『 胎内 』
油絵 30号(90.9×72.7cm) 2007年
沢山の人を癒したくて、元気づけたくて描いた1枚
この絵が存在する部屋に入って来た人が、椅子に座って、この絵を目にした時に、
じ~っと見ているうちに、元気が出てくるような、癒されるような絵を描きました
描き始める前に、「人が一番安心してリラックスできる時はどういう時なんだろう」と考えました
よくよく考えた結果、記憶は残っていないが、母の胎内にいた時ではないのかと思いました
一番守られて、居心地もよく、温かく、リラックスして、
人生において一番リラックスしていた時ではないのかなと思いました
だから 「胎内」 の感覚をイメージしながら、感覚の赴くままに筆をはしらせ、色を重ねて行きました
渦を巻いて前に進んで行く動的な印象がありますが、
これは、生まれてから歩んで行く「人生」という時間の流れと、様々な出来事をあらわしています
人生は、楽しいことや嬉しいこともあれば、苦難も多い
究極に追い詰められ、どうにもならなくなってしまった苦境の時でも、
落ち着いて、希望を持って可能性を探し求め続ければ、
必ず「希望の光」が所々でいくつか現れてきます
人生は素晴らしい
本当に沢山の出来事が次々に起こり、様々な感動をもたらしてくれます
どうか安心してください
共に歩んで行きましょう
実際は明るい色彩です。
デジカメでは印象の色が出ないです。
日光に当たればこんな感じですが、もっとメリハリした明るい色です。
写真で絵画を再現するのは難しい。