杉本かよブログ

杉本かよのちょっとおしゃべり

抜本的改革

2009-11-16 13:51:39 | 日記
抜本的改革という意味は、今あるものを根っこから見直そうということだと思います。
「なんだか、間違っている・・・」というような漠然とした中身に対して、「抜本的な改革が必要ではないか」と言ってしまいがちな気がします。

しかし、物事の中身が深く理解できるようになると、180度変わるような改革は不向きであることに気付きます。

事業仕分けは今や流行語のようになってしまいました。
地方交付税の一括交付金化ということが叫ばれていますが、確かに、地方が自由に使えるようになることは一見すると良さそうに思われます。
中には、必要のないような事業に無理やり使っていたような妙な紐付けがあったこともありそうです。
しかし、枠配分の弊害というものもあります。
地方は財政的に困窮していますから、困っている度合いが高いと思われるほうから予算が当てられ、一方で十分に配分されない事業もでてくるようになるでしょう。
しかし、どんな小さな予算も現場にとっては大変意義のある貴重なものばかりなはずですから、そういった現場の事情を深く議論することなしに削ってしまうことはいかがなものでしょうか。
一括交付が必ずしも地方にとっていいとは言えない気もします。
消費税の目的税化ということが叫ばれる一方で、目的のはっきりしないお金が支給されるということには若干疑問を感じるのは私だけでしょうか・・・



改革は緩やかな方がいいように感じます。
コメント
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