大原専門学校の最初の授業が始まった。なじみの二年生。色々と、実習の話など、聴いた。思っていたのと違っていたり、仕事というのは、楽じゃないものだ。でも、一度だけで、そう、思いこまなくても、と思った。色々な先生、色々な保育園があるはず。「でも、いいことも いっぱいあったでしょう」と、私が言うと、「うん」。と..。やっていくうちに、好きになる仕事だって、いっぱいあると思う。がんばっていってほしいと思った。
新一年生、ほんわかした、ムードだった。男の子も個性的。ほぼ、みんな初心者なので、いっしょにドレミをうたったり、指体操したりした。一年ぶりに、新人さんたちと対面するので、えーっと?何するんだっけ、みたいに思ったけど、。そうそう、これも、これも..。という感じで思いだし、色々やっていたらあっという間の90分。また、この子たちにも、頑張ってもらって、譜読みできるように、させたい。さいごに、少し時間があまったので、何か質問は?というと、「先生ピアノ弾いて。」「あやかの三日月弾ける?」と言われたので、弾いた。みんな、とても喜んでくれた。そういうのが。一番みたいだ。
昨日も、小三のゆりちゃんが、ベートーヴェン弾いて、というので、大げさに 運命を弾いたら、すごーく喜んでいた。♪
今、5/10のコンサートの準備を毎日している。かれこれ、学生の頃から、色々なコンサートをやってるが、いわゆる雑用、というものが、結構たくさんある。スポンサー付きとか、自治体のコンサートだと、何にもせずに、自分は演奏に専念できるのだが、自分でやるコンサートは、そうはいかない。知ってもらうだけでも、ひと苦労。最低でも会場費や楽器調律費、印刷費などはかかるので、無料ですることはできないし、ほんとに、大変。自分でも何がしたいのかよくわからなくなる時がある。
音楽という芸術は、絵画とは違い、作曲家自身の表現がそのまま残っていくものではない。誰かが、それを再表現し、そこに聴衆がいてはじめて成立する。しかも、時間が限定されるので、生で多くの人々に伝えることは、困難なのだ。その日、その場所に集まっていただけるかどうか。毎日公演する、芝居やミュージカルなどが、経済的にとても苦しいのは、そこだ。でも、生の良さは、伝えたい、と思う。
できる限りの努力はしようと思っている。
新学期になった。こどもたちに、どう?今度のクラスは。とか、今度の学校は?とか、尋ねると、滝のように返事が戻ってくる。それだけ、大きい出来事なんだろう。下の娘は、持ち上がりで、また同じ先生になった。親もどきどきしていたが、ほっと一安心。こどもたちもうれしかったことだろう。上の娘もよく知ってるなじみの先生だったので、よかったね、と言った。新しい先生の、学級通信を読むのも楽しい。
新学期になると、みんな進級するので下校時間が大体遅くなり、レッスンのやりくりも大変になる。今その真っ最中。あーでみない、こーでもないと組み替えている。時間は限られているので、ほんと、難しい。
でも、辞めずに続けてくれるみんなには、感謝しないとね。
卒業したのは、よりかちゃん。大学楽しんでいるかな。