どこで食ったのかは不明…『うろおぼえ駅弁旅』明石名産 海峡弁当／新神戸駅

　パッケージを見ると、いりこ菜飯・蛸稲荷・鱧フライ・鰆味噌漬焼・海老串団子・たこ焼きなどなどが書いてある、いわゆる幕の内弁当のようです。
　
　購入したのは２００６年の夏。嫁実家に子供をつれて行ったとき。この日は引退近い０系新幹線に奮発して子供を乗せてやったんですね（ケチって新大阪～新神戸間だけですが）。記念写真も撮ったので先頭車両の自由席に乗ったのですが、なんか喫煙車だった記憶があるなぁ。ガラガラだし、すぐ下りるのでそのまんまにしてましたが…。
　真神戸で降り、歩いて三ノ宮駅まで行って嫁と合流（ケチって２人だけしか新幹線に乗らなかった）。そのあと２人と別れて、ワシはどうやら未乗だった播但線に乗ったようです。
　弁当はどこで食ったのか、不明。平べったい幕の内系の駅弁のため、播但線の車内じゃないとはおもうのですが…？

『うろおぼえ駅弁旅』北の黒牛弁当／函館本線・札幌駅

　ほのぼのとした、はた万次郎先生の４コマ漫画が描かれているという、珍しいパッケージ。『宗谷黒牛』『北海道米・ななつぼし』『札幌タマネギ』と、北海道産のものにこだわった駅弁で、旅人にはうれしい限りです。値段は１０００円。

　購入したのは２００７年で、マンガ『各駅停車ぶらり旅』の花咲線（根室本線）と釧網本線という２つの回の取材で行きました。当時あった『ぐるり北海道フリーきっぷ（だったかな？）』という割安きっぷを使用したとはいえ、当然、予算を大幅にオーバーしております。
　駅弁のラベルの日付けから見ると、買ったのはどうやら帰りの寝台特急『北斗星』に乗る前だったようです。おそらくロビーカーで食ったのではないでしょうか。
　そういえばあのとき、切符を持ってない（と思われる）お客さんと車掌さんがロビーカーで長いこと、何やらモメていたのをおもいだしました。車掌さんはあくまで丁寧に、静かに話していましたが。ありゃ狙ってのタダ乗りだったんじゃないのかな？
　それとはまた別の熟年男性が「いま北斗星に乗ってるんだよ。仙台で下りるから、仙台で」と、大声でケータイで話していたのもおもいだしました。あんまりデカい声で話すもんだから「何かのアリバイ工作でワシに聞かせてるんじゃないか」とおもったほどですヨ…。
　

『うろおぼえ駅弁旅』万葉軒の やき肉弁当／総武本線千葉駅

　ブタの焼き肉がメーンの、シンプルな駅弁。それだけに飽きない、たぶんロングセラー。値段が５８０円と、駅弁にしては安いのも魅力。
　個人的には子供と房総半島に海水浴に行くときなど、乗り換えのときによく購入します。そ～ゆ～ときにはこのコラムにも以前登場した、やはり万葉軒の「トンカツ弁当」とをひとつずつ買って、具を半分交換して食べます。
　いっそ、トンカツと焼き肉が半分ずつ入っている駅弁を発売してほしいとおもうのですが…。
　

『うろおぼえ駅弁旅』とっとりの居酒屋／山陰本線鳥取駅

　アゴとイカの寿司、豆腐竹輪、アゴの梅シソ巻き、イカの麺漬けなど、鳥取の居酒屋に並ぶというおかずが揃っています。１２００円という値段はワシが買ったことのある駅弁としては破格でした。

　マンガ『各駅停車ぶらり旅』の若桜鉄道編のときに夕食として購入したもの。市内の鳥取温泉に入ってから酒と一緒に食べよう、としました。
　ところがこの日は雪が降ってしまい（３月上旬）、湯ざめをしたのかビジネスホテルに戻ってから体調が悪くなり、半分ぐらいしか食べられなかったのです。『かくぶら』にはどう描いたっけかなあ。
　また鳥取方面に行く機会があれば、改めて食べてみたい駅弁です。

『うろおぼえ駅弁旅』バーベＱ弁当／総武本線木更津駅？

　手元にある駅弁のムックを見ると木更津駅になっていますが、製造年月日を見ると桜の時期に小湊鉄道の撮り鉄に行った日なので、千葉駅あたりでも売っていて、乗り換えのときに買ったのではないでしょうか？　木更津は小湊鉄道の乗り換え駅、五井よりも先になってしまうので。

　写真のように見るだけでよだれが出そうな豚肉が中心の弁当です。この日は上総鶴舞という、ＣＭ等でもよく使われる無人のレトロ駅周辺で撮り鉄していたので、駅舎のベンチで食ったような気がします。
　ここは撮り鉄だけでなく、フツーの人がけっこう“見学”に来るようですが、この日にはクルマで数人できて「ふう～ん」なんて感じで４～５分見て、時刻表を見て「次は１時間以上先だよ、バカバカしい」ってなことを言い、「大したことないな」って様子で去っていくという感じでした。
　レトロ木造駅に列車が来るとおたがいが引き立て合って全然、風景が違うのですがね…。特に小湊鉄道の車両は“昭和”そのものの愛らしいものだし…。