FPの胃袋 ~FP・社労士 川部紀子のブログ~

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 川部紀子の腹の内。

FP・社労士事務所 川部商店

AIR-G' スパクルSparkle College マネーは「超初級!アメリカの利上げって?」

2015-09-28 | ブログ
今日のAIR-G' 『Sparkle Sparkler』Sparkle College マネーのテーマは、
「超初級!アメリカの利上げ」

ちょいと復習を!

今年9月に、世界の経済で多分いちばん注目されていたのが「アメリカの利上げ」

「利上げ」の「利」とは?

民間の銀行は、お金を作っているわけじゃなくて、
政府の銀行である中央銀行(日本なら日銀ですね。)から借りていたりもします。

その時の金利が「政策金利」

今回話題の利上げの「利」は、アメリカの政策金利のこと!

なぜ、今話題に?

そのアメリカの利上げが、9月っぽいぞ~!
という話が、前々から世界中で予想されていました。

上げるか、上げないかを決定するアメリカ内での話し合い(FOMC)が9月16、17日にあったので話題になりました。

上げる、上げないの話し合いの結果の前に、
なぜ政策金利を上げるの?

景気が良いのはいいんだけど、良いのを通り超してしまうのはマズい!

・良すぎると、モノが売れるから、企業は人を雇う
・給料をいっぱい払わなくてはいけないから仕事を作るために設備投資をする
・モノを作るために今までよりもコストがかかるからモノの値段が上がる

この状況が続きまくることをインフレといいますが、

不動産や株価も上がり過ぎて、預貯金とか、お金そのものの価値が、
下がってしまうことにも繋がります。

実態よりも、見た目のお値段が上がってしまうバブルの要因にもなり得ます。

格差にもつながりそうですよね。

そこで!
いよいよ利上げが出てきます。

アメリカのかなり景気が良くなってきたので、
過熱を防ぐことも考えなきゃいけない段階だということに。

政策金利を上げると、民間銀行が企業に貸す金利も上がるので、
ジャンジャンお金を借りづらくするのが狙いです。

蛇口から出る水をキュッとしめるイメージです。
景気の引き締めという言い方も。

(逆に景気が悪過ぎるときは、政策金利を下げるわけです。ゼロ金利政策とか。)

では、話し合いの結果は?

今回は利上げしませんよ!
でも、年内にはあると思っててね!という結論になりました。

アメリカはもう利上げする時期なんだけど、
最近、中国とか新興国が不安だから、
あまり刺激するとアレでしょ、的な感じで見送られました。

アメリカのことなのに、なぜ世界が注目?

アメリカが利上げをすると、最近やや苦しい新興国のお金が、
「アメリカの方がいいぜ!」的になって流れることが心配されています。

そうなると、新興国で商売をしていた先進国にも影響が出て、
世界同時株安とか、世界同時不況ということになるのをみんなが心配しています。

アメリカもそう簡単には上げられないというわけです。

利上げの時期とか利上げの幅とか、
世界のお金の流れに注目ですね!



私は朝の便沖縄から東京へ。
那覇空港でギリギリまで沖縄を満喫。
シークヮーサージュースとジューシーおにぎりで朝ご飯!東京のお仕事を終えて、夜の便で札幌に~!