犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

お下がり。

2015年02月18日 | おせわがかり日誌


こどものときにお下がりばかりだった人はいやかもしれないけれど、

お下がりってちょっとうれしかったりするもんだ。

人間でもそうなのだから、犬もそうかもしれない。

こんすけにと、お下がりをくれた方がいた。





つい先ごろ、こんすけによくにた老柴犬を看取ったばかりの方からのもの。

おじいわんジャー事件を心配してくださり、

大量のおむつと、サイズが合わなくて使わなかったお洋服とレインコートを頂いたのだった。

老犬のお世話で困ったときはぜひなんでも聞いて、という、頼りになる、心温まる手紙も添えてあった。





それからというもの、おじいわんは一度もジャーしていないが、不安に思うこともあったし、

おむつは実際の介護用に体の負担を軽減するようその方がカスタマイズされたもので、こういうのとても勉強になる。

おまけに亡くなったわんこはおじいわんとほぼ体形が一緒という寸法。そのまま使える。

先達の教えとは、うれしいものだなあ。







ピンクのシャツはオレコにといってくださったのだが、ラブラブドールは大きくて入らない。

仕方ないね、といって、こんちゃんのものになった。

これがとてもよく似合う。





洋服すべてがおれこのお下がりで、ピンクで統一されていて、それはそれでかわいいのだが、

「いつか青いのも買ってあげようね」

と夫が言っていて、なかなか買いに行けず、つい、あるもので済ませているうちに、

なんだかおじいわんは、ピンク以外は似合わない気がしてきた。

と思っていたら、ピンクの頂きもの。もうこれは運命だ。

大急ぎで着せて撮影して写真を送って、お下がりをくださったママからDM。

「こんちゃん、ピンクでゴメンね。でも○○○にはよく似合ってる色だったの。」

いいえ。たぶん、こんすけのイメージカラーはピンクと決まっていたのです。

いくつも撮影して写真を送った。

「着られたのなら良かったです。まるで○○○をみているようで私もうれしいです。こんちゃん、似合ってるよ! お忙しいのにお写真ありがとうございます。ちょっと泣きそうです。」

まだつらい時期だと思うけど、春の訪れが痛みを和らげてくれたらいいなと祈った。





看板犬たちよ、いいかい。

おかあさんは会社でお仕事しているんだよ。

(決してあそびにいってるんじゃないのだよ)

だからさびしいだろうけど、

つまんないだろうけど、お留守番がんばっておくれよ。

おいしいごはんつくってあげるからな。