秋田の大定番「秋田銘菓 金萬」という饅頭があります。この「金萬」とはカステラ風の薄皮で白あんを包んだ焼き饅頭なのであります。
昭和28年ころ、「金萬」創始者が東京の「都まんじゅう」店に刺激され秋田駅前で売り出したのが始まりだそうです。まぁ「都まんじゅう」インスパイア系ってのが「金萬」です。
金萬は秋田県内の観光案内所、道の駅、駅、新幹線の車内販売、県内のショッピングセンターで売られてます。これらは真空パック金萬で賞味期限が7日間。そして、本店と一部の店舗だけで売られている生金満(略して生金)賞味期限が3日間。今回は、中通りにある公営駐車場店で生金を購入(10個 630円 2013/11月)実を申しますと私、真空パック金萬を食べたことがありません。ネットの口コミによると断然「生がいい!」そうです。真空パック品と比べてフワフワもちもちで口当たりが優しいとのこと、生金を食べたいなら秋田に行って食べてくださいとのことでした。
昔、大流行した「都まんじゅう」は名を変え広がり、同じような饅頭が全国に存在します。しかし秋田にあるこの饅頭には「28個」とゆうフレーズが付きまといます。35歳位以上の真秋田県人なら「28個といえば金萬」「金萬といえば28個」と答えが返ってくるはずですが……若い秋田県人や他県の人にはわけのわからなん隠語なのです。現在放映されてる「金萬」のCMにも外人さんが「28コ、タベマシタ!」って全く脈略のないコメントが流れてます。ホント経緯が分からない人には謎のフレーズです。
この謎のフレーズは「金萬」の初代TVCMから来ています。
<noscript>【ニコニコ動画】金萬 元祖CM</noscript>すべてはこのCM から。バスの運転手さんの画面のときに流れる中学生らしい男の声(声変わり前かな?)で「28個たべました!」って以後40年後の今まで引き継がれています。さて、この「金萬」一気に28個は食べれるか?とゆう議題は30年前からありました。当時の秋田県人誰もがも考えたはずです「金萬」の28個。このCMはこんな秋田県人のハートをガッチリ鷲掴み、以後秋田では「金萬」と28個は連想語となり定着しました。しかし今では秋田でも起源となったCMを知らない人が多くなってきてます。ちなみに私は28個食べれません。無理無理!
私、実は「金萬」は好きではありませんでした。ほかにも美味しいお菓子沢山あったし格別「金萬」食べたいってことも無かったです。まだ大判焼きのほうが好きでした。ですがだんだん年を重ねると大人の味「金萬」の良さが分かるようになってきました。「あまり甘くなくさっぱりしている」元祖CMのじっちゃんコメントと同じ感想です。「金萬」は昔から大人の味だったのですねぇ~。お茶請けに最高です28個はいらんけど…
たまーーーに食べたくなる白餡族ですね。