犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

おじいわんジャー。

2015年02月13日 | おせわがかり日誌


大寒波の夜。

というか明け方。



オレコが新聞配達の方に向かって玄関先で吠えた。

私が叱るので控えめな吠え方だったが、家の中では響く。

寝床の中からオレコに吠えたらいけないと声をかける。



寝ているはずのおじいわんが、

てってってって、とゲージから出てくる音がした。

で、ジャー・ジャー・ジャー。



あれこの音知ってるなんだっけ?

ああなんだこんのおしっこの音だ・・・。

・・・おしっこ???



飛び起きて電気をつける。

部屋の扉付近で水たまり。



あーきたかーついにー。



ショックではないけど、

本当に来たのねこの時が。



投薬を初めて2日目。

利尿効果の高いお薬だし、

とても寒い夜だったし、

オレコが吠えたし、

前の晩の散歩のときに、

大きいのが出なかった。

要素はいろいろある。



ペットシーツをじゅうたんにぺとり。

吸い込めるだけ吸い込んで、

使わなくなっていたトイレを出す。

吸い取ったペットシーツをトイレの上に置く。

あとは翌日やろう。

こんとオレコの様子を交互に見守りながら、

眠くなってきて眠った。



起きて徹夜の夫に電話。

彼の方が犬に詳しい。

トイレの位置などを確認。

部屋の隅がいいだろうといわれたので、

取り立てて役立ってもいない家具を移動。

軽く模様替え。



ゲージの中を確認すると、

毛布やらの下に敷き詰めたペットシーツに、

一度失敗したあとがある。

いつのものかはわからない。

薬始めてから?もっと前?

どっちも可能性はある。

軽くショック。


敷物をすべて丸洗い。

ゲージの三方を段ボールで囲う。

万が一のおしっこよけであったが、

この段ボールが思わぬあっため効果があった。

ゲージの中がほんわかあったかになる。



うっとり眠るおじいわん。

それでもタイマー管理していたオイルヒーターは、

しばらくつけっぱなし体制へ。

この部屋、風のとおり道で、

冬はとても寒いからね。



この日から

先生の言いつけどおり、

お水は朝夕食事の時だけ。

あとは下げることにした。

のどが渇いたとき水がないと、

かわいそうかと思ったが、

おしっこを我慢させるほうが気の毒だった。

もらすのは構わない。

でも我慢はさせたくない。

心臓にも腎臓にも悪いからね。



いろいろトラブルはあったが、

私のいちばんの悩みは、

おじいわんがどの程度ボケているのか?ということだった。

わりとボケていそうな気がしてきた。

麻酔での歯の治療はよしたほうがよさそうだな。



そんなこんなで。

おむつや歯で悩んでいたのだが、

そのたびごとに、導きの天使が舞い降りて、

なんとかなりそうになっている。

困っていると、親切な方たちが、

手をさしのべてくれて、いろいろ教えてくださる。

おじいわんって、みんなに助けられているなあ~。

こんなことは個人的にははじめてで、

おじいわんってすごいな、と尊敬している。



おかげで気持ちの余裕が結構出てきた。

仕事をちゃんと管理して、

介護に時間をとれるようにしよう。