katydid's blog

ハネナガキリギリスが住んでいるところに生息しています。

無知でも博愛でも偏見でも

2017-08-12 20:51:15 | 2017
今日もいつもどおり♂君と♀さんを飼育ケースから出して自由にさせていました。

♀さんがところどころで産卵の体勢に入るので

いつもより注意深く見ながら都度土の上に置いてあげて。

僕よりも何百倍も小さな身体で何度も卵管を土に入れて長い時間を費やして。

毎年見ているのですが、いつも過酷な使命に胸が詰まります。



産卵する、疲労困憊する、体力を回復させる、これを繰り返します。

この時ばかりは自分の時間が許す限り手の温もりで休ませてあげたくなります。

草原であれば敵もいますし産卵時の状況は室内よりも厳しいかも知れません。

前にも書きましたが今年の♀さんは手のひらではなく何故か背中で休むのですが

そうですね 今背中で休憩をして5時間経ったくらいです。

相当に体力を失っているのでしょう。



こういう日は♂君がどれだけ鳴き続けても近づけさせないようにしています。

是非の正当化や無知な言い訳を長々と書いたところでほぼ無意味なので

キリギリスではない僕の偏った考えに基づいてそうしています。これが理由で答えです。

何を真剣にそこまで思いやっているのかと呆れる方もいるでしょう。

しかし命ある仲間を思いやったり愛情を抱いて接したりするのは僕にとっては当たり前のことで

キリギリスだから大げさとは思えないのです。

~好きと言われる方やそれを自負する方には分かってもらえるかなと

これも勝手に思っています。



♂君

♀さんは昨日今日と食事も殆ど摂らずに、ほぼ1日中産卵と休憩を繰り返しているから

もう少し我慢してくれ

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