ここのところ看板犬たちのはたらきぶりがすごい。
いや。実際に会社に出てきて働いているというんではないが。
お申込みのとき検索キーワードはなんだったか書いてもらうのだが、
めまぐるしく変わる検索キーワードの傾向と対策について、
「もう直接お客様に教えてもらえばいいじゃない」
という合理的な発想のもとにお願いしているのだが、
今日なんて「おじいわん」と書いてあってびっくり仰天だ。
さすがに「おじいわん」は初めてだったので~。
えらいねーおじいわん(なんにもしてないけどー)
看板犬報酬として山羊の干し肉をプレゼントすることにした。
毎日まいにちお留守番ばかりさせているし、
週末はちょっと予定が立て込んでいてかわいそうだったので、
昨日は車でちょっと行ったところの公園に連れて行った。
(しかも両手クロスな)
ひとりでテンションと年代の違う2匹を連れて行くのは、
まあまあ大変だったけど、なんとかなった。
(とりむしなおふたり)
あたたかい日差しの中を散歩できて、ふたりとも、うれしそうだった。
ふだんの散歩はいやいやえんで運動不足のオレコなのだが、こういうところでは楽しくて走る走る。
いいぞー。脂肪を燃やせ燃やすんだ。
さっきもエレベーターの中で郵便局員さんに「重いでしょうね」と言われたばかり(ああそのとおりだ)。
燃えろー燃えろーオレコの脂肪~と心の中で念仏を唱えながら、リードでぐるぐる巻きになっていた。
さあ帰りましょうということになって、ふと見ると、
いつもぶるぶる震えているおじいわんが「はあはあ」暑そうにしている。
ああ、そういえば背中にいつもどおりカイロを2枚貼っていたな!と気づき、やっとはずす。
なんとなく元気がなかったのは、暑すぎたせいかもしれないな。
ごめんよ、おじいわん。かけっこしたかったでしょう。
今度はちゃんと状況に応じた装備にしようね。
ちなみにうちのマンションには規則がいっぱいあるのだが、
中でもきついのが動物を連れて敷地内を歩くときは抱っこする、というもので、
これがために私は、毎日毎日朝夜2回ずつ散歩をしているのだったが、
ひとりで犬を2匹連れて車でどこかへ行くというときは、誰かが車の中で、
ひとり待っていてもらわないといけなくなる。
そしてこの日はそれについて初めて経験する日だったが、
最初におじいわんを連れて行き(その時点でオレコは軽くパニックに)、
小用を済ませたら車で待機してもらい(この時点でおじいわんはちょっとドキドキ)、
家に戻って狂喜乱舞のオレコをかついで駐車場に向かい、車に乗せて出かけた。
帰りはオレコが先で、おじいわんが待機。
さみしそうなんだが、戻ってくると静かに眠って待っていてくれる。
なんてやさしいいい子なんだろう、おじいわん。
オレコだったら泣いて苦情が来ていたかもしれない。
泣かなくても怖くて怖くてあとで面倒なことになっていたかもね。
夏場の暑いときはできないけれど、春先はこうして時々連れて行ってあげたいな。
おとうさんは仕事で休みがなくて、徹夜が続いているからね。
さびしくて、つまんないんだもんね。