女人高野山の室生寺だと思われます。明治5年まで高野山は女人禁制の聖地でありました。そのなかで、女性の祈りを集めたのが女人高野である室生寺であります。
この絵葉書の売りはまず、売店です。戸板に商品が並べてあり、木製ガラス張りのショーウインドーに茶店も併設されており客の老人、本堂の幔幕には染で女人堂、巴文、五七の桐文とあります。古いバスに人々が急いで、乗り込む姿。絵葉書好きにはもう堪らんワールドでございます。
「思ひ出よかなし女人堂の夕べ ほのかに落つ月のひかりに胸底に湧くなみだあつきよ」というキャプションまで添えられてもうこりゃこりゃでございます。
昨日の弥富億: 面白い御品があったらとりあえず、買いたい、この一筋の気持ち