第59代宇多天皇は、皇太子(のちの醍醐天皇)に帝王の心得として「寛平御遺誡」というものを遺しているが、それには、次のような項目が見られる。
中途半端な民主主義が暴君を生み出す。世襲なら壬申の掌握術などが徹底的に叩き込まれる。しかし、民主主義は人民による選挙により選ばれる。したがって、帝王学はなじまない。戦後70年が経過し、平和は100年は続くことはないというのが歴史が物語っている。これからは、人民の選んだ暴君が国を支配する時代に転換したことになり、チェック機能が働かないもっとひどい暴君が現れる可能性もある。デモも、国会も機能せず。草の根は選挙がないと役に立たない。地方分権ならリコールができるが、国会議員は特権が認められており、何もできないのである。