ブログぼおりゅう♥りき 傍流にも力あり

漫画家ぼおりゅう?りきのマンガやイラスト、ミニ旅日記など

本人が「ウー」じゃなくてこう言ってるから今日からここでも…『サルびとウー太ン』6ページ目だべし!

2014-06-10 14:48:00 | ゆかいまんが&ダイブツくん絵日記
「いってェ~っ、何なサルかねっ!」
「ご…ごめんなさい。ぶつかっちゃった? 真っ白で何も見えなくて…」
 雪樹の二枚のスキー板がはずれ、雪のなかに投げ出されていた。いや、もうひと組のスキー板もある。竹でできた、大昔のスキーだ。
 が、もちろんこれは雪樹のものではない。雪樹のストックはその手首からはなれないでいた。が…。
 雪樹のストックの先は、すぐ前にいる、ひとりの“人物”の尻の山に突き刺さっていたのだ。
 その“人物”の身長は雪樹より少し高い130センチほどで、やけに手が長く、少し前かがみだ。
「あっ、ストックの先が刺さって血が出ているのね。お尻の山のあたりが真っ赤になっているもん。あら…」
 雪樹は突然、プッと吹き出してしまった。その“人物”は全身毛むくじゃら。その尻が赤いとなると、『おサルの尻は真っかっか』というフレーズをおもいだしてしまったのだ。(以上、小説版より抜粋)

 マンガでは板が、小説版ではなぜかストックがケツの山に突き刺さっております。また、マンガではケツといっているのに小説版では尻と書いております。いちおうカッコつけたつもりのかな?(2014年2月25日の改訂)

 サルといえば我々の年代では映画『猿の惑星』のテレビ初放映時、映画と並行して解説の荻 昌弘さんがサルのメーキャップをして(されて)いって、映画終了後の解説のときに完成する、ということをしていたのが忘れられません。“サル”が映画の解説とは…! ありゃ小学生のときだったなぁ。(2012年6月1日の投稿)

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オデらのケツは赤いほど偉い! ぼおりゅうりき ゆかい漫画『サルびとウー太ン』小説版入り7P目だべし

2014-06-10 14:45:04 | ゆかいまんが&ダイブツくん絵日記
「あなたのスキーウェアって、おサルさんの着ぐるみになっているのね。コスプレってやつ? あ、ストックが刺さって血が出て赤くなってるんじゃなくて、もともとそこは赤いのね。よかった~」
「血が出たわけじゃないみてーらが、痛いのには変わらないんだて! それにこれは着ぐるみじゃなくて生身の毛皮…おっと」
「えっ、生身? そういえば着ぐるみなら背中なんかにファスナーとかあるはずだけど、ないみたい。お顔もマスクにしてはリアルすぎるし…するとあなたって、もしかして、本物のサルび…」
「ウキ、ウキ~っ」
 雪樹の目の前の“人物”はうろたえたように急に人間の言葉を話すのをやめ、サルそのものの動物的な声を出し始めた。(以上、小説版より抜粋)(2014年2月26日の改訂)

 『猿の惑星』といえば10年ほど前のティム・バートン監督作や、昨年けっこう評判のよかた『創成期』がありますが、やはり何といっても1作目がよかったですね。サルが英語をしゃべった時点で○○とわかるはず、ということに気付いたのは初めて見てから20年ほど経ってからでしたが…。はじめはテレビの吹き替えで見てるから、そんなことには気がつかないんですね。(2012年6月2日の投稿)

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サルびとと少女にほのかなる慕情…ぼおりゅうりき ゆかい漫画『サルびとウー太ン』小説版入り8Pだべし

2014-06-09 12:13:02 | ゆかいまんが&ダイブツくん絵日記
「あなた、サルびとなんでしょう? あまりの痛さに、とっさにいつも使っている人間の言葉をしゃべっちゃったのね。そうでしょう?」
「ウキイ~っ」
“人物”はあくまでもただのニホンザルだというマネをする。が、そんなことをしている間にも、吹雪はますますひどくなってきた。雪樹は大きな目でじっと“人物”を見ている。
「ウキィ…あんた、いとしげらのぅ。いや、こんなんことをやってる場合じゃないんだて。とにかくコース内に戻らないと、遭難してしまうが!」
「また、しゃべった。あなたやっぱりサルびとなのね!」
「とにかくこの崖を登らねば。さあ、オレッタのしっぽにつかまんなせい!」
 サルびとは雪樹に尻を向けた。真っ赤な尻である。(以上、小説版より抜粋)

