3月19日(水)
ジンチョウゲ(沈丁花)
ジンチョウゲは三大香木の一つです
三大香木とは 香りの強い花を付ける三つの樹木の事を言います
春 チンチョウゲ(沈丁花)
夏 クチナシ(梔子)
秋 キンモクセイ(金木犀)
この三つの樹木が三大香木と呼ばれています
咲く時期はバラバラですがどの樹木も季節の風物詩になっています
日本では庭木や街路樹に使われています
春に咲くジンチョウゲは樹高1~1・5m程で枝が良く分岐するので
特に剪定をしなくても丸くこんもりと形を保ちます
特徴
やはり薫り高い花ではないでしょうか 雄雌異株で雄株と雌株がります
日本に流通している物の多くは雄株で実を見る機会はめったにありません
※赤い実を付けますが猛毒です
※沈丁花の実生は厳しいですが梅雨時や春頃に挿し木で増やせます
花ことば 栄光 勝利
栄光は葉が月桂樹に似ている事やギリシャ神話のダフネの話に由来します
太陽神アポロが恋の神エロスを揶揄した事でエロスはアポロには恋する矢を
ダフネには相手を嫌う矢を放ちます
アポロはダフネに求婚し続けますがそれを嫌ったダフネは月桂樹へと
姿を変えます
アポロはせめて自らの聖樹であってほしいと永遠の愛の形として
月桂樹で冠を作り肌身離さず冠しているのです
※月桂樹の冠はこの伝説から栄光の証ともされ沈丁花の花ことばに
なったようです
2025.3.19 ジンチョウゲ(沈丁花)