母子丼しちゃいました。しかも娘は三つ子の三姉妹…『フースケくん千人斬り』４４～４７人目なのです

　作品名『出がらしマラ次郎』　『マンガ あ！ ホクサイ』（海鳴社）掲載　１９９０年代作品　全７ページ　
　女性・１ 姐さん／推定３６歳／体位・正常位と後背位／持続時間約２分　　２～３ その三つ子の娘たち／推定１７歳／体位・おもに後背位／持続時間・不明

　天保の頃、上州・雄真児（おま…読めますね、ハイ）宿に奇妙なものを口にくわえた旅人が現れた。モノは直径５センチ、長さ１８センチほどの“実物大”と書かれた『コケシ』である。

「それが本当ならあたしの一家にわらじを脱ぎなよ」と声をかけてきたのはこの宿場を仕切る雄真児一家の姐さんであった。
「手前生国は…」と律儀に仁義を切るマラ次郎。
「あんたマラ次郎さんだろ。面倒な口上はいらないよ」
「そうですかい。じゃ、いちおう念のため名刺代わりに…これが本物の“実物大”です」
股間からニョキッと出たものを手のひらを添えて差し出すマラ次郎。ボッキしているのでコケシよりもさらに３倍ほど大きいようだ。姐さんの表情がパッと明るくなった。
「泊まってもらうよ。いいね、アンタ！」
「はい！」と恐縮して答えるしかない気弱な親分。上州名物・カカア天下である。

　マラ次郎は一宿一飯の恩義を預かった。その恩義はどんなことがあっても返さねばならない。それが渡世の義理である。
　深夜、作法どおり布団１枚を柏餅にして寝ているマラ次郎の部屋に、姐さんが忍び寄ってきた。
「姐さん、お待ちしておりやした！」
素っ裸になるマラ次郎と姐さん。おかえしは正常位と後背位の一発ずつ、いずれも外に出すのが作法とされる。

「姐さん、なかなかいい穴でしたぜ…」
失神中の姐さんを残して明け方、旅立つマラ次郎。それを
「待って！」と３人の娘のハモった声が呼び止めた。雄真児一家の三つ子の娘たちである。
「このままあんたを帰したら母を失神されたウチの一家は大恥をかくんだ」
「今度はあんたを私たち３人でハメ潰してやるよ！」
「あっしは渡世の義理を果たしただけなのに敵討ちされなきゃならねえんですかい。ヤクザ渡世なんてそんなもんか…わかりやしたぜ！」
と再び素っ裸になるマラ次郎。本物の“実物大”はすでに３倍になっている。
「３人ともまとめてつきあいやしょう。おめえさんたちが気の済むまでね！」

　それからどれほどの時が流れたのか、誰も知らない。
　マラ次郎が気がついたら三人の娘は全員、失神していた。
　外に出した液体の量がだんだん減って出がらし状態になっているところを見ると三日三晩ほど過ぎたようだ。
「こんな出がらしを放出しては女たちに失礼だ。この後三日は禁欲してたまるのを待とう」
　マラ次郎は意外にストイックな男なのである。
「マラ次郎さん！」姐さんが再び呼び止めた。
「あんたとハメたからにはあたしら母子はあんたなしじゃ生きていけないよ…」
　さあ、どうするのか、マラ次郎！

　出がらしマラ次郎…１０歳のときに童貞を捨て 三年後には 千人斬り
　その後 何万人の女とまぐわったかは 定かでない…

『コミカル・ヒストリー・ツアー』の一本。マラ次郎はもちろんフースケくんが演じている。『木枯し紋次郎』はもちろん、ショーケンの映画『股旅』や雷蔵さんの『ひとり狼』も参考にしておるんですヨ『２０１２年３月１７日の投稿）

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エシャーロットの花が咲いと～る・畑えもん通信

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