世界遺産ではなく、この壁が世界遺産なんだそうです。産業遺産だからかな?ガイドさんは「驚いたでしょ。」と言ってましたが、そういう事をどこかのTVで見てました。


途中、屋台のアイスクリーム屋さんを見つける。もしかしたら、と思ったらバラアイスだった。へらを使ってアイスでバラを作ります。昔なんかの番組で、バラアイスの屋台を見たことあって、長崎だった気がして、もしかしたらと思ったら大当たり!すごいキレイで食べるのもったいないけど、とけちゃうから食べちゃう。きれいでおいしい。これで200円ですよ、200円。ラッキーでした。



長崎県立美術館は絶対に訪れたかった場所の1つ。なぜなら、オリンピックの東京国立競技場を設計し、全国でも設計した掛物が点在し、歩けばあたる隈研吾(私見です、はい)という、今を時めく建築家、隈研吾が設計しているからです。
この前、東京国立近代美術館で「隈研吾展」をやっており、そこにもこの長崎県立美術館の展示がありました。
港に面した公演の中に立てられています。期待を大きく上回る凄さでした。
いま主流のガラスのカーテンウオールの外観で、内装には隈研吾建築の特色である木が多用されています。2つのガラスの箱が、小さな人口の川を挟んでシメントリ―にあり、その2つの箱を行き来できるガラスの通路が上に渡されています。。
素晴らしいのが、港に向かって建つ立地を生かしているということ。ガラスのカーテンウオールの中からは、美しい港の風景が広がり、ガラスの外観の建物の美しさを一層引き立てていました。内部もガラスが美しく輝いている。
すばらしい!さすが飛ぶ鳥落としている隈研吾作品!
あらためて、その才能に脱帽です。
公式サイトからもその美しさがわかると思います。
http://www.nagasaki-museum.jp/
せっかくなんで、常設展を見学しましたが、その常設展も素晴らしかった。長崎県立美術館は、スペイン絵画を昔の有力者(お名前忘れました)から寄与されたとの事で、スペイン絵画の素晴らしいコレクションを持っていることを初めて知りました。そのコレクションを展示しています。近代のスペイン絵画なども購入して、数を増やしているようです。
そして、長崎県にゆかりのある芸術家の再評価をして展示を行っていました。その展示もよかった。素晴らしい絵画の作家さんでした。(名前忘れた)
長崎県出身のプロダクトデザイナー・清水久和氏の展示もありました。
小さなカフェもありましたが、ここは16時にしまってしまうようです。港が見えるガラスのカフェで、美味しそうな角煮弁当とかのメニューのレプリカがありました。時間があったら、ここでお茶したいと思うカフェです。
しかし、大きく特大で致命的な残念なことが1つあり。
なっ、なんと、こんなに素晴らしい美術館なのに、展示室に入った時も、出る時も、私一人しかいなかったのです。
1人ですよ、1人。この広い展示室に私一人!!!!!!
監視に数名、受付の人など数名。ってことは、従業員さんのほうがお客さんより圧倒的に多い。10倍ぐらい?そして、この日は祝日。祝日にも関わらず、このがらんとう。
一体どうなってるの、もったいなさすぎる。
宣伝とか足りないのでは?もっとガイドブックにフューチャーして載せるべきところです。
お願いしますよ、長崎県と長崎県立美術館の学芸員の皆様。展示ではこんないい仕事してるのに。
長崎市では、フォルツァ長崎というホテル。中央橋というバス停の近く。出島エリアの見どころまでも歩いて行かれる。
Google先生に案内してもらいまいしたが、着いてもわからなかった。なぜなら、このホテルはアーケード街に建ってるんです。入口が古びたアーケード街の中にあります。最初入口だとは思わなかった。
たぶん新しいのでしょう。ロビーはピカピカで、チェックインが非接触形式でした。部屋は広くて、新しくてきれい。
食事なしで約5500円で、お値段以上かとお値段以上かと思います。でも、なんとなく非接触式は味けないかな。コロナの今時だから、しょうが無し。

バスでロープウェイ前で降ります。そこから少し歩くのですが、ロープウェイ乗り場は、なんと神社の境内の中にありました。これにはびっくり!ロープウェイ前の趙と先に駐車場を管理している人がいて、その人に声かけてもらわなかったら迷ってたかも。
長崎の夜景は香港とマカオと世界3大夜景と言われいるそうです。まあ、3大と言っても発表する媒体によって全然違いますけどね。夜景はまあまあかな、といったところです。
夜景はきれいでした。ハート形の夜景もあった。展望台と下界を結んだ、ちょっとした演出ですね。
宿に戻り、近くに五島うどんのお店があったので、入ってうどんを食す。
本当だったら、GWに五島列島いくので、その時に五島うどんを食べようと思っていた五島うどん。優しい味で、美味しくいただきました。
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