FPの胃袋 ~FP・社労士 川部紀子のブログ~

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 川部紀子の腹の内。

FP・社労士事務所 川部商店

「金ピカ先生」死去ニュース 際立つ言葉は「生活保護」

2019-09-26 | ブログ
「金ピカ先生」
40代以上なら誰でも知っているのでは?

超有名な予備校講師で、テレビにもかなり出演していました。

そんな「金ピカ先生」が亡くなったそうです。

「金ピカ先生」死す…カリスマ予備校講師の佐藤忠志さん68歳、自宅で

ベビーブーム世代は大学受験が大変なので浪人生が量産されました。

現役高校生も多いのに浪人生もたまるので、予備校も大盛況!

駿台予備校、河合塾、代々木ゼミナールは、三大予備校「SKY」なんて呼ばれていました。

人気の先生達は億万長者だったとか。
そんな中でも抜きん出た存在が「金ピカ先生」だったと思われます。

「全盛期には年収2億円超えた」とご本人も話していたようですし、名を体現するような華々しい暮らしをされていたことを想像してしまいます。

でも、全盛期を過ぎ、
報道によると、心筋梗塞、脳梗塞を患い、生活保護を受けていたとのこと。

やっぱり目立つのは「生活保護」という言葉ではないでしょうか。

ものすごく稼いでいた人の自己破産や生活保護というのは、もはや「あるある」

収入を「フロー」、貯蓄などを「ストック」と言いますが、

稼ぎというのは、まさに「フロー」
「流れ」です。

どんなに太く強くても、「仕組み」を作らなければ「ストック」にはならず、流れていくのは当たり前で自然なこと。

あらためて、そんなことを考えさせられました。

並外れた稼ぎからたくさんの税金と社会保険料を納めて、消費で世の中にお金も吐き出したんだから、最期は生活保護のお金を貰って暮らそう!

金ピカ先生だって、そんな計算はしていないでしょうから、時代の変化、病気、離婚など状況の変化に対応する「ストック」はなかったと考えられます。

個人的に、貯蓄一辺倒の節約家はあまり好きではなくて、金ピカ先生みたいな破天荒キャラは魅力的だと思います。

でも、お金で不幸になったと感じさせるような報道が最期のメディア掲載だと思うと、やっぱり残念でなりません。

金ピカのお葬式で締めくくってほしかったですね。



株式会社サイゾー『Wezzy』の連載 〜生き延びるためのマネー〜の最新記事がよく読まれたようです。

順位よりも内容ですが、1位はやっぱり嬉しいです。