明け方の雨風の勢いは凄かった。こりゃあ、家の周りの生垣が酷い事になっているだろうと、起きてすぐ見回りした。案の定、背丈の高い鉢植えは倒れ、方々に散らばり、南天の若木は2本折れて飛ばされていた。この片付けをしながら、ふっと、3坪農園の方が心配になり出した。雨が上がると直ぐ出掛けてみた。此方も添え木のない野菜は全て倒れていた。慌てて根元の土を押さえ付けて、添え木を立てて縛り付けた。農園周りの雑木林は、と見ると、葉っぱが痛んでいるものもあったが、さすが雑木だけの事はある。枝が折れたり荒れたりしているものはなかった。只、ブラックべりの柔な枝が、熟し始めた実もろとも地面に叩き付けられていたことと、毬藻のような栗のイガイガが幾つも周りに落ちていた。コイツは子供達が悪戯して怪我でもするといけないので集めて、刈った草を被せておいた。この程度の被害(?)で済んだことに感謝。





