雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

春冷え

2010-04-17 10:06:13 | うた
   桜が散ってしまって
   霰が落ちる冷え込みがあった
   こんな夜更けに
   笛を吹いている呆け者がいる

   風もふきだしている

   あれは村で評判のはねっかえりだ
   春祭りにみこしの前で
   素っ頓狂にとび回っていたが
   あの日のうかれ気分を思い出す
   もらい酒でもしたのだろうか

   まだ止みそうにないあの笛の
   不意な時刻の
   異様な音色が
   山際の村人たちの
   平穏なゆめの「中にしのびこんで
   寝覚めの悪い朝を招きそうだ (1980.4)

関東地方は思わぬ雪で大変なことになっているようだ
北陸では4月に雪や霰が降ることは時々あるのだが
それにしても今年の春の冷え込みは異常に思える。

世間があまりにも温暖化温暖化を騒ぎすぎるもので
頭を醒まさせようと天の警鐘じゃなかろうか?

こう寒くては、満開の桜を見ていても華やかさが半減して
桜花爛漫という高揚感が沸かないよなぁ