現代音楽論のレポートの制作で、大阪城ホールで公演されているユーミンの『シャングリラⅢ』を見に行ってきました♪
女性の体と演出が美しすぎます!!
手作り感たっぷりの、スケールの大きい大人の遊園地。
必見です
前回の課題で、ユーミンについてレポートを制作したので、今回の題材もユーミンの『SHANGRILAⅢ』にすることにしました♪
ユーミンのコンサートは初めてで、80年代から90年代中期の彼女の絶頂期に、「トレンド」「恋愛の教祖」という形容句で語られ、今もなお根強い人気であるユーミンの感性に出会い、浸り、満喫しに行ってきました。
物語(show)が始まってまず想ったことは、豊かな想像力はもちろんのこと、「手作り感」がひじょうに有るなぁと。
これまで見てきたコンサートと比べ、『お芝居』が濃厚に入った舞台構成は非常に珍しい。
最初から最後まで、不思議で幻想的な一つの物語が進行され、終わりを迎える。
ユーミンの音楽も、知っている曲は「SHANGRILA」とラストの「真夏の夜の夢」のみで、最近の曲なのか、他はこの物語に合わせたような感じの、初めて聞く曲だった。
『不思議の国の不思議な夢の中』というような物語だった。
「手作り感」にとても溢れている理由はもう一つ。
オリンピック並みの優れた技量と美しいパーフェクトな身体を持ったロシア人アーティスト(特に女性)達が、最初からら終わりまで次々に繰り広げる『サーカス・アクト』。
優れた技能に、万華鏡のようなキラキラした衣装や、女性の身体と感性の魅力を最大限に引き出した振り付けという芸術性も加わって、それが物語の世界を致命的に幻想的なものにしている。
機械に頼ってあまり体を動かさない演出より、身体を最大限に使い尽くしている演出のほうが、非常に人間的で、この時代だからこそ成功すれば感動は大きい。
創り手の「心」を常に感じる構成でもあり、演出でもあった。
松任谷正隆氏とユーミンとその制作スタッフの感性と実行力に乾杯。
いつかまたユーミンの遊園地に行ける日を楽しみにしています