8年前の今はまだ
こんな出会いが待っているなんて、思ってもいなかった。
午後、ボランティアで通っている里山に
一人で草むしりに行った帰り
生まれて間もない仔猫たちと遭遇した。
真っ黒仔猫が4匹と
ひとまわり小さくて汚れたブチが1匹。
そのブチが、そら。
わたしに向かって駆けてきて、
連れてって、助けて、と離れようとしなかった。
あの懐っこさそのままに暮らしてきたそら
わたしを人間ソファーか何かと思っているらしい
先住猫のmomo姐にはずいぶん拒否られたね。
それでもめげず、いっつもmomoのお尻を追いかけてたそら。
遊んでるつもりで、構って欲しかったんだよね
その甲斐あってだいぶ打ち解けてきたのに
昨冬、旅立っていったmomo。
‘‘ひとりでいること‘‘に、
そらもわたしも慣れるのがけっこう難しかったけど
こんな佇まいが、
やっと目に馴染んできた。
今朝もまだ暗いうち、気配に目が覚めると
すぐ脇で毛づくろいに余念がないそらがいた。
こんな日が一日でも長く続きますように。
寝ぼけたまま布団の中で願いました。
そらはわたしの最後の猫、なんだから。
にゃ