昨日、ヤボ用で何年振りかに電車で名古屋に出た。乗り換えのため、刈谷駅で名鉄のホームから階段を登って中央通路に出たら、前方に通路を塞ぐほど大きな「万燈の実物」が展示されていた。おのぼりさんのおじさんは、夕方のラッシュにも拘らず、何はともあれ「珍しいモノは写真を撮るのだ」とシャッタを押した。帰宅を急ぐサラリーマン達は、冷たい目でチラリ。新聞でしか見たことがないので、実物を前に、その大きさにビックリだ。カタチは団扇状に薄く出来ているが、細工、色付けの工夫で、確り奥行きがある様に見える。彫り物のようだ。これで中に燈が入ったら陰影が更にクッキリと浮かび上がって来るのだろう。裏側はフラットな紙障子状になっていて、下の方の取っ手の木に、白布を巻いて人が持ちやすくなっていた。手垢が付いているところを見ると、正に本物だ。イヤでも全ての乗降客が目にする。さて、祭り当日の人出は如何に・・・。暑くなりそうだ。

