まず、安倍さんの言う憲法9条改正に対して、「ノーベル賞学者・益川敏英さん」のご意見と、その後に、私自身の自衛隊の戦闘訓練を経験したうえでの意見を記しています。
以下、「ノーベル賞学者・益川敏英さん」のご意見
特集ワイド:憲法よ ノーベル賞学者・益川敏英さん
毎日新聞 2013年06月27日 東京夕刊
「あの安倍(晋三首相)さん、坊ちゃん政治家だからね。自分は安全なところにおって、戦争できると考えているんじゃないの。テレビゲームみたいな感じで。96条の改正から手をつけるようなことを言っていたでしょ。本気ですよ。これまでは、いつかは変えてやるぞってことでしたから。いまがチャンスと踏んでいるんだろう。反対する側も本気にならんといけない。
僕は思う。自国の国民まで犠牲にして守らなきゃ...いけない国益なんてものがどこにあるんですか。愚かな戦争などせずとも、もめごとの解決の道は必ずある。譲歩できない利益なんてない。戦争は外交で防げる。いま必要なのは戦争を防ぐ知恵でしょ。それなのに憲法改正? 改憲論者は、つまるところ、交戦権が欲しいんですよ。憲法9条なんて邪魔だというのは、相手から攻撃されなくても、こっちから先に撃ちたい。つまり戦争がしたい。そうとしか思えない。恐ろしいことじゃないですか」
「僕なんかの戦争体験は大したことないんだ。10歳ほど年上の同じ素粒子論の先生はもっとつらい経験をされた。広島に原爆が落ち、自宅が爆風で壊れる。お母さんが重いはりの下敷きになって動けない。お母さんは自分はいいからさっさと逃げろ、と息子を逃がす。先生はずっと引きずっておられた。そんな悲惨なことが無数にあった。虫も殺せないような人が、戦地で敵を撃つのはさらに苦しいですよ。狙撃兵なら相手の顔まで見える。それが戦争ですよ。平和とはね、人を殺さないでいいことなんです。
60年安保のころ、研究の合間をぬってはデモに明け暮れた。「まず朝、団地に署名集めに回るんだけど、間に合ってますなんて、御用聞きに間違われてね。僕、ヘタくそなんだ」。めげずにベトナム反戦でも声をあげた。それは平和運動にも身を投じた名古屋大学時代の恩師、坂田昌一博士の背中を見てきたからでもあった。湯川秀樹、朝永振一郎両博士と並ぶわが国の素粒子論の第一人者である。「へ理屈の坂田なんてあだ名があったけどね。学問だけではダメだ、学問を支える社会の問題も考えられないやつは一人前ではないという空気がありましたね。先生はひと言もおっしゃらないんだけど」もっと見る
【 talk 】自衛隊時代の訓練の自身の写真を使用した、「戦争」ではなく「交渉(talk)」による問題解決を主張したmikotoのパブリック作品 2007年
以下、mikotoの意見↓
自衛隊に入り、戦闘訓練を通じて、戦争の恐ろしさを知った。
数万発、発砲される、たった一発で死ぬこと。
そのたった一発で死ぬ価値が、その戦争であるのかどうか。
... 自分の命はその銃弾、一発程度のものなのか。
自分の両親が、一生懸命愛し、育てた、私の命は、銃弾一発でしんで死んでしまうに匹敵するほどの、あっけなく虚しいものなのかと。
自分や大切な家族が死んでもいいほどの理由のある、価値のある戦争なんて、存在するのか?
