月刊コミックボンボン(講談社)1987年5月号より1年ほど連載 4コマ漫画(後半にショート編も何本かあり)
『オジさん組』終了の翌月より、ほとんど描いたことのなかった4コマ漫画として6ページずつぐらいの連載。
デブでパンチパーマ、そして常にハナミズをたらしているという小学生が主人公。父は大仏さまそっくりのオッサン、妹の名前はコツブ。母ななぜか若くて美人でござります。
これまでの暴力的ギャグとちがってほのぼの調がよかったのか、小学生低学年のよい子の読者にはソコソコ人気がありました。
途中、何かキメのポーズをつくろう、と担当さんから提案があり、失敗したときなどに「ぶっちゃ~ん」とやることに。が、なんだか赤塚先生の「シェー」に似ているけどいいのかな~、と少々心配しておりました。
そんなとき、何度目かの赤塚ブームで先生ご本人がボンボンで「おそ松くん」「天才バカボン」などを連載。誌上で「ダイブツくん」を御覧になった先生とフジオプロのかたは、意外にも気に入ってくださったのでござります。
しかし、諸行無常、「ダイブツくん」は終了することに。それを惜しんでくださった先生とフジオプロのかたがたは、なんと翌月の「天才バカボン」のなかにダイブツくんを登場させてくださったのです。
当時の雑誌をスクラップしたものを見るとバカボンのパパとダイブツくんがキャッチボールをしている、だけでも驚きます。しかしそれどころか、ダイブツくんがパパの子供になりたい、バカボンの家族になりたい、なんて話を一話まるごとやってるんですね。ワシは仰天しました。バカボンに出してくださったことは覚えていたけど、これほどだったとは…! ぶっちゃ~ん! ワシ、こんなんでいのか?
今回、24年ぶりにダイブツくんを描いてみましたが、せめてこのブログにでもときどき出してみようかな~なんておもっております。(2011年7月29日の投稿)
↑このあと月イチで描きおろしの『ダイブツくん日記』を始めましたが、いつのまにか止まっております。(2013年12月29日の改訂)
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