 漫画ではいい天気ですが、小説版では吹雪ということになっとるようです。(2014年2月27日の改訂)

 20年以上前だとおもいますが、たしか池袋の文芸座で見た映画に『アルタード・ステーツ』というのがありました。
 ある人物が風呂桶のようなところで液体に浸かると“先祖返り”してサルのようになってしまい、その姿で夜な夜な街をうろつく、そして朝になると帰ってきて人間の姿に戻る、というようなものでした。かなりの時間が経過した今でもときどきおもいだしてイヤ~な感じになる映画です。
 が、なにしろ昔見たものなので、間違って覚えているかもしれません。
 2本立てでたしか併映は“宇宙版・真昼の決闘”『アウトランド』だったな…。(2012年6月3日の投稿)

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少女を背に、サルびとが空へ跳ぶ! ぼおりゅうりき 『サルびとウー太ン』小説版付き9P目だべし!

2014-06-08 11:10:32 | ゆかいまんが&ダイブツくん絵日記
 『サルびと』は雪樹に尻を向けた。真っ赤な尻である。なるほど、その尻の山の上には50センチはあろうかろいう しっぽがついている。ふだん、おそらく彼は長い手と短い足と、それにその しっぽを駆使して山の中の木々を渡り歩いているのだろう。だが今は雪樹がつかまるのに おあつらえむき のしっぽである。
「わかったわ。おねがい、あたしをゲレンデにつれてって!」
「すぐつれていぐワ! だけどオレッタに会ったことは内緒にしてくんなせいや」(以上、小説版より抜粋)

 漫画版には しっぽがちょこっとしかありませんが、小説版は長い尻尾あり。なんか、リアルな感じなんでしょうか…。(2014年2月28日の改訂)

 サルものといえば“王様”はキングコング。3度映画化されていて、近年の3度目は出来がいいとされていますが、やっぱりベストは最初のものだとおもいます。モノクロで動きもギクシャクしているけれど、そのギクシャクぶりに味があるのです。たいていの場合、オリジナルは越えられないのでは。
 DVDで300円とか500円とかで売っていますが、20年以上前に土曜だったか日曜だったかの昼の12時頃に放映した吹き替え版を3倍速で録画したビデオが捨てがたく、いまのところまだとってあります。(2012年6月4日の投稿)

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舞い降りたリフト乗り場にはお兄ちゃんが! ぼおりゅうりき『サルびとウー太ン』小説版付き10Pだべし

2014-06-08 11:06:02 | ゆかいまんが&ダイブツくん絵日記
 雪樹は猛吹雪のなかに露出している頬や鼻が冷たくてたまらない。視界は、すぐそこにいるはずのサルびとの姿さえ見えない始末。ただはっきり見えるのはサルびとのしっぽだけ。やけにフカフカで、あたたかい。雪樹はそのしっぽだけをたよりに、なんとか一歩ずつ、自分のからだを崖の上に進めるのだった。(以上、小説版より抜粋)

 マンガのようにジャンプするのでなく、小説版では歩いていくという、やはりそれなりにリアリズムのようです。(2014年3月1日の改訂)

 日本でのサルものというと何と言っても大傑作『キングコング対ゴジラ』がありますね。あの映画でコングが「ぶるっぶるっ」と肩をゆさぶる動きはプロレスラーのグレート東郷からきている、と撮影に参加していた人に聞きました。昔アルバイトしていた特種美術造形のプロダクションで…。(2012年6月5日の投稿)

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 まだ作者本人しか見てないんです、たぶん…。
 どちらも3分ちょっとで終わりますのでよろしく~。(2014年6月8日の改訂)
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