暇人のぐうたら日記

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神戸製鋼、日産自動車問題の深刻化

2017-10-18 10:43:10 | 時事

神戸鋼<5406>が前日比34円安の819円と3営業日ぶりに反落している。同社は17日、データ改ざん問題で米司法当局から関連書類の提出を求められたと発表。米企業ではGM、ボーイングなどが神戸鋼製品を使用しているが、市場では「調査結果次第だが、最悪の場合、これら米企業が損害賠償を請求してくるとの警戒感が広がっている」(銀行系証券)と指摘され、売り優勢の展開となっている。

日産自<7201>は前日比4円安の1082円と小甘い動き。同社が無資格の従業員に新車の検査をさせていた問題で、9月の問題発覚後も一部の工場で無資格検査を継続していたことが分かったと、複数のメディアがきょう報じた。

もはや社長が謝って済む問題ではなさそうである。アメリカには懲罰的損害賠償というものがあり、データ改ざんなどに対してはより重い損害賠償が言い渡される。神戸製鋼所は極めてその確率が高い。日産自動車については未だアメリカは態度を明らかにしていないが、もし仮にアメリカでも同様のリコールが発生した際はただでは済まされないだろう。

日本の規制当局は再発防止策の提出を求めるだけで対応が甘すぎる。業務停止処分を科すのが当然と考えるが、経済的影響が大きいからそれはできなのだろう。アメリカさんが許してくれるだろか。