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古伊万里染付立銀杏と露文猪口 カテゴリー: 古伊万里染付  No. 22

2015-08-28 18:22:20 | 古伊万里染付

 皆様のお病気の進行状況は如何でございましょうか。病に倒れて身動きの取れない方が続出しているのではないかと、お慶び申し上げます。

 それでは骨董・古物の代表選手であります。いわゆる「そば猪口」を本日お出ししました。骨董屋さんが「初期の蕎麦猪口」ですよとセールストークをされる物ですが。

しかし言葉は正確に使いましょう。「初期の蕎麦猪口」と言われているのは「初期伊万里」の蕎麦猪口ではなくて、蕎麦猪口の初期の物です。

蕎麦猪口は元禄時代から始まると考えてください。ごく一部にそれを上回る古い手がありますが、フツーのコレクターにはまず御縁がございません。

この猪口は「そば猪口絵柄辞典 小川啓司 光芸出版社」に同手が載っております。露の描き方が独特ですのでよくご覧ください。

やっと古伊万里が載せられたので一安心です。なんだか忘れ物をしているようで気分が落ち着きませんでしたが、これで一息つくことができました。



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