ゆるり草

日々の暮らしのあれこれ

小川洋子著 ことり

2013-03-03 16:36:48 | 
小川洋子著「ことり」を読みました。
深夜に読み上げ、感想を文章にするには、
まだ心が落ち着いていないほど感銘しました。

昨年末に新聞記事をきっかけに購入しました。
きっと心に染みる小説であろうと思いました。
だからこそ、ちょっとこわくて、すぐには開けず、
昨日まで、目の端に入るあたりに置いていました。

小川洋子氏の小説を始めて読みました。
本も映画も話題になった「博士の愛した数式」を書いた方なのですね。
他の小説も読でみようと思います。
美しい文章でした。

そして、装丁もとても美しい本です。

この小説に、これ以上なく相応しい。
帯の色ももちろん考慮されて入るのでしょうね。
そして、今朝、帯を外し帯に隠れていた裏表紙を見て、また泣きました。
装画・オブジェを手がけられたら勝本みつる氏
装丁の田中久子氏
すばらしい感性です。感謝します。
電子書籍を否定はしませんが、紙の本の魅力のひとつは装丁です。

そして、偶然、今朝の新聞記事(本よみうり堂)に
小川洋子氏がこの本を書くためにお世話になったといわれる
東大教授 岡ノ谷一夫氏と
その著書「「つながり」の進化生物学」が紹介されていました。
読んでみようかと思いますが、アカデミックで無理かな。
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