答えは、存在しません。
例外は、国内に理不尽に攻め込まれ、理不尽に家族や国民が殺されて行くような状況において、「自衛」するために、攻撃することくらい。
だから、「自衛隊」でいいんです。
この理念を世界に伝え、後ろに続いてくる国が増えるためにも、「自衛隊」は「自衛隊」のままでいいんです。
理想は、まず掲げて、実現するために努力しないと、実現しません。
だから、文明も、科学も、生活も、治安も、道徳観も向上してきた。
人は、権力や財を持つと、わがままになる生き物。
個人レベルでわがままになるのは、まだ、かまわないかもしれないけど、国となると、誰にとっても一大事。
私たち、一人一人が、それを抑制し、止めないといけません。
自衛隊は自衛隊のままで。
戦争で費やしていい、時間も、命も存在しません。
自衛隊の戦闘訓練で、地面に平這いになり、頬っぺたも地面に擦り付けながら、敵地まであと15mほどまで来た時に、銃先に、銃剣を着剣し、上官の「突撃」合図を待っているときに、思ったことは、「家に帰りたい」ということだけです。
「貧しくてもいいから、静かに普通に暮らしたい」
もう一つ、、、「死にたくない」
「貧しくてもいいから、静かに普通に暮らしたい」という気持ちを忘れたら、人は、戦争へと走るのだと思います。
そして、戦争をやってから、取り返しのつかない「後悔」をする。
私たちは、誰かの「欲」のために行われる「戦争」に踊らされないためにも、「戦争」に対する教育を日頃から、個人レベルで、家庭でも、学校でも意識をして行い、政治に目を光らせ、「沈黙」ではなく、できる範囲で
「NO!」と言っていかないといけない。
「沈黙」は「愛」じゃない
と桑田佳祐さんも歌っています♡
追記、、、、
自衛隊の戦闘訓練で知ったことは、日頃、ハリウッドの、戦争映画で、知らないうちに、「戦争」を「美化」し、「英雄」視、していたことに気付きました。
自分は死ぬわけがないと。
南半球で帰国できずにジャングルの中逃げ惑い、餓死した無惨な日本人兵士の死がい、、大量虐殺されたユダヤ人の収容所で怯える人々の痩せこけた沢山の顔、、原爆投下後、放置された被爆者達、、何故行われたのか未だハッキリしないが大勢の一般市民や若いアメリカ兵士達が亡くなったつい最近のイラク戦争、、、
やってから後悔し、愛息子が死んでから後悔しホワイトハウス前で泣く母親の姿。
最初は賛成派だったが、行かせるんじゃなかったとホワイトハウス前で号泣する母の姿。
アメリカの戦争映画を見ていて思うことは、軍隊志願者を増やすためのプロモーション映画に見えて仕方ない。
そこで、「自分は死ぬわけない」と潜在的に信念がついていることにも気づかず、「自分は、命をかけて国を守る!!」と弱冠、酔いしれながら、公言し、訓練に励む。
権力ある人も、無い人も、全員、最前線を擬似訓練でもいいから体験し、戦争の残酷な状況やそれがもたらす現実から戦争の是非を考え、現実を、映像や写真で知った上で、「戦争」や「憲法」について考えるべき。
義務教育がいかに大事か。
戦争賛成派は、無知の現れ。
死ぬ寸前になって、後悔するタイプ。
あとね、、、
自分の命が、数万ある中のたった一発で死ぬという、そんな、戦争に、自分の国が攻められてという自衛でない、そんな戦争のたった一発の弾で死んでもいいような、その程度の価値しか無いのかと考えた時に、国がそのように自分の命の価値をみていると考えた時に、自分の両親を馬鹿にされている、腹立たしい、とても嫌な気持ちになりました。
皆も、もっと、こういうことには、怒らないといけないと思います。
戦争やっていい!と簡単に、テレビの前で発言するタレントや評論家や政治家や一般の人々に対して、もっと怒った方がいい。
大切な家族の命を軽くみるな!と!
憲法改正草案の最後のページにある、憲法改正推進委員会の起草委員会に名を連ねている議員さんには、これからはずっと、票を入れないでおこうと思います。
と、いうことで、若者諸君、選挙に行きませう!!
そして、自民党以外に票を入れませう!!♬
【 Love 】自衛隊時代の訓練の自身写真を使用した、「弾丸」ではなく「愛(LOVE)」を提供することを主張したmikotoのパブリック作品 2007年
20歳の自衛隊時代のmikoto
体力、てんこ盛り盛りでした♡
☆mikoto☆